The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』放送開始!

2021-11-30 | 海外ドラマ
”Prodigal Son”

FOX
S1:20エピソード 2020年4月初放送
S2:13エピソード 2021年5月初放送

以前から色々な情報で気になっていたドラマです。
WOWOWでは既に放送されたそうですが、この度CSベーシック初放送されるそうで、期待してい
る所。
米FOXでは2019年~2020年シーズンの地上波新作ドラマシリーズの中で視聴者数ナンバーワンの
座に輝いた作品です。

原題の”prodigal son” は ”放蕩息子”とか”道楽息子”の意味を持ちます。



概略は、
『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』は、伝説的なシリアルキラーを父に持つFBIプロファイラー
が、特異な経験と才能を活かしてニューヨーク市警で難事件を解決していく1話完結型のクライム・
スリラードラマ。
特筆すべき点は、メインキャラクターのマルコム・ブライトとマーティン・ウィットリーの父子関
係だろう。息子のマルコムは、殺人犯の思考や心理を知り尽くしている優秀FBIプロファイラー。
そんな彼が、犯罪心理学者として随一の才能を持つ理由、それは1990年代に20人以上の命を奪った
残忍なシリアルキラー"外科医"マーティンを父親に持つためだ。
シリアルキラーであるマーティンだが、息子にとっては良い父であり、そんな親としての記憶も忘
れることができない。父親への愛、恐れ、憎悪にどう対処するべきか思い悩む複雑な父子関係がど
のように築き上げられていくのかも注目だ。
(海外ドラマNAVI)

キャスト:
企画、脚本、製作総指揮:クリス・フェダク、サム・スクレイヴァー
出演:
マルコム・ブライト:トム・ベイン
マーティン・ウィットリー:マイケル・シーン
ギル・アローヨ:ダイアモンド・フィリップス
ジェシカ・ウィットリー:メラミ―・ヤング
エインズリー・ウィットリー:ハルストン・セイジ




シリアルキラーと聞くと、何となく”ハンニバル”を思い浮かべ 怖い内容なのかとも思ったのですが、
どうやらこの作品は父子関係がデーマになっているクライム・スリラーであり、心理学版『Dr.HOUSE-
ドクター・ハウス』と言われています。 
病気を診断するのが”ドクター・ハウス”であり、心理を診断するのが”プロディガル・サン”だと表現さ
れています。
又、『クリミナル・マインド』X『ハンニバル』÷2(微妙)とも言われていますね。
う~ん、面白そうです。

FBIプロファイラーのマルコムを演じるのは、『ウォーキング・デッド』でお馴染みのトム・ベイン
なのですが、『ウォーキング・デッド』は苦手で、本当にチラッとしか観た事がないので、個人的に
は殆んど知らない俳優さんです。



シリアルキラーの父 マーティンを演じるマイケル・シーンは、拙記事でも何度も書いていた様に
『グッド・オーメンズ』で天使のアジラフェルを演じています。
関連過去記事にもひつこく書いたのですが、アジラフェルの外見、キャラクターは”誰?”と思う程
全く違っています。 マーティンとアジラフェルでは、シリアルキラーと天使という 外見のみな
らず内面も真逆のキャラクターですから、この点も非常に興味のある点です。

放送は、
スーパー!ドラマTVにて、
12月20日(月)22:00~ 放送開始

↓ S1のtrailer はこちら
https://youtu.be/tm_BNB8EEbI
(trrailerを観た評価コメントも大好評の様です)



BBCドラマ版『80日間世界一周』追加情報

2021-11-26 |  ∟BBC版80日間世界一周
”Around the World in 80 Days”


これ迄何度か書いたのですが、ドラマの初放送日、新trailer等が出ましたので追記します。

繰り返しになりますが、このドラマはミニシリーズとして8エピソード構成。
プロットは概ね原作に忠実に製作されているとの事。

初放送日はクリスマスシーズンだろうと言われていましたが、この度発表されたのは、
2022年1月2日 米国初放送になるそうです。

それと共に、前回より少し長いバージョンのtrailerもリリースされています。
↓ コチラ
https://youtu.be/76Ge6vO4q9Y













この所多くの作品に出演していたデヴィッド・テナントさんですが、シリアスな作品が続いていた為
(”グッド・オーメンズ”以外は)、久々に ”ドクター・フー” の時を思い出すようなアクティブでテン
ションの高い演技で本当に楽しみです。

