The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

映画 ”Kingsman” 感想

2015-10-14 | 映画
”Kingsman : the Secret Service"  


Kingsman 観て来ました! (と言っても20日程前の事ですが・・・・)
キャスティングを見て これは是非とも観なくては!と思い trailerで下見して
面白そう! で、早速出掛けてまいりました。

と、感想を書く前に・・・・
思いもよらずお薦め頂き背中を押されるままに 考えてもみなかったブログなる物
始めてしまいましたが 丁度一年経ちました。
右も左も分からないまま、体裁も内容も伴わないまま何とか続けて参りましたが
何度も もう止めようか・・・と思う事も度々でした。
そんな時、これも予想もしなかった事ですが 辺境の地の拙ブログに随分多くの方
がおいで下さり 又ご丁寧なコメントを頂戴したりで 力を頂き又もう少し続けてみよ
うかと思う今日この頃です。
実は最近になっても 昨年の分を含め大分前の記事を検索して下さる方がかなり多い事を
知りました。 なれない時期でとても不細工なので冷汗モノで修正しようかと思いつつ
余裕がありません。 目をつぶって 大目に見て下さいませ。
皆様にはパワーを頂き本当に感謝の気持ちで一杯です。 有難うございます。
Many many thanks to you all ! は~と!


閑話休題


ここからが本題です。



兎に角面白かったです。
往年のスパイ映画にオマージュを捧げた感のあるアクションコメディーでした。
少し時間が経ってしまいまして 又もや遅ればせながらなのですが 感想少し
書き残して置こうと思います。

先ずキャスティングに関してですが、
監督はマシュー・ボーン(Mathew Born)  =キック・アスの監督です。

出演:
コリン・ファース(Colin Firth) =ハリー・ハート(コードネーム・ガラハッド)
マーク・ストロング(Mark Strong) = コードネーム・マーリン
ジャック・ダヴェンポート(Jack Davenport) =コードネーム・ランスロット
マイケル・ケイン(Michael Caine) =コードネーム・アーサー
タロン・エガートン(Taron Egerton) = ゲーリー”エグジー”アンウィン
サミュエル・L. ジャクソン(Samuel L. Jackson)=ヴァレンタイン
マーク・ハミル(Mark Hamill) = アーノルド教授
その他


上記の様に そうそうたる贅沢な出演者です。
何よりコリン・ファースが秘密情報員で、アクロバティックな凄いアクションシーンを
こなしているのには驚きましたし、カッコ良いんです! 素敵です! キャー、コリン様。
コリンはこのアクションをこなす為にトレーニングを強化したとの事。
これまでも硬軟取り混ぜて色々な役をこなす芸域の広い、ホントに素敵な役者さんです。
マーク・ストロングは今回又良い味出してますね。 コードネーム・マーリンってピッタリ
な感じで相変わらず上手い役者さんだと思いました。



余談ですが、この頃このお2人にお目に掛かる機会が多い様な気がしてます。
今年に入ってから観た作品だけでも、コリン・ファースは”Magic in the Moonlight”
があったし、マーク・ストロングは”The Immitation Game” があったし、以前の作
品(”Tinker Tailer Solger Spy” は2人共に出演しているし)その他にも色々な作
品をTVの再放送や、時々DVDを観なおしたりしているので、それぞれ割と頻繁に会って
いる様な気がします。

コリン・ファースは以前からのお気に入りなのですが、マーク・ストロングはの株も
最近上昇中ですね(個人的に)。

それとですねぇ、マーク・ハミルなんですがぁ・・・・
昨年スターウォーズの制作発表で少なからずショックを受けたのですが、今回は
もっと別の意味で無言になってしまいました。 ルークは何処へ~~!(涙)
年末にスターウォーズを見る前に心の準備が出来ました。
それに比べて マイケル・ケインは久し振り(個人的には)の割には余り変わってい
ない様な気がしましたね。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


この作品の楽しい所は、

※ 先ず、メエージェントのコードネームが アーサー王と円卓の騎士&魔術師マーリン
に因んで付けられている。 諜報部員は現代の”騎士”なんですね。 まさに英国です。
(子供の頃からアーサー王伝説好きなので、これも嬉しい!)
  
