The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

今年の年末は・・・

2018-12-31 | Benedict Cumberbatch関連


齢のせいか年々一年が短く感じられるようになり、つい数か月前にお正月だったのに・・・等と思
いつつ 今年もあれよあれよと言う間に大晦日となりました。

この一年予想もしなかった多くの皆様にご訪問頂き 本当に感謝しております。

数年前までベネディクトに明け暮れていたブログの内容も少しずつ変化してきています。
ベネディクトの作品は次から次へと製作、発表されていて 演技、内容共に素晴らしい作品が多い
とは思うものの残念ながら『シャーロック』の時の様にワクワク胸躍る作品が少なく、寂しい想い
もあり、ついつい何となく記事にする機会が減って来ているのが現状です。
「パトリック・メルローズ」もDVD2回目試聴も出来ないまま、従って感想も遂に書けずで年を越し
てしまいます。
来年は楽しい話題があると良いんですけどねぇ
”Doctor Strange" の2作目が具体的になって来た様なので、楽しみに待つことに致しましょう。

勿論、これからもベネディクトは追っていきますが、その他にもこれまで同様海外ドラマ、映画、
書籍等で気になった作品を取り上げて行くつもりです。
お付き合い頂ければ嬉しいです。

この一年も嬉しいコメントを頂いたり、ご訪問を頂き拙い記事をお読み頂き本当に有難うござい
ました。
皆様におかれましてはより良い新年をお迎えになります様に、そして来る新年も引き続きご指導、
ご鞭撻頂ければ幸いです。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

※ 上に載せました画像は丁度4年前の大晦日にも載せた懐かしい画像です。
涙が出る程懐かしいのです・・・・




 

『ダウントン・アビー』映画版 : 2019

2018-12-27 | 映画
”Downton Abbey The Movie” 2019


2010年9月(S1) ~2015年12月(S6) 迄絶賛放送され 国民的ドラマと言われ、日本でも大人気
であった「ダウントン・アビー」の映画版が製作されるという情報は今年初めごろから噂されてい
たのですが、9月頃から撮影開始となり 出演者、ストーリーなどに関して色々と憶測が出回ってい
ました。




(First Look by Entrtainment Weekly)

ワタクシ自身は、未だS6 を観ていない、というか吹き替え版ばかりなので字幕版待ちで我慢して
いる状況です。



そして、先日最初のOfficial Trailerが発表されました。
↓ こちらです
https://youtu.be/9ieWvMsyrJI

プロット詳細は未発表ですが、出演者は大体ドラマ版のキャストはそのまま引き続き出演になって
いるようですね。


以前、バイオレット役のマギー・スミスが この映画版への出演は乗り気でなかった様な事を云っ
ていたのですが やはり出演なさっている様です。 大御所が不在では締まらないでしょうし・・・。

又同時に、マシューの出演は?(あ、これはマシュー・クローリーの事)と取りざたされていたの
ですが、これは既に亡くなっているのですから あるとしても回想場面位かな?だったんですが、
今のところ不明です。


それにしても、メアリの再婚相手となるヘンリー・タルボットを演じているマシュー・グード、正
統派イケメンさんですね。 最初に認識したのは「イミテーション・ゲーム」だったんですが(もう
4年以上前の事?)最近以前にもましてあちこちで名前を見る事が多い様な気がします。
日本でも初放送になった『無実はさいなむ』にも出演しています。
””Discovery of Witches” も観たいと思っていますが、日本での放送の予定は出ていませんねぇ。
残念!(又話が逸れました、スミマセン)

映画版の公開日時も発表され、
2019年9月13日とされています(日本公開は未定)

劇場での大画面で観る「ダウントン・アビー」はどんな風でしょう?
何時になるか、又劇場に行けるかどうか分かりませんが 長年親しんできた作品ですのでやはり
是非観たいと思っているところです。

ただ、ドラマを観ていなかった方にはこの映画だけでは分かりにくいかも知れませんね。






BBCドラマ『ABC殺人事件』アガサ・クリスティー原作

2018-12-22 | アガサ・クリスティ
“The ABC Murders”

BBC製作 全3 エピソード

BBCで製作されたアガサ・クリスティー原作の「ABC殺人事件」の情報です。


原作は1936年発表された アガサ・クリスティーの18作目の長編で、エルキュール・ポアロ
シリーズの長編11作目にあたる作品です。

製作は過去に放送された作品同様サラ・フェルプス。

既に製作放送されたサラ・フェルプス版のクリスティー作品は、
2015年:「そして誰もいなくなった」 ”And Then There Were None”
2016年:「検察側の証人」 ”The Witness for the Procecution"
2018年:「無実はさいなむ」 ”Ordeal by Inocence” ※ 12月24日 日本初放送予定
に続く4作目となる作品です。

