第815話 「小さなひかり・・・第28章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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この頃、印刷会社を辞めた。この頃は工場勤めが性に合わなかった。
少なかったがボーナスで部屋を借りた。
家賃32500円で風呂無しだったが4畳半が二部屋あった。
難点は大家が下に住んでることだった。
そしてこの頃はSEPIA ZZというスクーターに乗ってた。

仕事はコンビニでバイトすることにした。
当時のバンドマンはコンビニというのが多かった。
当時のコンビニのバイトは色々と緩かった。

コンビニではオーナーが仕事ぶりを認めてくれて固定給にしてくれた。
しかしコンビニではウォレット・チェーンをジャラジャラさせながら
仕事をしていた。店長には「お前凄いな・・・」と言っていた。
当時、ウォレット・チェーンは珍しかったのだ。

一緒にバイトをしていた人がいた。
私より一つ年下だったが「俺もパンク好きなんですよ」と言ってた。
私が「何聴くの？」と聴いたら「ボウイです」と言った。
私は「はぁ？ボウイなんかパンクじゃねぇよ」と言って
THE STAR CLUBとかSWANKYSを聴かせた。
しばらくすると彼はTHE STAR CLUBやSWANKYSが好きになってた。

ここのコンビニではオーナーの意向で好きな音楽を店内に流せた。
なのでバイトに入る人によってBGMがガラッと変わった。
オーナーは深夜に入ってたのでオーナーがいる時間は
石原裕次郎がかかってた(笑)

朝、私が出勤すると「ここはスナックか？」と思いながら
オーナーが帰ったあとにTHE STAR CLUBやROOSTERSを流してた。
夕方、私と入れ替わる学生の子が入るとB'zを流してた。
今思うと不思議なコンビニだったと思う。
THE STAR CLUBが流れるコンビニで客が買物する姿は異様だ(笑)
今なら絶対許されないであろう。


・・・・・続く

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