※ そして、現代の騎士の鎧(戦闘服)は高級スーツ。 と言う事で素晴らしく高級な
スーツに身を包み顔色も変えず優雅に戦う姿は正に現代の騎士。 本当に優雅で
素敵なんです。
ボーン監督のスーツへの拘りも一方ならぬ思い入れがあったそうです。
ホントに素晴らしい仕立てのスーツ! これも又正に英国!

※ 何処の国、組織にも属さない世界最強の国際諜報部のアジトの入り口がサビル・ローに
ある老舗の高級紳士服店である ”Kingsman”。


↑ Kingsmanのショーウィンドウ  ↑ 撮影に使われた実際のお店
 
※ 色々な場面で過去のスパイアクション映画のオマージュが散りばめられている点。
セリフの中にもチョコチョコ何気なく含まれていたり。

※ 特にスパイ用小道具も楽しさ満載なのです。開くと防弾シールドになる傘(英国紳士には
欠かせないアイテム)、ライター型手榴弾、感電リング等。 個人的に一番ツボだったのは「爪先
からナイフが出る靴」←これって確か007「ロシアより愛を込めて」で使われていたと思います。(古!)
等々
 
 
↑ こんな傘や            ↑こんな装備一式


労働者階級に育ったエグジーに対してハリーが「人は生まれた家柄や学歴、アクセントでは無い。
紳士・淑女になれるのは どれだけ学んだかだ」と言って諭す際に、例として”プリティー・ウーマン”、
”大脱走”、”ニキータ” を知ってるか?と聞くハリーに、「いや知らん」とエグジー(そうかぁ、
年代がが違うもんねぇ)。
でも、「”マイ・フェア・レディー” みたいな事?」(ってそれ知ってるのかい!) 思わずニヤっと
します。
って言うか、それらの映画全部観たし、知ってるんですけど 私(涙)

大富豪で世界を乗っ取ろうとする悪の総本家であるヴァレンタインと正装したハリーのディナーでの会話、
供されたディナーは大爆笑。(メニューを見て、ハリーその時少しも騒がず、慌てず←紳士です!)

次のランスロットを目指し 他の両家の子女と共に鬼の指導官マーリンにシゴカレ次第に心身ともに成長
するエグジーが最後に外見、所作がハリーとそっくり同じ!
見込んだ通りに成長したエグジーを見たら ハリーは誇りに思ったでしょうねぇ。(グスン)

ニヤっとしたり、クスっとしたり、爆笑したりするなか 教会の中での殺戮シーン、終盤のシーン等 
ある意味グロテスクとも言えますけど、映像的には素晴らしく美しい!

OMGな頭爆発花火(?)シーンでバックに流れる『威風堂々』 ”Pomp and Circumstances” 
(エドワード・エルガー作曲)が耳に残ってしまいましたデス。
実はずっと前から携帯の電話着メロをこの『威風堂々』にしていたワタシは 以後
電話がある度あのシーンを思い出してしまうのです。


兎に角久し振りに色々な意味で文句なしに楽しい映画でした。



4 コメント

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爽快!痛快! (じぇれまいあ)
2015-10-14 20:08:32
面白かったですよねーーー!
噴出しちゃう場面、クスリとする場面、ニヤニヤしちゃう場面、満載でしたね。
イギリス映画は良い!
その中でもこの映画は良い!

