第796話 「小さなひかり・・・第11章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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私が入学した高校はヤンキー校だった。
音楽に理解のある奴はほとんどいなかった。
私が好きなバンドはラウドネスと答えると
馬鹿にしたような答えが返ってきていた。

中学の3年間は楽しかったが高校の3年間はあまり楽しいもんではなかった。
クラスの連中の好きな音楽は安全地帯とか
中森明菜とかミーハーなのばかりだった。

「お前ロック好きならこれ聴いてみ？俺、好きなんだよ・・ロックだろ？」
と言われて聴かされたのがアン・ルイスの「六本木心中」だった。
私は思いっきり「はぁ？」って感じだった。
「ロックのロの字も知らないのに何がロックだ？」と思った。

この頃のジャパメタのシーンやインディーズのシーンを
彼らはまったく知らないだろう。
彼らはTVに出ている有名な人しか知らないのだ。
この当時、私はミーハーな奴が嫌いだった。
流行にのってる奴が嫌いだった。

この当時、私はラウドネスとか44MAGNUMとかフラットバッカーとか
アンセムとか聴いてた。洋楽だとディープパープル、ツェッペリン、
マイケル・シェンカーとか聴いてた。
クラスの連中とは音楽に関してはまったくかみ合わなかった。

イトーヨーカドーのバイトで新しいバイトの人が入ってきた。
高校は別の高校だったが一学年上の人だった。
私が色々仕事を教えてたらその人は私を気に入ってくれた。
私がタバコ吸い始めたのはその人からの影響だった。

そして私が初めてバイクに乗ったのもこの頃だった。
友達の友達からEVEというスクーターを2万で買った。
ゲーセンを卒業してパチンコをやりだしたのもこの頃だった。
まぁパチンコは20歳で辞めるんだけどね。

そしてこの頃、初めてプロのバンドのライブを観た。
青森市体育館にラウドネスが来た。
私は菅沼氏と一緒に観に行った。
八戸から列車に揺られ青森駅からはタクシーで会場に向かった。

初めて観たラウドネスは凄かった。
当時のラウドネスはアメリカに進出していた頃で
アルバムはアメリカのチャートで64位にランキングしていた。
当時は日本人としては快挙だった。

楽しかったライブだったが少し拍子抜けした部分もあった。
ロックのライブは凄い激しいもんだと想像してたからだ。
しかしプロのライブというプライドはビンビンに伝わってきた。
地方のライブだったがステージのセットは派手で豪華。
まさにアメリカから凱旋帰国といった感じで
ラウドネスの全盛期のライブをまじまじと魅せつけられた。

・・・・・続く


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