おが の 冗談本気

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第793話 「小さなひかり・・・第8章」

2009年11月04日 22時58分59秒 | Weblog
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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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「ハードロックやろうぜ!」
最初はチェッカーズの曲をやるつもりだったが
アマチュアバンドのライブを観てから方向性が変わった。
それだけ当時の中学生5人組には刺激が強かった。

レンタルでアースシェイカーのレコードを借りて聴いた。
これが初めて聴いたロックだった。
みんなだんだんとジャパメタの魅力に取り付かれていた。

みんなでバンド名を決めようと授業中に英語の辞書をひらいた。
掃除の時間はホウキを持ってバンドの真似事を始めた。
女子は遠目で「バカじゃないの?」と言っていた。

やがて中学の卒業が近づいてきた。
村口氏と相内氏は勉強が出来る人だった。
私と木村氏と田中氏は頭はあまり良くなかった。
村口氏は志望の高校に受かったらドラムセットを買ってもらえるらしい。
私はというとまだバンドというものが上手く把握できていなかった。
ただジャパメタは好きになってきていた。

みんなで揃いの教本を買った。私はギターの教本を買った。
田中氏の家には何故かアコースティックギターがあった。
そのギターを借りてギターの練習をしてみた。
そのときにタブ譜というものを知った。

ある日、村口氏に誘われ「清水の家に行こうぜ!」と言われた。
清水氏とは私と同級生で実は八戸に引越ししたばかりの頃、
初めて友達になったのが清水氏だった。
しかし清水氏とは何となく疎遠になった。久しぶりの対面だった。
なんでも清水氏はギターを弾けるので聴きに行くとの事だった。

初めて入る清水氏の家。清水氏の部屋には
RCサクセションのポスターが貼ってあった。
そして清水氏はラジカセから流れる曲に合わせてギターを弾き始めた。
曲はクワイエット・ライオットの「カモン・フィール・ザ・ノイズ」だ。
「上手い・・・凄げぇ・・・上手い・・・」
中学生でここまで弾けるのにはビックリだった。
と同時に「自分はここまで弾けるのか?」・・・・凄い疑問だった。

数日後、木村氏の家に呼ばれた。
木村氏の庭にはプレハブ小屋があり、いつもはみんなで遊んでいた場所だ。
いつものようにプレハブ小屋に入った。
するといつもとは見慣れない風景がそこにはあった。
そこにはドラムセットが置いてあったのだ。

・・・・・続く


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●第788話「小さなひかり・・・第3章」
●第787話「小さなひかり・・・第2章」
●第786話「小さなひかり・・・第1章」
●第785話「小さなひかり・・・序章」


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