ワタクシは暴力モノやスプラッターはキライですが、この映画は撮影のせいなのか映像に引き込まれ、気がつけば「これって相当ヴァイオレントじゃないの?」のシーンもしっかり見届けておりました(笑)

なんつってもColin・Firthが素敵。
あのスーツをあれだけ着こなせる人はそうそういません。

今日たまたまつけたTVでThe Railway Man を観ちゃいました! あんな時間にTVつけたことなんかないのに。
Colinが呼んでくれたのね~←どこまでも自分中心。
the Black Prince? Remember the Black Prince? Had all his armour made there. Warrington was really the only place to go if you wanted a suit of armour. Sort of Saville Row in steel.

なんてセリフが聞こえてきて「ふふふ」となりました。
チャンチャン。
爽快!痛快! (Ocicat)
2015-10-15 17:37:36
じぇれまいあさん、 こんにちは。
あ、又思い出して盛り上がっちゃいますね。 ほんとイギリス映画は良いです!
ぶっちゃけColin様は私のタイプとは違うんですけど、この数年 やはり大人の
英国男子は良いな~と嵌りかけて居りますデス。
今回はセリフの微妙な面白さがあるのに つい字幕に気を取られせっかくの面白
さを聞き逃している様な気がしていますので、又DVDか?何てちょろっと思ったり
してます。(懲りない!)

そう言えば、先日お話しがあった ”Pride and Prejudice”はその昔観たと思うので
すが余り記憶が無く、その後別ヴァージョンの作品は観たのですがイマイチでした。
ご存知かと思いますが、昨年ベネディクトが「池ボチャン」のダーシー様の写真を
公開して以来 Colinヴァージョンが観なおしたくて探したのですが見つからない
(涙) なのでYouTubeで(小さい声で)一部見直しました。

何ですか? The Railway Manなんて放映していたんですか?
知りませんでした。 残念! Colinは私を呼んでくれませんでした(涙)
>the Black Prince? Remember the Black Prince? Had all his armour made there.
Warrington was really the only place to go if you wanted a suit of armour. Sort of
Saville Row in steel.
おーっ!このセリフは!っとなりますね。 じぇれまいあさんがニヤっとされたのが
目に浮かびましたよ(笑)。
キングスマン見てきました! (Misty)
2015-10-17 22:18:02
こんばんは。
キングスマンを見てきました!友人が良かったと言ってはいたのですが、一番近いシネマでやってなくて、どうしようかな…と思っていたのですが、Ocicatさんの記事を読んで、やっぱり行こう!…と頑張ってみました。

すごく面白かったです!コリン・ファ―ス、本当にカッコ良かったです!ス―ツでのアクションっていいですね~最後に錦を飾るエグジー君も良かったですが、私は鬼教官マーリンが何だかステキに見えてしまいました。

とにかく、Ocicatさんの記事で背中を押してもらったので、一言お礼を…ありがとうございました!
キングスマン見て来ました! (Ocicat)
2015-10-18 10:06:43
Mistyさん、こんにちは。
おー! 観ていらしたんですね。 嬉しいです。
面白かったですよね。 私も予想以上に楽しく観ましたし、しつこく言いますが
何と言ってもコリンが素敵でカッコ良かったですよねぇ。
あのスーツをあれだけ着こなす事ができるってなかなか出来ないだろうと思うし
今迄のコリンにはないあのアクションには驚きでした。

マーリン=マーク・ストロング、良いですよね! 
ガイ・リッチー版のSHの時は 何となく薄気味悪い雰囲気だったのに、その後の
色々な作品を観てだんだんと良さが分かって来ました。
今回のマーリンは正に適役 と言うか美味しい役柄でこれもカッコ良かったと思う
んですよ。

実はワタシ、ハリーが最後に『実は生きていた!』ってどんでん返しが有って欲しい
なんて短絡的な希望を持って見ていたんですけど、やっぱりそりゃないワ(悲)
ないからこそ、最後のエグジー君の晴れ姿が生きるんでしょうね。

兎に角、気に入って頂けて 少しはお役に立てて本当に嬉しいです。
こちらこそありがとうございます。

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