第810話 「小さなひかり・・・第23章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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私はTHE STAR CLUBのライブに行きまくった。
よく行ったのは大宮フリークスというライブハウス。

このライブハウスは時間になると真ん中を鉄柵で仕切るんだけど
あるライブのときに遅れて行ったことがあった。
そしたらもう鉄柵で仕切られてた。

私はもうすでにTHE STAR CLUBのライブでは最前列に行って
暴れてたんで「くっそ～最前列にいきてぇな・・・」って思ってた。
そしたら隣の知らないパンクスが「突撃しようぜ！」と話しかけてきた。
私も「おし！行くか！」と答え2人で突撃した。

当時のパンクライブでのスタッフって荒々しかった。
度が過ぎた客がいたら平気で殴ってくるし(笑)
それがまた刺激だったんだけど(笑)
突撃した2人にスタッフが蹴りかかってきた。
私は「おら～」とか言いながら最前列に潜り込んだ。
まぁ思いっきり蹴られたけどね(笑)

当時の新宿ロフトは私にとって憧れの場所でした。
まだ移転前で小滝橋通りにあった頃です。
汚いライブハウスだったけどメジャーなバンドからマニアックなバンドから
色んな音楽シーンを作った場所がここでした。
ライブの無い日でも前を通ると死にそうな顔をしたパンクスが
たむろしてましたよ。

新宿ロフトでのTHE STAR CLUBのライブは中々観れなかった。
チケットが物凄い争奪戦だった。
前売りチケットの発売日になると新宿ロフトの前にパンクス連中が行列作ってた。
何か昔、ガンプラを買う為に並ぶとかドラクエ買う為に並ぶとか
そんな事を思い出したりしながら私も並びましたね(笑)

この頃は世間はバンドブームとはいえパンクファッションを
してるのは珍しかった。
私はライダースにエンジニアブーツ、ウォレットチェーンをジャラジャラ
させて髪も立てて電車に乗って出かけてました。

今じゃ普通の人もウォレットチェーンやエンジニア・ブーツや
ライダースも身につけてるよね？女の子も身につけてるし。
でも当時は凄い珍しい目で見られてた。
私も電車でジロジロ見られてましたよ。
でもそれが快感だった。「お前らとは違う」と。
「俺はポリシーをもってパンクの服を着てんだ」と。
恐いと言われてましたね・・・・うーん若かった(笑)


・・・・・続く


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