第822話 「小さなひかり・・・第35章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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私は色んなパンクバンドを聴いてたが
この頃はクラスとストゥージズを良く聴いていた。
クラスはパンクのポリシーが凄かった。
メディアに媚びない、政治的な事を歌うなどかなり影響を受けた。
ストゥージズは荒々しい演奏が凄く好きだった。

日本のバンドではフリクションを良く聴いてた。
クールで雰囲気が凄くかっこ良かった。
そしてパンク系を聴きまくってたら最終的に
VELVET UNDERGROUNDに行き着いた。
そしてLOU REEDがメッチャ好きになってた。

そんな中、私がやってたバンドTHE SIDE ONESに問題が起きた。
ついにドラムの茂呂氏が脱退する事になった。
最後まで川田氏とは合わなかった。
野々山氏もそんな大した気にはしてないみたいだった。
私は茂呂氏とは仲が良かったんで悲しかった。
そして「また・・・ドラムか・・」という懸念があった。

パンクのライブイベントに参加する事になった。
しかしドラムが居ない。
初めてリズムマシーンでライブをやった。
他のメンバーはどう思ったか知らないが私は最悪なライブだった。
もう二度とリズムマシーンでライブやりたくないと思った。

ドラムが居ない中、新曲作りをやっていた。
野々山氏が作ってきた曲を聴いて私は違和感があった。
私はコード一発で激しくやりたかった。
しかしちょっと凝ってた曲だった。

この頃、私には色んな想いがあった。
野々山氏の曲がいまいち気に入らなかったのとドラムが居ない事、
私自身のギターの腕に限界を感じ始めていた事・・・
そしてこの頃の私はSIONを聴き始めていた。
少しづつパンクから離れつつあったのだ。

ドラム候補の人が見つかったらしくスタジオで
久しぶりにリハをする事になった。
しかしいつものスタジオでは無い場所でリハをする事になった。

私は悶々としながら単車でスタジオに向かった。
スタジオの場所はよく分からず道に迷ってた。
やがて雨が降り出してきた。

そしてこの時、私は決めた。単車をUターンさせた。
「バンド・・・抜けるわ！」
私がTHE SIDE ONESの脱退を決めた瞬間だった。


・・・・・続く


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