そして、
過去の3作品は、ポアロもミス・マープルも登場しない作品でしたので、今回このシリーズとして
は初のポアロ物になります。

そして、今回初のポアロを演じるのがジョン・マルコビッチ。 

以外なキャスティングですね。
ポアロと言えば、何と言ってもドラマ版のデヴィッド・スーシェの印象が強く、個人的にも一番原作
のイメージに近いと思っているのですが、どんなポアロになるんでしょう。
外見もこれまでのポアロとは大分異なっている様です。
まず、
ポアロ独特の口髭に加え、アゴ髭も・・・。
そして白髪ヒゲ。
高級そうなスーツも過去作品と比べやや現代的な感じ。



過去ポアロを演じた俳優は、映画版ではアルバート・フィニー(「オリエント急行殺人事件」)、
ピーター・ユスティノフ(「ナイル殺人事件」)、そして昨年のケネス・ブラナー(「オリエント急行
殺人事件」)、いずれも英国人俳優(勿論、デヴィッド・スーシェも)でしたので、今回初めてジョン・
マルコヴィッチがアメリカ人としてポアロを演じる事になる訳ですね。
ポアロはフランス語訛り英語なのでアクセントの点は問題ないかと・・・・。

そして、

クローム警部を演じるのが ルーパート・グリント。
「ハリー・ポッター」シリーズのロン君ですよ。 もうビックリですねぇ。 あの子が(偉そう)警部
ですよッ! で、ヒゲですよッ!
年月を感じますねぇ。(自分が齢をとる筈だわ)

その他、
フランクリン・クラーク:アンドリュー・バガン(「ブロードチャーチ」等)
レディー・ハーマイオニー・クラーク:タラ・フィッツジェラルド(「ゲーム・オブ・スローンズ」等)


英国での放送は、2018年12月26日~ (日本での放送は未定)

サラ・フェルプス版クリスティー作品は、これ迄原作とは大きく異なる解釈で描かれていたので
今作もどの様な形になっているのか興味があります。

これ迄放送になった作品はこちらに書きました
☆ 「検察側の証人」
☆ 「そして誰もいなくなった」

尚、BBCは今後アガサ・クリスティー作品として、 「死が最後にやって来る」 ”Death Comes as the
End” 等を含む複数の作品をドラマ化予定しているとの事。

原作翻訳本

「ABC殺人事件」(ハヤカワ文庫ークリスティー文庫)2003/11/11
アガサ・クリスティー(著)、堀内 静子(翻訳)

※ 追記:放送前に再読しました
アガサ・クリスティー『ABC殺人事件』 : 再読







          ~ ✩ ~ ✩ ~ ✩ ~ ✩ ~ ✩ ~




          
     May all the joys of Christmas fill your heart throughout the New Year !







『シャーロック・ホームズ アンダーショーの冒険』デヴィッド・マーカム編

2018-12-18 | ブックレヴュー&情報
The MX Book of New Sherlock Holmes Stories

デヴィッド・マーカム(編集)、日暮 雅通(翻訳)原書房 2016/12/15
Completed For The Benefit of the Restiration of Undershaw
Edited by David Marcum

シャーロック・ホームズのパスティーシュです。
パスティーシュも一応何でも手に取るものとして、時にはとても気に入った作品もあり、又時には
腹立たしく思う作品もあるなか、事前に何の情報、レビューも読まずにあまり期待もせず何気なく
読み始めました。 大当たりでした。 パスティーシュとしてはかなりの良作だと感じさせられま
した。

<内容紹介>
英国のMX BOOKシリーズから編んだ日本版オリジナル・アンソロジー。オーソドクスな「語られざ
る事件」からちょっと変わった設定まで、シャーロック・ホームズの面白味、ヴィクトリア朝の味
わいをぐっと凝縮した一冊。

