光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

中国の通信機器大手ZTE、640kmの光ファイバで10Tビット/秒のデータ転送を達成

2011年03月31日 | 光製品情報
 中国の大手通信機器メーカーであるZTEは、長さ640kmの1本の光ファイバを介して10T(テラ)ビット/秒のデータ転送を達成し、これまでの世界記録を塗り替えたと発表した。10Tビット/秒は、HD品質の映画コンテンツを1秒間に160本も伝送できる速度だ。

 ZTEは、米国のカリフォルニア州ロサンゼルスで2011年3月6日~10日の日程で開催された光ファイバ通信関連の国際会議「OFC/NFOEC 2011」において、このデータ伝送実験の成果を発表している。

 同社は今回の実験で、特許取得済みの「キャリア生成技術(carrier generation technology)」を利用した。周波数をロックしたコヒーレントなサブキャリアの光信号を112本生成し、各サブキャリアが100Gビット/秒の変調信号を搬送する方式を使うことで、1チャネルで11.2Tビット/秒の光変調信号を生成することに成功した。FEC(前方誤り訂正)などのオーバーヘッドを考慮すると、実質的なペイロードの転送速度は10Tビット/秒だった。

詳しい情報はこちら。
中国の通信機器大手ZTE、640kmの光ファイバで10Tビット/秒のデータ転送を達成 | EE Times Japan

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「局舎全壊は初めて」、NTTが語る大震災の被害と復旧見通し

2011年03月31日 | 企業情報
 NTT(持株)、NTT東日本、NTTドコモは、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の被害状況とこれまでの復旧状況、そして今後の予定として、4月末までにほぼ復旧するとの見通しを発表した。

 30日には都内で記者会見が開催され、NTT代表取締役社長の三浦 惺氏、NTT東日本代表取締役社長の江部 努氏、NTTドコモ代表取締役社長の山田 隆持氏が顔を揃え、それぞれの立場から被災状況と復旧に関する説明が行われた。

 三浦氏は会見冒頭、「今回の震災で亡くなられた方の冥福を祈るとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。今回の災害がいかに未曾有だったかと思う中で、通信の重要性をあらためて痛感した。まだ復旧していない場所にはご迷惑をおかけし申し訳ない」と述べた。

詳しい情報はこちら。
「局舎全壊は初めて」、NTTが語る大震災の被害と復旧見通し - ケータイ Watch

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NTT東日本、震災避難所に無料インターネット接続コーナーを設置

2011年03月30日 | 新政策
 NTT東日本は25日、東北地方太平洋沖地震の避難所に無料インターネット接続コーナーを設置していると発表した。PCメーカーやISPの協力を受け、24日現在で113カ所にPCおよびブロードバンド回線を用意している。

 東北地方では宮城に21カ所、山形に3カ所、福島に3カ所を設置しており、一部ではWi-Fi環境も用意している。このほか、栃木や群馬、東京、新潟、山梨、長野の避難所にも設置している。

 今回の取り組みでは、東芝やNEC、富士通がノートPCを合計1650台、バッファローが無線対応ブロードバンドルーターを約1000台、NTTコミュニケーションズ(OCN)とNTTぷらら(plala)がインターネット接続サービスを提供している。

詳しい情報はこちら。
NTT東日本、震災避難所に無料インターネット接続コーナーを設置 -INTERNET Watch

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NICTら、1本の光ファイバで109Tbpsの伝送容量を実現

2011年03月30日 | 光デバイス
情報通信研究機構(NICT)は、オプトクエスト、住友電気工業(住友電工)と共同で、光通信において新たに開発した光ファイバ1本で109Tbpsの信号伝送実験に成功したことを発表した。

現在の光通信は、ファイバ線中の1本の光の通路(コア)に、さまざまな光信号を送信する形で行われている。

光信号は直径9μmのコアに閉じ込められ、コアのエネルギー密度は太陽の表面並みに高く、注入できる信号パワーの限界があり、光信号が歪むことでエラーが生じたり、ファイバが熱破壊を起こす恐れがある。

