第827話 「小さなひかり・・・第39章」

--------------------------------------------------------------------------
えっと私の個人的な自伝です。
私は別に有名人でも何でもないので興味ない方は
すっ飛ばして下さいな(笑)
ちなみに「小さなひかり」というタイトルは某バンドの曲と
この自伝は一切関係ありません。では前回の続きです。
--------------------------------------------------------------------------


私は長かったバイト生活に終止符を打った。
ちゃんと就職して彼女と結婚する為だった。
私は色々と仕事を探した。最初は電気工事の仕事をやろうと思ってたが
なぜか電波障害の工事の会社に就職した。

彼女もやがてバイトを辞めた。
最初は医療事務の仕事をしようとしてたみたいだが
アクセサリーだったか貴金属だったかの事務関係の仕事についた。

私が就職した仕事は私が工事をやる訳ではなく
図面を書いたり必要な書類を揃えて提出しに行ったり
そんな仕事だった。

先輩が私と年齢が一緒で偶然、音楽の趣味も一緒だった。
社用車で仕事先に向かいながら車の中で色んな音楽を聴いてた。
そのときに初めてニルヴァーナを聴かさせてもらった。

最初は「メタルみたいな音だな・・」と思った。
だが後にニルヴァーナが私に深い影響を与えるとは
このときは知るよしもなかった。

この頃、彼女はSIONも聴き始めていた。私からの影響だった。
SIONの曲で「俺の声」という曲がある。
何気に彼女がその曲を鼻歌まじりに歌っていた。
今でもその曲を聴くとふとその頃の状況をおぼろげに思い出す。

やがて彼女とは少しづつ溝が出来てきた。
まず会う時間が前より少なくなってきた。
これは仕事の問題だからしょうがない部分があったのかもしれない。
しかし彼女が言うには私から愛情を感じなくなってきたとの事だ。

彼女から不満の声が出てきた。
私が彼女のことを飽きたんじゃないか？とか
浮気をしてるんじゃないか？とか色々言われた。
しかし私はそれに反発した。

彼女は彼女で悩んでいるようだった。
当時の私はそのことに気付かなかった。

でも後から思い返してみると私は「本当に彼女の事が好きなんだろうか？」
とか「このまま結婚していいんだろうか？」とか
「少しの間、離れてみてもいいんじゃないか？」とか
色々と考えていたのは事実だと思う。
やがて彼女の口から衝撃的な言葉を聞くこととなる。


・・・・・続く


●第826話「小さなひかり・・・第38章」
●第824話「小さなひかり・・・第37章」
●第823話「小さなひかり・・・第36章」
●第822話「小さなひかり・・・第35章」
●第821話「小さなひかり・・・第34章」
●第820話「小さなひかり・・・第33章」
●第819話「小さなひかり・・・第32章」
●第818話「小さなひかり・・・第31章」
●第817話「小さなひかり・・・第30章」
●第816話「小さなひかり・・・第29章」
●第815話「小さなひかり・・・第28章」
●第814話「小さなひかり・・・第27章」
●第813話「小さなひかり・・・第26章」
●第812話「小さなひかり・・・第25章」
●第811話「小さなひかり・・・第24章」
●第810話「小さなひかり・・・第23章」
●第809話「小さなひかり・・・第22章」
●第808話「小さなひかり・・・第21章」
●第807話「小さなひかり・・・第20章」
●第806話「小さなひかり・・・第19章」
●第805話「小さなひかり・・・第18章」
●第804話「小さなひかり・・・第17章」
●第801話「小さなひかり・・・第16章」
●第800話「小さなひかり・・・第15章」
●第799話「小さなひかり・・・第14章」
●第798話「小さなひかり・・・第13章」
●第797話「小さなひかり・・・第12章」
●第796話「小さなひかり・・・第11章」
●第795話「小さなひかり・・・第10章」
●第794話「小さなひかり・・・第9章」
●第793話「小さなひかり・・・第8章」
●第792話「小さなひかり・・・第7章」
●第791話「小さなひかり・・・第6章」
●第790話「小さなひかり・・・第5章」
●第789話「小さなひかり・・・第4章」
●第788話「小さなひかり・・・第3章」
●第787話「小さなひかり・・・第2章」
●第786話「小さなひかり・・・第1章」
●第785話「小さなひかり・・・序章」