先ず、タイトルにある『アンダーショー』”Undershaw”ですが、これはコナン・ドイルが38歳から
48歳迄住んでいた住居で『バスカヴィル家の犬』を含む14作品以上が執筆された場所です。
そして、その住居を修復、保存するための基金として”アンダーショー保存トラスト、マーク・ゲイ
ティス後援”(BBC版のマーク・ゲイティス氏はやはり筋金入りのシャーロッキアン、コナン・ドイル
への愛に満ち溢れていますね)等の支援で取り壊しを免れ、現在はステッピング・ストーン(学習
障害のある子供たちの為の学校)が買い取り、かつての姿に修復されているとの事。そして、デ
ヴィッド・マーカムが提唱したアンソロジープログラムの筆者達もこの修復作業の為印税を寄付し
たそうです。
↓ こちらがアンダーショー全景


今回のプロジェクトは、世界中のシャーロッキアンに執筆を呼びかけ実現された本で、原書はMX
ブックスの全3巻63編で、4巻以降も続いているそうです。
本作はその63編から抜粋された10編が翻訳されたものです。

編集者であるデヴィッド・マーカムが作品を依頼するに当たって執筆に条件を付けています。
「ホームズとワトソンが敬意をもって誠実に扱われ、シャーロッキアンの伝統である〝ザ・ゲーム"の
精神にのっとっていなければならない。つまり、ホームズとワトソンは実在する歴史上の人物として
扱われなければならないのだ。また、ほかの時代に移されたり、彼らがいた時代では考えられないよ
うなこと、たとえばエイリアンと戦うようなことは、させてはならない。ストーリーの背景となる時
代は1881年から1929年とし、ホームズが吸血鬼と闘ったり、現代に甦ったりするパロディのたぐい
は許されない」というものです。

又、デヴィッド・マーカムが冒頭、「はじめに」という項目の中で パスティーシュを書く際の心得
の様な事を書いています。 内容は省きますが何と言ってもこの項目の最後にある記述、

”2015年8月
ジョン・H・ワトソンの163回目の誕生日に
デヴィッド・マーカム” 
と記されているのをみて、胸がイッパイになりました(意味不明?)

構成は3部に別れています。
※ 第一部1881年~1889年
(ホームズとワトソンが出合い 221Bで暮らす事になる1881年からワトソンがメアリ・モースタンと再
婚した少し後までの事件。因みにワトソンは1880年代の半ば一度結婚し、その妻と1887年後半に死別
したとされています)
 
「質屋の娘の冒険」 : デイヴィッド・マーカム
「沼地の宿屋の冒険」 : デニス・O.スミス
「アーカード屋敷の秘密」 : ウィル・トマス

※ 第二部1890年~1895年
(ワトソンはメアリとの結婚生活を楽しむなか、ホームズはモリアーティーとの戦いが激化し 1891
年ライヘンバッハの滝での決闘、死亡したとみせかけホームズは1891年5月から1894年4月迄世界各地
を巡っていた。その間ワトソンは親友を失った悲しみに加え、妻メアリの死に直面していたが、ホーム
ズ帰還後(「空き家の冒険」)、ワトソンは再び221Bに戻り共同生活を始め、再び忙しく事件に取り
組む)

「死を招く詩」 : マシュー・ブース
「無政府主義者の爆弾」 : ビル・クライダー
「柳細工のかご」 : リンジー・フェイ
「無政府主義者のトリック」 : アンドリュー・レーン

※ 第三部 1896年~1929年
(1902年中頃ワトソンは3度目の結婚をし、別に居を構えるもののホームズの事件捜査には付き合って
いる。 1903年秋 ホームズは49歳で引退し、サセックスのサウスダウンズの農園に移り住み養蜂を
始めながら、一方戦争を回避するマイクロフトを手伝い忙しく働いていた。
大戦中、又1920年代はワトソンも時折ホームズを手伝いながら1929年7月に亡くなるまでその関係は続
いた。 サセックスに住むホームズは1930年代から1940年代迄時折事件を手掛け、その後は養蜂生活に
戻り 1957年の誕生日の朝亡くなる迄研究生活を続けた)

「地下鉄の乗客」 : ポール・ギルバート
「植物学者の手袋」 : ジェイムズ・ラヴグローヴ
「魔笛泥棒」 : ラリー・ミレット

特に最初の作品「質屋の娘の冒険」は編者であるデヴィッド・マーカム自身の作品でもあり、気合が
入った、良く練られた作品だと感じました。

それぞれの物語りの内容詳細は書きませんが、どの作品もホームズ愛に満ち溢れ、又正典由来のエピ
ソード、ホームズ語録、ホームズの言動、ホームズとワトソンの友情等が細かく描かれていて、一番
重要だと思われる正典のカラー、雰囲気を大切に扱っている事を感じさせられて感動します。

