第805話 「小さなひかり・・・第18章」

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えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
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私は東京に来て最初に行ったのが池袋にあったインディーズショップだった。
八戸にいた頃、ジャパメタのインディーズ盤が欲しくて
現金書留を送ってインディーズを購入した。
そのときに購入した店に実際に行ってみたかった。

実際に行った店はマンションの一室で最初入るのは戸惑った。
狭い店内だったけどやたら興奮して色んなレコードを物色した。
もうジャパメタ専門の店だったけどしばらくはそこに入り浸った。

荒川氏と出会って荒川氏から色んな店を教わった。
荒川氏はパンクの人だったんでパンク系の店が多かった。
昔、小滝橋通り沿いに新宿ロフトがあった頃、
その周りにには色んなレコードショップがあった。

特によく行ったのは当時あったUKエジソンっていう店。
店内に入るとハードコアが爆音でかかってて
パンクスが必死にレコードを探してる姿は異様だった。
五番街というインディーショップにも連れていかれた。

荒川氏にはパンク以外に映画も教わった。
当時、私は映画はそんなに興味はなくスターウォーズとか
世間で話題になるような映画しか観てなかった。
荒川氏はキューブリックとかヴィム・ベンダースとか
の映画を好んで観ていた。

私はその影響をモロに受けた。そして色んな映画を観るようになった。
レオス・カラックスの映画やゴダールの映画を観るように
なったきたのもこの頃だ。
クールで残酷で切なくて映像美が素晴らしい映画に惹かれていった。
その後はだんだんと邦画の良さに惹かれていくようになる。
そしてハリウッド映画は否定するようになってきた。

荒川氏の家は埼玉にあり彼の家に行った。
彼の部屋にはSTALINのインディー盤、KENZI & THE TRIPS、
SWANKYS、THE POGOなど私の知らない音源が沢山あった。
一応、ひと通り聴かされたが当時の私はまだピンとはこなかった。

そしてある日、荒川氏から一緒にライブに行かないか？と言われた。
場所は大宮フリークス。出演するのはメジャーデビュー前のTHE POGOだった。
東京に上京してから初めて行くライブハウス。
そして初めて行くパンク系のライブだった。


・・・・・続く


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