第811話 「小さなひかり・・・第24章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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私は荒川氏をバンドに誘った。私「一緒にパンクバンドやんない？」
荒川氏「おー！やろうやろう」私「パートは何やりたい？」
荒川氏「俺はベースやりたいな」私「じゃあ俺はギターやるよ」

私は東京ではハードロックバンドでベースをやろうと思ってた。
しかしパンクに目覚めてパンクバンドをやる事にした。
私はパンクのギターなら弾けると思った。
実際、ギターでTHE STAR CLUBとかピストルズ、クラッシュ、
ジョニー・サンダースのコピーを寮で黙々としていた。
そして何よりも荒川氏の音楽のセンスを認めていた。

早速、私は行動に移した。当時はまだネットは無い時代だった。
音楽雑誌にメンバー募集のハガキを出した。
「ボーカルとドラム募集。当方ギターとベース。好きな音楽はTHE STAR CLUB、
SEX PISTOLS、THE CLASH、JOHNNY THUNDERS」
そんな内容だったと思う。

しばらくして私が出したハガキが音楽雑誌に載った。
今まで雑誌に名前が載った事が無かったので少し興奮した。
すると寮の私の郵便受けには沢山のハガキが来た。
しかしほとんどがボーカル希望。ドラムは2、3枚しかなかった。

高校生の頃、菅沼氏とドラムが居なくて苦労した。
当時の私はまだドラムは叩けなかったしドラムの知識もなかった。
ドラムを叩くこと自体を凄いことだと思ってた。
そしてドラムさえいればバンドは何とかなると思ってた。
この頃も「ドラムって中々いねぇなぁ・・・」と思った。

そして少しづつ色んな人と会った。
その中にTHE STAR CLUBのボーカルのHIKAGEそっくりな奴と会った。
ライダースの肩にプロテクターをつけた奴。
声をガラガラだしルックスもいい。そして意気投合もした。
「ボーカルはこいつだな」ボーカルは決定した。
そしてドラムはモヒカンの奴と会った。
ハードコア・パンクが好きな奴だったがこいつとも意気投合した。
東京に上京して初めて念願のバンドが組めそうな予感だった。


・・・・・続く


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