中には、トリック明かしに重点を置き過ぎる感がある作品もありますが、個人的には「植物学者の手
袋」が印象的でした。 事件の内容と言うより、この事件でホームズが蜂に興味を持った・・・・と
いうエンディングで、後年の養蜂を手掛けることになるきっかけにさり気なく触れています。、

1つ残念なのが、
日本語タイトル”アンダーショーの冒険”、厳密に言えば”アンダーショー”は事件とは直接関係ないの
では?と思うのですが・・・
それと、翻訳本のカバー。 何となく安っぽい感じ?(暴言) さり気なくアンダーショーをバック
につかっていますけど。
原書は雰囲気のあるカバーです。
 
こちらが原書(Part 1) チョット調べてみたら現時点で既にPart 12迄出ている様です(もしかしたら
もっと出ているのかも・・・?)


この様に原作本はまだまだ沢山ある訳ですから、今後続編の翻訳に期待したいと思います。



          ~ ✩ ~ ✩ ~ ✩ ~ ✩ ~ ✩ ~



          




『マスケティアーズ パリの四銃士』 : (1) 

2018-12-14 | 海外ドラマ
”The Musketeers”

BBC One
S1:2014年1月~(全10エピソード)
S2:2015年1月~(全10エピソード)
S3:2016年5月~(全10エピソード)

このドラマは アレクサンドル・デュマ・ペールの『三銃士』とキャラクターを元にBBCで製作放送
された歴史劇シリーズです。

数年前にチョッと観始めたものの 何故かそれっきりになってしまっていたのですが、最近『私立
探偵ストライク』でトム・バークに触れる機会が多かったせいでしょうか、”そうだッ!マスケティ
アーズを観よう!”となりまして 丁度Huluで配信していたので最初から観直す事にした次第です。
観始めた途端すっかりハマり込みましてあっという間にS3迄観終わりました。

子供の頃「三銃士」を読んだ事があるのですが、詳細は良く覚えていないものの心躍る冒険活劇だっ
たと記憶しています。何となくダルタニアンが好きだった様な覚えがあります。
その後多くの映画やドラマも作られていました。
因みに、「マスケティアーズ」”masketeers”とは”マスケット銃士”という意味だそうです。
そして、アトス、アラミス、ポルトスの三銃士にダルタニアンを加えて四銃士。

17世紀のパリが舞台で、ルイ13世に仕える「銃士隊」の活躍を描いたドラマ。
当時の歴史を背景に、衣装、セット、街並み等丁寧に描かれていて、それに加え三銃士+ダルタニア
ンのカッコいい活劇がスピード感に溢れクオリティーも高く製作されています。

先ず今回は出演者、キャラクターに触れてみたいと思います。

出演者は、

アトス:トム・バーク
アラミス:サンティアゴ・カブレラ


ダルタニアン:ルーク・パスカリーノ
ポルトス:ハワード・チャールズ


トレヴィル:ヒューゴ・スピアー
リシュリュー:ピーター・カパルディ―


ミレディ―:メイミー・マッコイ
コンスタンス・ボナーシュ:タムラ・カリ


ルイ13世:ライアン・ケイジ
アン王妃:アレキサンドラ・ダウリング

何と言っても、それぞれのキャラがよく合っていて、配分もとても良いのですね。

それと、衣装も良いですね。 銃士達の革の衣装、カッコ良いです。
ルイ13世、アン王妃、リシュリューの衣装は絢爛豪華です。とは言え他の映画作品程派手で豪華で
はないが、かえって時代に忠実に描かれている様に感じます。
流石BBC製作でリアルな作りになっています。

3シリーズ通して面白く、文句なく楽しめワクワクしながら見終りましたが 個人的にはも特にS1
が好きでした。
何たって、宰相リシュリュー卿を演じているのが「ドクター・フー」の12代目ドクターであった
ピーター・カパルディ―ですよッ!
これはもう見逃せませんですよ。
ドクターの時も目力が凄いと感じていたんですが、リシュリュー卿は端正でありながら冷酷とも
いえる厳しい目力が印象的な役柄で流石の存在感です。

