第809話 「小さなひかり・・・第22章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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THE STAR CLUBのライブ以来、私の頭の中はパンクで一色になった。
THE STAR CLUBの他のアルバムも聴きまくった。
洋楽のパンク、いわゆる70年代から80年代の初期パンクも聴いた。
それで分かったのはパンクというのは反逆の音楽だと。
ヘタな奴でもスリーコードで出来ると。
ストリートに根付いた音楽だと。

それは私が今まで聴いてきたメタルやハードロックとは真逆な世界だった。
私は高校時代はメタルが反逆の音楽だと思ってた。
世間一般とは違うと。しかしメタルの歌詞って当時は大した
反逆の事は歌ってない。ラブソングだったりする。
しかしパンクは「ラブソングは歌えない」と公言していた。

私が青森市体育館でラウドネスを観たときの違和感の原因は分かった。
ラウドネスの観客は普通のコンサートとまったく変わらなかった。
しかしTHE STAR CLUBの観客は凄い荒れまくってた。
これこそが私が求めてたものだと・・・実感した。

「決めた！・・・ハードロック辞めた！」
私は一気にメタルやハードロックがかっこ悪く感じた。
ギターで早弾きするのがかっこ悪く感じた。
長髪がかっこ悪く感じた。
メタルのクリアな音がかっこ悪く感じた。

私はそれまで持ってたハードロック、
ヘヴィメタルの音源を全部処分した。
革ジャンと革パンを買いに行った。革ジャンに鋲を打った。
髪を全部スプレーで立てた。
そして私の最大の目的であったバンドは方向転換。
パンクバンドをやる事を決意した。


・・・・・続く


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