なるべく早く日本でも観られます様に・・・・。

因みに、
今現在DVD発売情報は出ていませんが、間もなく予約受付が開始になるのでは?と期待をして居りま
すところで・・・(日本版は出るかどうか分かりませんが)

取りあえず、trailerと画像で期待しながら色々妄想致しましょうか。

(source :Masterpiece & etc.)

そして、
”グッド・オーメンズ 2”の撮影も順調に進んでいる様です。
情報が入り次第追記するつもりです。
これも凄く楽しみ!

ついでに嬉しいニュース、
テナントさん、ドラマ ”Des” の演技に対して 今年の国際エミー賞で、最優秀主演男優賞を受賞しま
した。



”Des”に関しては、以前少し触れましたが、実在の連続殺人犯(デニス・ニルセン)に扮しているので
すが、その演技が称賛されていました。ちょっと怖そうなドラマ(かな?)



『ガーンジー島の読書会の秘密』

2021-11-23 | 映画
”The Guernsey Literary and Potato Peel Society”

2018年
フランス・イギリス合作

メアリー・アン・シェイファー&アニー・バロウズの同名ベストセラー原作の映画化作品です。
何となく気にはなっていたのですが、正直なところマシュー・グードが出演しているという事に
釣られまして・・・。

キャスト;
監督:マイク・ニューウェル
脚本:トーマス・ベズーチャ
出演:
ジュリエット・アシュトン:リリー・ジェームズ
ドーシー・アダムズ:ミキール・ハースマン
マーク・レイノルズ:グレン・パウウェル
エリザベス・マッケンナ:ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
シドニー・スターク:マシュー・グード
アメリア・モーグリ―:ペネロープ・ウィルトン
エベン・ラムジー:トム・コートネイ
アイソラ・ビルビー:キャサリン・バーキンソン


概要は、
第2次世界大戦直後のイギリスの島を舞台に、ある作家が魅了された読書会をめぐるミステリー。
第2次世界大戦中、イギリスで唯一ナチスドイツに占領されたチャンネル諸島の1つであるガーン
ジー島。そこに暮らす人々の支えとなっていたのが、島での読書会とその創設者であるエリザベ
スという女性の存在だった。人と人の心を本がつないだ事実に強く興味を抱いた作家のジュリ
エットは、読書会に関する記事を書こうと島を訪ねるが、島にはエリザベスの姿はなかった。
読書会のメンバーと交流をしていく中で、ジュリエットは彼らが重大な秘密を隠していることに
気づいてしまう。
タイトルにある”The Guernsey Literary and Potato Peel Society” とは「ガーンジー読書とポテ
トの皮のパイの会」と言った意味で、何故この名前の読書会が出来たのか経緯は冒頭で描かれ
ています。



”ポテトピールパイ”というのは、占領下食料不足のなかバターも小麦粉も手に入らず、ジャガイ
モとジャガイモの皮だけで作られたパイで、ジンで流し込まなければ食べられたものではないシ
ロモノだった様。

男性名義で書いた小説がベストセラーとなった小説家で、ロンドンに住むジュリエットは、ある
時ガーンジー島のドーシーから手紙を受け取る。 彼が手に入れたチャールズ・ラムの随筆集に
彼女の名前と住所が記されていた為で、その内容はガーンジー島に書店が無い為 ロンドンの書
店を紹介して欲しいという頼みだった。

ガーンジー島での読書会のエピソードに感銘を受けたジュリエットは記事にすべく1人ガーン
ジー島へやってくる。

しかし、読書会のメンバーは記事にする事は反対で、又そこには会の発起人であるエリザベス
の姿はなかった。
そして、彼等は重大な秘密を持っている様でジュリエットを受け入れようとはしなかった。