各エピソードにそれぞれの銃士に焦点をあて、大体一話完結の様な形を取っているので分かりや
すく作られています。 

↓ シーズン1のtrailerはこちらです。
https://youtu.be/c4vXLgEBCLU?t=12


内容概要は次回に回します。





"Game of Thrones" : Season 8 First Official Teaser Trailer

2018-12-08 |  ∟ゲーム・オブ・スローンズ
『ゲーム・オブ・スローンズ』 シーズン8


ファイナルシーズンとなるシーズン8の情報がボチボチと出始めました。

まず、

First official teaser trailerが出ました。ほんのチラッとですが・・・


↓ こちらです。
https://youtu.be/o_HbRt4XGUc





そして、
放送開始時が2019年4月である事が発表されたのですが、世界同時放送だそうです。
正確な日にちについては色々憶測が出ていますが、発表を待ちましょう。
で、
日本での放送は、又もやスターチャンネルですって。
何時ものフレーズですが、未契約の為観られません(泣) もう腹を括ってHuluでの配信をジック
リ待ちます、
が、何とか一日でも早くお願い致します、Huluさん。


スターチャンネルの公式ページは
↓ こちらです
https://www.star-ch.jp/gameofthrones/

S8に関しては、以前も書きましたが 全6エピソードで各90分構成とされていますが、現時点では
エピソードタイトルは発表されていません。

待ち遠しいですね~。
どの様な結末になるんでしょう。
ただ、S7 を観てから大分時間が経ってしまったので、もう一度オサライしておく必要があるかも知
れません。








NORAD TRACKS SANTA 2018 : 恒例行事ですが・・・

2018-12-03 | NORAD Tracks Santa
NORAD TRACKS SANTA 2018


今年もこの季節になりました。
毎年恒例のイベントですが、拙記事にご案内するのも早5回目となりました。
早いモンですねぇ。 あっという間に1年が過ぎ去ります。
そして、バタバタしているうちに12月1日から既にカウントダウンが始まっていました。

毎年同じことを書いていますが、これも恒例行事として確認頂き、今年も皆様で楽しんで頂けれ
ば嬉しいと思います。


↓ Norad Tracks Santa 2018 のofficial pageはこちらです。
https://www.noradsanta.org/

↓ Norad Tracks Santa 2018 のtrailer はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=tGgyKKYxT2k

既に皆様もお馴染みかとは思いますが、念のためひつこく繰り返します。

トップページの右上で日本語変換できます。
そして、右下の数字はサンタさん出発までのカウントダウンです。

最初のページ、”Santa Village” にあるアトラクションは、

 
※ NORAD HQ(ノラッド本部) : NORADの説明やこのイベントの歴史等


※ THE LIBRALY((図書館) : クリスマスに関する書籍等の案内


※ THE MUSIC STAGE(音楽のステージ): クリスマス関係の音楽案内


※ THE THEATER(劇場) : クリスマス関係映像案内


※ THE ARACADE(ゲームセンター):
毎日一種類づつ新しいゲームがオープンになります


※ THE CREW ANSWERS(質問に対するお答え) : このコーナーは 今年から新たにもうけ
られています。(昨年まではGIFT SHOP になっていました)



サンタさんが北極を出発するのは勿論12月24日なのですが、カウントダウンが終了してから
出発準備にかなり時間が掛かります。
プレゼントの積み込み、ルドルフを始めとするトナカイたちの準備等々。
なので、時差も考慮すると例年日本時間の18時位の出発になっていたと思います。
それまでずっとへばり付いて待っている訳にもいかないので(汗)ワタクシも実際出発の瞬間
を見られたのは過去に2回位かな?

大体例年日本上空も通過するのですが、実際にその場面を見る事はなかなか・・・・。

昨年2017年は富士山火口上空から東京へ、スカイツリーと東京タワー共に出ていてちゃんと
押さえるところは押さえています。







↓ その時の動画はこちらから
https://youtu.be/xxcWweIO6vA

さて、今年はどんなコースでどこの上空を飛行するのでしょうか?
そして、日本はどの様なコースを通るのでしょうか?
色々と楽しみです。

そして、飛行中画面下に表示される数字。 これはサンタさんが子供たちに投下したプレゼント
の数をあらわしているのですが、刻々と増える膨大な数字!(改めて考えると、この数字は何を
元にしているんだろう? と今更疑問)

又、例年通り、毎日更新されるゲーム、子供向きではありますがまったりと、何となくハマり
ながら楽しみましょう。





BBCドラマ「刑事リバー 死者と共に生きる」

2018-12-01 | 海外ドラマ
”River”

制作:2015年 英国 全6話

キャスト:
脚本:アビ・モーガン
演出:リチャード・ラクストン、ティム・ファイウェル、ジェシカ・ホッブス
出演:
ジョン・リバー:ステラン・スカルスガルド
ジャッキー・”スティービー”・スティーブンソン:二コラ・ウォーカー
アディール・アクタル:アイラ・キング
クリシー・リード:レスリー・マンヴィル



