光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

NTTとスカパーJ、宇宙でデータ処理 電力消費削減

2021年05月20日 | 新技術開発

NTTが宇宙空間でデータ処理をする仕組みの実用化に乗りだす。地上の自動車や発電所から得たデータを衛星間で処理をして、効率的な運転につながる情報にして戻す。宇宙空間で地上のデータセンターの役割を担うことになる。同社の光通信技術はデータ伝達の電力消費を無線に比べ100分の1に抑えられる。地上での電力消費も減り、地球環境への負荷を抑えられる。 


衛星の運用ノウハウを持つスカパーJSATホールディングスと提携し、2022年から実証実験を始め、25年に商用衛星を打ち上げて26年のサービス開始を目指す。将来的には衛星を数百基程度運用することを想定している。
宇宙と地球の間で大量のデータをやり取りする必要がなくなるほか、必要な情報を宇宙から直接送ることで必要なデータを早く受け取れる。観測衛星が撮影した上空画像は地上で入手するのに今は1日程度かかっているが、数時間以内で入手できるようになるとみられる。

NTTが「IOWN(アイオン)」と名づけて開発を進める光通信技術を利用する。データの高速通信が可能となり、データ伝達の電力消費もいまの100分の1になる。データ処理に必要な電力エネルギーはすべて太陽光で賄う。地上でのデータセンターは大量の電力を消費することが課題となっているが、宇宙空間でデータ処理をすることで脱炭素にもつながる。


さらに概要を知りたい方は次の記事を見てください。
日経新聞のニュース  



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100GbE出荷が10GbE出荷を超える

2021年05月11日 | 製品の市場動向

Crehan Research Incの調査によると、100GbEデータセンタスイッチポートの総出荷が、2020年通年で20%増となった。
 堅調な増加により、10GbE出荷の継続的な減少と相俟って、100GbEが10GbEを上回り、最も広範に導入されているデータセンタEthernetスイッチ接続速度となった。
 


最初の32 100GbEポート(3.2Tbps)スイッチ導入後わずか5年で、100GbEが出荷の大半を占めたためである。ハイパースケールクラウドサービスプロバイダ顧客セグメントは、この移行の主要な原動力であり、これまでの100GbEデータセンタスイッチ累積の大半を占めている。
100GbEへのこの急速な移行は、データセンタスイッチサプライヤエコシステム内に一定の重要な市場シェアを形成し、これらのシェアは、今度は再び200GbEや400GbE、、へと勢いづいている」。


さらに概要を知りたい方は次の記事を見てください。
LFWJのニュース  



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