おが の 冗談本気

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第808話 「小さなひかり・・・第21章」

2009年11月18日 06時12分54秒 | Weblog
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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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荒川氏から借りたTHE STAR CLUBの「PUNK! PUNK! PUNK!」
というアルバムを聴いてみた。
当時の私には衝撃だった。荒い演奏にギターソロもほとんど無い。
曲が次から次へと進む。曲間がほとんど無い。
ガラガラ声のボーカル・・・不平不満をぶちまける歌詞。
しかしどこか知的な部分も見え隠れする。

特に2曲目の「偶像破壊者」という曲に惹かれた。
「フラットバッカーっぽいけどフラットバッカーより激しいわ・・」
初めてパンクバンドが好きになった瞬間だった。

数日後、荒川氏から「THE STAR CLUBのライブに行こうぜ!」と誘われた。
場所はインクスティック芝浦というライブハウス。しかし着るものに困った。
THE POGOを観に行ったときには思いっきりパンクスに睨まれた。
また場違いの服装だと何されるか分からない。
ましてやTHE STAR CLUBだ・・・恐そうだ。

革のハーフコートを持ってたんでそれを着て行くことにした。
ライブハウスに着いた瞬間、それまで見たことない光景を目にする。
他の客は全員真っ黒だ。革ジャンを着こんでいるのだ。
しかも女性がほとんどいない。男ばかりでみんな恐そうだ。
髪を凄い立ててる奴やらリーゼントの奴やら異様な光景だ。
私は早くもビビッてた。ジャパメタのライブには無い光景だった。

そしてライブが始まった。怒号が吹き荒れる。
「ヒカゲ出て来いよ~コラァ!」唾が飛ぶ、罵声が飛ぶ・・・。
当時の私には恐ろしい光景だった。
THE STAR CLUBが登場した瞬間、客席はモッシュの嵐となった。
潰されて死ぬかと思った。ダイブが次々に上から降ってくる。
全員拳を振り上げてる。初めてパンクというものを体感した瞬間だった。

帰り際、汗だくでボロボロになりながらも
荒川氏と二人で「スゲェな・・」「うん」と言いながら帰宅した。
しばらくは放心状態だった。


・・・・・続く


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