光ファイバへの注入パワーの限界(信号パワーを上げていくと、非線形光学効果さらにはファイバフューズが発生するため、信号パワーによる伝送容量確保は難しくなる)

そのため伝送方式の開発により、年ごとに増加を続けていた光ファイバの伝送速度は、2001年を境に増加率が鈍り、毎秒100Tbps近辺が限界と考えられていた。

また、現在の光ファイバ開発当時に、1本のファイバに複数コアをもつマルチコアファイバも考えられたが、それぞれのコアから漏れた信号が干渉しあう、ファイバの結合時にコアがずれるなどの技術的問題があり、マルチコアファイバの開発は進展しなかった。

今回NICTは、技術的に難しいと考えられていたマルチコアファイバの問題を解決し、109Tbps、16.8kmの伝送実験を行い、すべてのコアにおいて良好な通信品質を確認した。具体的には、オプトクエストが開発した「既存の光ファイバ7本を7コアファイバに接続するための7コア同時空間結合装置」と、住友電工が開発した「コアからの信号漏れを大幅に低減した7コアファイバ」を利用し、実験の実証を行った。

詳しい情報はこちら。
NICTら、1本の光ファイバで109Tbpsの伝送容量を実現 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

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総務省、NTTの光接続料引き下げを認可へ

2011年03月29日 | 通信市場
 NTT東西地域会社が申請した光回線の接続料改定について検討してきた総務省情報通信行政・郵政行政審議会の電気通信事業部会は29日、NTT東西が3年間で段階的に2010年度比約30%まで引き下げるとした2011~13年度の光回線の接続料金を申請通り認可すべきだと答申した。これを受け、総務省は4月上旬にも認可する見通しで、通信事業者が提供する光サービスの利用者料金も値下げが期待できる。

 NTT東日本は、1芯で最大8ユーザーまで利用できる戸建て用接続料は11年度に月額3756円(10年度比10%減)、12年度に3155円(同25%減)、13年度に2982円(同29%減)と3段階で引き下げる。

 NTT西日本も同様に4298円(同2%減)、3995円(同9%)、3010(同31%)と下げ、東西格差は189円から28円に縮まる。

 事業部会は答申にあたって、NTT東西が要望していた接続料の需要予想と実際の収入の乖離(かいり)額調整の恒常化を退け、特例措置とすることを認可条件とした。

詳しい情報はこちら。
総務省、NTTの光接続料引き下げを認可へ+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

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ホームネットワーク用POFトランシーバを製品化

2011年03月10日 | 企業情報
OE Solutionsは、POFに適合する1.25Gbps,2.5Gbpsの双方向SFPを製品に追加した。

詳しい情報はこちら。
OE Solutions plastic optical fiber transceiver targets home networking | Fiber Optic Equipment Design Information | Lightwave Online

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NTTドコモ回線7.2Mbpsで2,980円高速無線サービス「DTI ハイブリッドモバイルプラン」募集開始

2011年03月08日 | 通信市場
株式会社ドリーム・トレイン・インターネットは、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山田隆持、以下「NTTドコモ」)と、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有馬彰、以下「NTTコミュニケーションズ」)のネットワークサービスを利用した3Gと公衆無線LANのハイブリッド型高速無線サービス「DTI ハイブリッドモバイルプラン」を新設。

日本最大のサービス提供カバー率を持つNTTドコモのFOMA 3G回線を利用し、最大7.2Mbps(下り)を転送量無制限でご提供するだけでなく、NTTコミュニケーションズが有する全国約4,000アクセスポイントの公衆無線LANサービスをハイブリッド型でご提供することで、カバレッジと高速接続の2つのニーズを業界最安値価格帯で実現しています。

詳しい情報はこちら。
NTTドコモ回線7.2Mbps(※1)/ 転送量無制限+公衆無線LAN 4,000箇所=2,980円の高速無線サービス「DTI ハイブリッドモバイルプラン」を本日より募集開始

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