幼い娘キットをドーシーに託して姿を消したエリザベスの行方に興味を持ったジュリエットは婚約
者であるマークの手も借りながらその行方を追う事になる。

ミステリ要素は途中からラブストーリーの傾向が大きな要素になってくるのは少しばかり肩透か
しの感もありますが、
しかし、
豪華な衣装に包まれ、華やかなパーティーを楽しむ戦争直後のロンドンの華やかな様子と未だに
戦争の傷が癒えない貧しいガーンジー島の人々の生活の対比。
又、登場場面は少ないものの、自分の意志を貫いて行動したエリザベスの存在感が大きく感じら
れます。

又、ジュリエットに関わる3人の男性の対比も興味深い。



ジュリエットの才能を生かし、戦争で家族を失ったジュリエットを公私ともに支えるシドニー。
大切な庇護者ではあるけど、残念ながらシドニーは男性専科(?)
ジュリエットがマークと婚約した事を知らせると、シドニーは彼女に「幸せ?」と聞くのです。
「幸せよ」と答えるジュリエットに、「君が幸せなら、僕も幸せ!」と返します。ジュリエット
の事を心から心配している様子が最高です。



ジュリエットと婚約するマークは裕福なアメリカ人軍人で、豪華な花束を送り、華やかなパー
ティーでジュリエットを大切にし、ガーンジー島へ1人出発するジュリエットに豪華な婚約指輪
(大きなダイヤ?付き)を送りプロポース。ジュリエットもそれを受け入れる。



一方、ガーンジー島のドーシーは、エリザベスから幼い娘のキットを託され、大切に育てなが
ら貧しい生活を送っている。破れたセーターを着ているし、住んでいる家はボロボロ。
しかし、初めてジュリエット会った時持ってきた野に咲く花は、マークの豪華な花束よりジュリ
エットの気持ちを動かした(に違いない←個人の感想) ボロは着ててもイケメンのドーシー。

途中からタイトルにある「読書会」からは逸れて行きますが、幼いキットやエベンの孫のイーライ
を通して、戦争の悲惨さや、子供達が受けた犠牲等も知る事になり、又エリザベスやジュリエット
の様に自立して自分の意志を貫く女性の姿が描かれています。
又、エンドロールでは、読書会でのキットも含む朗読の音声が使われており最後迄楽しむ事がで
きます。
「本は人を惹きつける力がある」、この言葉が印象的です。

ところで、出演者を見て嬉しいのは、前回書いた『ダウントン・アビー』のメンバーが4人も共演し
ている事。

ローズのリリー・ジェームズ
ヘンリーのマシュー・グード


シビルのジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
イザベルのペネロープ・ウィルトン

(それにしても、ペネローペ・ウィルトンのアクセントがイザベルの時と全く違う。当たり前ですが・・・)。 
その土地の方言や訛りの違いばかりでなく、階級によるアクセントの違いもあるので、英国の俳優さんは
大変だと思いますね。

原作は、
『ガーンジー島の読書会」 (上/下) – 2013/11/29

メアリー・アン・シェイファー&アニー・バロウズ(著), 木村博江(翻訳)



『ダウントン・アビー 2』映画版第二弾:Trailer

2021-11-20 | 映画
“Downton Abbey : A New Era”


以前ご紹介しておりました 映画版『ダウントン・アビー』第二弾”Downton Abbey : A New Era”
のtrailerと続報が出ました。



世界的に大熱狂を起こしたドラマ『ダウントン・アビー』は、2010年9月初放送のシーズン1が
1912年の英国を舞台にしており、2015年放送シーズン6迄放送されました。



その後、2019年公開の映画版一作目は1927年を舞台に製作されていましたが、今回新たに公開
される映画版第二弾は1930年代に差し掛かった時期を舞台にして居り、タイムラインが入り乱
れる事はない”前作の続き”という形で製作されているとの事。

前回書いた記事の中で、”誰かが結婚する”かも・・・は、多分アノ人だろうと予想していた通り、
ブランソンが二度目の結婚をするようですね。



又、”誰かが亡くなるかも・・・”に関しては、予告編からは窺われないし、発表もされていません。
なんか怖い予感がするのですが・・・。

↓Trailerはコチラ
https://youtu.be/Y9cEqw1DFoo



この予告編冒頭では、先代グランサム伯爵未亡人バイオレットが自身の過去を家族に明かして
おり、
「貴方が生まれる何年も前に、私は男性に会いました。そして今、私は南フランスの別荘を所
有する事になりました」に周囲がビックリ、あんぐりの様子が描かれています。
その結果、グランサム一家がフランスで豪華なバカンスを楽しむ事になる様です。





