第804話 「小さなひかり・・・第17章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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私が入社した印刷会社は3交代制というやつで
昼3日働いて1日休みがあって3日夜勤働いて2日休み
の繰り返しだった。
でかい機械で色んな雑誌やら印刷していた。
私はこの仕事は長くやらないだろうとは思っていた。

私が配属された工場に新入社員は3人しか配属されなかったんで
自然とこの3人は仲良くなった。
しかしこのうちの1人はしばらくして辞めた。
私と荒川氏が残ったんでますます仲良くなった。
私は音楽以前に荒川氏のキャラが好きだった。
面白い奴だなって。

荒川氏はパンク系が好きだったんで私とは音楽の趣味は合わないと思ってた。
実際、私はこの頃、ロックの原点はブルースだから
ブルースを聴こうと思ってた時期だった。
ましてや当時のメタルとパンクは水と油。
まったく相容れないジャンルだった。

しかし以外なところで共通点があった。
荒川氏とロック話になったところ荒川氏が
「ジョニー・サンダースって知ってる？」と聞いてきた。
私「知ってるよ」荒川氏「えっ何で知ってんの？」
私「だってニューヨーク・ドールズのギタリストじゃん」

そうジョニー・サンダースはニューヨーク・ドールズのギタリストで
ニューヨーク・ドールズ解散後はイギリスでハートブレイカーズ
という後にパンクに影響を与えるバンドをやってたのだ。
ニューヨーク・ドールズはエアロスミスとハノイ・ロックスの
中間のようなバンドだった。
私と荒川氏の音楽性の不一致をジョニー・サンダースがうめてくれたのだ。


・・・・・続く

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