蛍雪次朗

３０年ほども前、「お笑いスター誕生」という番組がありました。

この番組を通じて多くのお笑いスターが巣立って行きました。とんねるず。竹中直人。ダウン・タウン。ウッチャンナンチャン……。

そうした錚々たる出演者たちの中に、こんなグループがおりました。

「蛍雪次朗一座」。


ですから私は、この方をずっとお笑いの人だと思っていたのですが、元々劇団出身の方で、お笑いも演劇の勉強の一環だったのでしょうね。



この方が一躍注目を浴びたのは、金子修介監督による「平成ガメラ三部作」で演じた、大迫力（おおさこ　つとむ）警部補（元）でしょうね。以降、出演本数が飛躍的に伸びた印象があります。


大河ドラマにもよく出演されておりますが、最近では「天地人」で演じた、遠山ナントカいう役が面白かった。

北条家の家臣なんですが、スパイ活動みたいなことをしている、得体のしれない不気味な役で、ドラマそのものは正直つまらなかったけれど（笑）この方見たさにドラマを観てました。


この人が出ているというだけで観たくなる。名脇役にはそんな力があります。



この方も、そんな“名脇役”の一人。