今回の映画版も含め、このドラマは時代の移り変わりに伴い 社会の変化に併せて変化せざる
を得ない英国貴族としてのグランサム伯爵家族、又周囲の使用人達1人1人を含める人々の人間
模様と共に、時代時代の社会情勢、ファッション等の変化を非常に興味深く観る事が出来ます。
10年以上世界中で愛され続けた由縁でしょう。

”Downton Abbey : A New Era” の公開は、
2022年3月18日(全米公開)
日本公開日は未定です

(source: Universal Pictures, 海外ドラマNAVI & etc.)

関連過去記事は下記をご参照下さい
※『ダウントン・アビー』劇場版第2弾
※公開延期になっていた映画色々:公開情報(その2)



『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』2月日本初放送

2021-11-17 | 海外ドラマ
”Agatha Christie's Sven Hjerson”

2021 8月 スウェーデン初放送

少々先の事になりますが、AXNミステリーチャンネルでの放送予定作品からですが、ちょっと珍
しい というか始めてお目に掛かるドラマの放送予定が告知されています。

タイトルになっている”ヤルセン”とは、アガサ・クリスティのポアロ作品に時々登場する推理作家
であるアリアドネ・オリヴァーの作品に登場する フィンランド人の名探偵である”スヴェン・ヤ
ルセン”。

デヴィッド・スーシェ版ポアロに登場するアリアドネ・オリヴァー夫人(ゾーイ・ワナメイカー)


オリヴァー女史は「マギンティ夫人は死んだ」他の作中で、度々自分が生み出したヤルセンに手を
焼き、うんざりしたり、ぼやきにぼやいたりしています。

アリアドネ・オリヴァーという女性推理作家は、クリスティ自身の分身であると言われていますが、
クリスティ自身がポアロというキャラクターにうんざりしていた事とリンクして、ポアロとヤルセ
ンンがパラレルになっていると考えられています。

今回の作品は舞台を現代に移して製作されています。
つまり、このドラマは「名探偵ポアロ」のスピンオフのスピンオフって感じになるんでしょうか?





『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』はスウェーデン、ドイツのTV製作による8エピソード
からなる最新シリーズで、AXNミステリーで2月に独占放送予定となっておりますが、その前に

2022年1月2日(日)8:55pm

第一話の冒頭約10分が日本初解禁放送されるとの事。
”10分”だけ?・・・と残念な思いもありますが、まぁ予告編だと思えば我慢できるかも。

海外での放送後の評価はかなり高かった様な情報もでていましたし、アガサ・クリスティ財団も製
作に参加している様なので、トンデモ、ナンチャッテ作品ではないのでは?とかなり期待している
作品です。

現時点では あまり詳しい情報は出ていないので、取りあえずの第一報ですが 詳細出次第追記します。

尚、
原作翻訳では ”イェルセン”となっている場合もありますが、今回はドラマのタイトルに合わせて
”ヤルセン”表記にしました。
(英語の名前でないので、本当の発音は良く分かりません。 が、ドラマを観ればはっきりするで
しょうね)



『フッド : ザ・ビギニング』

2021-11-14 | 映画
”Robin Hood”

2018 年

中世イングランドの伝説的英雄ロビン・フッドを描いた作品はこれ迄数多く製作されていました。
これ迄製作された映画、TVドラマ作品は30作以上と言われていますが、今作はそんなロビン・
フッドの誕生秘話を描いたアクション作品です。



キャスト:
監督:オットー・バサースト
脚本:ベン・チャンドラー、デヴィッド・ジェイムズ・ケリー
製作:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ディヴィソン
出演:
ロビン:クロスリー:タロン・エジャトン
ヤキヤ・イブン・ウマール(ジョン):ジェイミー・フォックス
ノッティンガム州長官:ベン・メンデルソーン
マリアン:イヴ・ヒューソン
ウィル・ティルマン:ジェイミー・ドーナン
タック修道士:ティム・ミンチン


