第829話 「小さなひかり・・・第41章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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彼女にふられた次の日・・・というか一睡も出来なかった。
ご飯もろくに食べることが出来なかった。
無理して食べようとすると嘔吐していた。

まさしく生きる屍だった。
ただ・・ただ・・部屋でボーッと座ってるだけ。
意識があるのか無いのか分からない。
TVがついてても観てるのかどうかも分からない。
知らない間に涙が流れてた。それさえも気付かない。
しばらくして「俺、何で泣いてんだ・・」とやっと気付くそんな状態だった。

一番辛かったのは仕事だ。さすがに仕事を休むわけにはいかない。
しかし会社には何事もなかったかのように普通に過ごさなくてはならない。
それが物凄く辛かった。

電波障害の会社は社長に少し問題があった。
まぁ今思えばどこの会社の社長も同じなんだろうけど。
結局、この会社は辞めてしまった。
ここから私の転職人生が始まる。

この頃は色んな仕事をした。
某飲食チェーン店の店長候補、エアコン取り付け、不動産の営業、
害虫駆除、宅配業・・・他にもあったかもしれない。

自分の精神状態は良くなくて仕事をコロコロ変えてた。
仕事の昼休みにあまりにも辛くて荒川氏に電話した。
荒川氏は私に色んな励ましの言葉をかけてくれた。
あの頃、荒川氏が居なかったらどうなってたか・・・。

彼女と別れて私にとっての支えが無くなった。
何故そう思ったか分からないが
金をひたすら稼ごうという気持ちになった。
しかしそうそう給料のいい会社なんてあるもんじゃない。
私はこの頃、よろしくない状況がしばらく続いた。

そんな状況が2年か3年たっただろうか・・・
少しづつ気持ちが落ち着いてきた。
そしてようやく自分自身の事を考えれるようになった。

「このままじゃヤバい・・・どーしたらいいんだろう？」
考えた・・・ひたすら考えた・・・・
考えに考えた結果、一つの答えが出た。


「もう一回・・・バンドやろう」


・・・・・続く



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