概略は、
イングランド。 ノッティンガムの広大な屋敷に暮らす若き領主ロビン・ロクスリーは、子供の頃から
何の苦労も知らずに生きてきた。一通の徴兵通知で、十字軍として遠い異国で厳しい戦いを経験する
までは。4年後、上官に反抗したことから帰国することになったロビンは、自分が戦死したことにされ
て領地も財産もすべて没収され、恋人も領民も鉱山へと追放されていたことを知る。
どん底に落ちたロビンだが、戦地では敵だった最強戦士ジョンに導かれ、腐敗した政府に対し、たった
2人で反逆を開始する。頭巾=フッドで顔を隠したロビンは、政府から金を盗み、それを領主として献
上し権力のトップに潜入していく。やがて、貧しき者にも金を配ったロビンは、民衆の代弁者〈フッド〉
として、人々の心をつかんでいくのだが──。
(Filmarks)

子供の頃からドラマやコミック等、又その後も映画作品を色々観ていたので興味を持ち 何の気なし
に観始めたので、ディカプリオが製作に係わっていたなんて事も後で知ったという・・・。

これ迄描かれていたロビン・フッドとは異なる新解釈で描かれた若きロビン。
なのですが、

先ず感じるのが、中世イングランドという背景なのですが、衣装が斬新。
”モダン・メディーバル”(現代的中世)と言われる様ですが、はっきり言って「何時の時代ですか?」
と言いたくなる衣装で、特にノッティンガム州長官の革のコート等は現代でもそのまま使われそうな
デザイン。

ロビンの頭巾=フッド姿は殆どドラマ”ARROW”とそっくり。



他登場人物衣装、セット、建物等も近代的と言うか、現代的?
敵として戦い、後にロビンの弓矢使いを指導するヤキヤ(=ジョン)のお蔭で弓矢の名手となるロビ
ンの目にもとまらぬ弓捌きは見事です。
が、個人的には『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスの弓矢使いを思い起こさせられます。
(レゴラスの方が優雅でカッコ良かったですが・・・←私見)

カメラワークも何処かで見た事がある手法(超高速カメラによるストップモーション)等。

全体的に中世の世界観とは乖離し過ぎた感を受けます。
とは言え、



ロビンと”ジョン”のバディ物として、又タロン君の超高速弓矢使いやアクションを十分に楽しめます。
又、何と言っても”ジョン”のジェイミー・フォックスが魅力的で、流石オスカー俳優の貫禄と存在感
です。
ベン・メンデルソーンの悪州長官もなかなか良い。

ただ、マリアンのキャラクターには共感出来ず、又演じている女優さん(イヴ・ヒューソン)も苦手
(個人の感想です)。



こんなロビンとマリアンを見ていると、大昔(涙)観た『ロビンとマリアン』を思い出します。
ボンド後初の出演で、初めて素頭(?)を晒したショーン・コネリーと久々のオードリー・ヘップバー
ンが初老のロビンとマリアンを演じていました。
最後は物悲しいストーリーだったと。

そんなこんな(?)の若ロビン・フッドですが、最後のシーンから続編が出来そうな感じもある
ものの、今作が興行的にはあまり良い結果が出ていなかったそうなので、あまり期待は出来ない
のかも知れません。

重箱の隅をつつかず気楽に観る分には、アクション、バディー物として楽しめる作品であるとは
思います。

尚、最後になりますが、
“Taron Egerton” の日本語カタカナ表示に関して、以前から迷ってたのですが、日本のメディア
では”エガ―トン”が多数でしたのでそれに合わせていました。
何時ぞや トーク番組の様な中で司会者が”エガ―トン”と紹介した折、ご本人が”エジャトン”だと
はっきり言い、司会者は”マジですか?(seriously?”)と言っています。
英語圏の中でも迷う発音なのだと知りましたが、ご本人も言っている通り、今回から”エジャトン”
表記に致しました。




12月初放送の英国ドラマ:追加分

2021-11-10 | 海外ドラマ
既にご紹介してあった12月AXNミステリーで初放送となる英国ドラマの追加です。

※ 『港町のシェフ探偵パール』

”Whitstable Pearl”
2021年初放送
全6エピソード

2021年にAcorn TVでローンチした最新作で、英国人作家ジュリー・ヴァスマーの人気推理小説の
ドラマ化。

カキの産地として有名な海辺の町ウィスタブルで、家族と共にシーフードレストラン”ウィスタブル・
パール”を営む シングルマザーのパール。
その世話好きな性格から多くの人に頼られ、元警官だった経験を元に探偵業も行っていた。ある日、
パールは取引先の水死体を発見する。警察は事故死とみるが、被害者と旧知の仲であるパールは殺
人であると確信し、どこか影があり、歯のホワイトニングにこだわる刑事マグワイアと協力しなが
ら、独自の捜査を開始していく。 

出演:
ケリー・ゴッドリマン:パール
ハワード・チャールズ:マグワイア
フランシス・バーバー:ドリー
イゾベル・モロイ:ルビー


パールの心の支えとなっている息子、そして、地味で恋愛にも不器用そうなパールとは真逆で活動的
で華やかな母との三世代親子の関係や、パールが作るおいしそうなシーフード料理が楽しみなコージー
ミステリーの要素もありつつ、本格的な謎解きが楽しめる英国ミステリー。

因みに、マグワイア刑事のハワード・チャールズは、ドラマ『マスケティアーズ』でポルトスを演じ
ていました。 なかなか豪快でカッコ良かったですね。

放送は、
12月11日(土)16:00から一挙放送

※ 『侵入者~暴かれる夫婦の秘密』

”Intruder”
2021年初放送
全4エピソード

2021年Channel5でローンチし、異例の大ヒットをしたサスペンス!
誰もが羨むような大きな家で幸せに暮らしていた夫婦が1つの嘘によって転落していく姿を描く。
2021年イースターホリデーにChannel5でローンチ、英国では同日同時間帯で2位、また、同局では
同枠平均の2倍の視聴率を獲得し、異例の大ヒットとなったサイコ・スリラーシリーズ。

裕福で高飛車なリベラル派のレベッカとサムは、海岸沿いの豪華な家でのどかな生活を送っていたが、
ある夜、2人の少年が家に侵入したことで、その楽園は崩れ去ってしまう。怒りに駆られたサムは、
窓から逃げようとしていた侵入者のひとり、サイード・カリルを殺してしまう。正当防衛ではなく、
サムが逃げようとした侵入者を殺害したことに気づいた夫婦は、警察が到着する前に隠蔽工作を行う。
最初は嘘をつき通したように見えたが捜査が強化されるにつれ、彼らの隠蔽工作は崩れていく。
危険にさらされた二人の末路は?

出演:
エレイン・キャシディー:レベッカ
トム・ミーテン:サム


放送は、
12月18日(土)16:00から一挙放送

※ 『テンペスト教授の犯罪分析ノート』


以前コチラでご紹介した時には放送日時が決まっていなかったのですが、今回正式に発表されました。

放送は、
12月25日(土)16:00から一挙放送

※ 『 北氷洋』


このドラマは既にコチラでご紹介しました。

(source : AXNミステリー、海外ドラマNAVI他)

12月初放送ドラマはコージー系、サスペンス系、スリラー系等変化に富んだジャンルの作品になってい
る様で、色々興味があります。
個人的には、テンペスト教授が推しかな?
いや、実際観てみないと何とも・・・・。

視聴後どれか感想が書ければ良いんですが・・・・。




『グッド・オーメンズ 2』 first look

2021-11-07 |  ∟グッド・オーメンズ
“Good Omens 2”


前回ご案内しました『グッド・オーメンズ』のシーズン2ですが、11月2日(現地時間)にスコットラ
ンドで撮影が開始されました。



その直後からネット上は大変な盛り上がりで、ツイッター、撮影中の画像等が溢れ出ていて世界中で
の熱狂ぶりが溢れ出ていました。

原作者であり、今回もエグゼクティブ・プロデューサー兼脚本、共同クリエーターでもあるニール・
ゲイマン氏のツイート




前回も触れましたが、S2は原作には無いので今回どの様な内容になるのか 詳細は発表されていません。

又、出演者は、クロウリーのデヴィッド・テナント、アジラフェルのマイケル・シーンは当然ですが
その他の登場人物の詳細は不明です。
ただ、出演者としては、
ポール・アディファ、マイケル・マッキーン、グロリア・オビアーニョ、リース・リチャードソン、マギー・
サービス、リース・シェアスミス等の名前が上がっています。
大天使ガブリエルのジョン・ハムはどうなるんでしょう?

クロウリーの髪の色が前作の時より赤い(ジンジャーと言われていますが)のも注目点で、これには
何か理由があるのか・・・・?



それにしても、
見る度思う、とても同一人物とは思えないマイケル・シーンのアジラフェル


現時点でのリリース日時は未発表ですが、情報も追加されると思いますので、順次更新するつも
りでいます。

(source:Amazon Prime & others)





『探偵ミス・フィッシャー~華麗なる事件簿』CS初放送

2021-11-03 | 海外ドラマ
”Miss Fisher's Murder Mysteries”

S1 :4 エピソード
2012年 Feb 初放送

以前Netflixで配信されたようですが、CS初放送という事で12月にLaLaTVで放送スタートだそ
うです。

原作はケリー・グリーンウッドのミステリ。

第一次世界大戦後、1920年代のオーストラリアを舞台に、男爵令嬢ミス・フィッシャーが幼少期に
最愛の妹ジェニーを誘拐したフォイルの出獄を阻むため帰国してきたところから物語の幕が上が
る。

自由奔放なミス・フィッシャーは行く先々で危険な事件に巻き込まれるが、その鋭い洞察力や類い
稀なる行動力で、それらを解決へと導いていく。その過程で、無実の罪を着せられていたメイドの
ドロシーを救って手元に引き取ったり、最初は捜査に首を突っ込む彼女のことを疎ましく思ってい
た警部補のジャックや部下の巡査ヒューと次第に信頼関係で結ばれるようになったり、周りの人々
をも魅了していく。



出演は、
ミス・フィッシャー:エシー・デイヴィス
ロビンソン警部補:ネイサン・ページ
コリンズ巡査:ヒューゴ・ジョンストーン=バート
ドロシー:アシュー・カミングス


100以上の国と地域で放送、さらには映画化もされた本作。謎解きはもちろん、時代背景を反映
した本格ミステリードラマでありながら、当時のオーストラリアを彩るフラッパースタイルの
ファッションや車、ジャズ・ミュージック、登場人物同士のウィットに富んだ会話の応酬など、
見どころ満載の作品となっている。1話完結型でシーズンの途中からでも観やすいというのも特
徴だ。
ミステリー好きは必見、そうでなくとも楽しめる要素が詰まった『探偵ミス・フィッシャー~華
麗なる事件簿~』。







1920年代のオーストラリアが舞台、これは『ダウントン・アビー』のシーズン3が大体同じ年代に
あたる様ですが、イギリスとオーストラリアという異なる国でのファッションの違い、又当時の
オーストラリアの風俗、衣装等興味深いドラマになっていると感じます。
(オーストラリア映画テレビアカデミー賞でコスチュームデザイン賞も獲得したとの事)

LaLa TVでの初放送は、
12月18日(土)22:000~24:30(2話連続放送)

(シーズン2、シーズン3も日時未定ですが 放送予定になっています)

(source :LaLaTV, 海外ドラマboard 他)

そう言えば、
このドラマの内容、設定をみて 何処かで聞いた事があるような・・・と思っていたら、AXNミス
テリーで放送されていた『ミステリーIN上海 Miss Sの探偵ファイル』は、原作の舞台を中国上海
に置き換えたリメイク作品だそうです(チラッとしか観た事はないのですが・・・)

原作は、
『令嬢探偵ミス・フィッシャー 華麗なる最初の事件 』(mirabooks)文庫 – 2020/12/9

ケリー・グリーンウッド(著)、高坂ひろ(翻訳)