スウェーデン出身のステラン・スカルスガルドが演じるリバー警部補は高い検挙率を誇る優秀な
刑事であるが、死んだ人々の姿が見え、彼等と会話する能力を持っています。 一歩間違えば荒
唐無稽な物語になりかねない設定ですが、脚本の良さと素晴らしい役者達により大人のクライム
サスペンスの傑作に仕上がっている作品だと感じました。

もっと早くにアップする予定だったのですが、つい遅くなってしまいました。
再放送中でもあるので、ネタバレはなるべく避けるようにするつもりです。


相棒であるスティービーが目の前で射殺され、その犯人を執拗に追い求めるなかで、スティー
ビーが個人的に秘密裏に調査していた事を追っていくうちに リバーの知らなかった彼女の隠さ
れていた私生活や家族関係が現れて来る。

死者の姿が見え、彼らと会話しているリバーは周囲の人々から見れば独り言が多い変人と見られ、
又本来担当していた事件をほっぼり出して迄スティービーの死の真相を追う姿は周囲からは妄想
を抱いている危うい姿と写り、上司からも精神鑑定を受けるように指示される。

仏頂面で不器用な初老のリバーは哀愁を感じさせるのです。
同僚であり特別な存在であったスティービーの事を理解出来ていなかった後悔の念や 目の前で
射殺されてしまった彼女を救う事が出来なかった絶望感等がリバーを苦しめ、その事が犯人を追
う執念を感じさせれれます。
普段は感情を表に出さないリバーもスティービーが軽口を叩いたり、冗談を言うと微笑み 楽し
そうな様子を見せますが、これは余計に痛々しく胸を打ちます。


そんなリバーに対しても上司である部長刑事クリスティーやカウンセラーの女性はそんなリバー
を理解しようと努力しながら優しく接し気遣う姿を見ると少し救いがあります。

カウンセラーとの会話で、
”You see ghosts” 「幽霊が見えるの?」 
”Not ghosts”「幽霊ではない」
”Then what do you think ?” 「では何?」
”Manifest” 「”意志”だ」

字幕では ”Manifest”が「”意志”だ」となっているのですが、これがとても難しい。
BBCのライターさんが書き込んでいた文章から、この”manifest”の意味が、「心に語り掛けて来た
声の物理的に具象化された現象」 という様な説明がされていました。 それを聞いて、ようやく
何となく納得出来ました。

死者はスティービーの他にも何人か登場します。
始めの頃、リバーの自宅に若い女性がいるのですが、最初に見た時はリバーの娘か?等と思っ
てしまいました。 後に、この女性の正体と共に、この時の会話が事件の解決の布石であった
事が判明します。
又、殺人鬼トーマス・クリームは昔処刑された連続殺人鬼であり、リバーが読んでいる本(伝記?)
の主人公で、直接リバーとは関係無い存在ではあるものの、負や死の象徴として現れる様です。
作中でも ”I am death”と云いながらリバーを死に誘います。

スティービーの死の瞬間を移した監視カメラの映像を飽くことなく見続けるリバーは、次第に判明
するスティービーの側面、チラつく男性の影に嫉妬したり、遺品の中に口紅を見つけ 「口紅付け
てたのか・・・」と改めて気付いたりする姿は哀愁が漂います。


ただ、新しい相棒のアディール・アクタルはそんなリバーの行動は信じてはいないものの、控えに
根気よく彼をサポート、理解しようと努める姿がリバーの吸収剤の様な役割を果たし、素晴らしい
相棒を得て恵まれたのだと感じさせられます。

紆余曲折を経て、スティービーを殺害した犯人を突き止めたものの、その結果は残酷で衝撃的な事
実です。 最後の瞬間に犯人の顔を認識したであろうスティービーにとっては信じられない様な結
果で哀れでなりません。

リバーがスティービーと共に過ごした最後の晩をやり直す為に花束を持ってレストランを訪れ、彼
女と最後の晩餐を共にしする(勿論周囲にリバー1人しか見えないのだけど)。


そして、その後イルミネーションが輝く道で2人が楽し気に踊る姿。 この時流れる曲はドラマに何
度か挿入されるスティービーお気に入りの ”I Love to Love”(by Tina Charles).
この曲はドラマ中何度か挿入されるのですが、印象的で何時までも頭の中にリフレインしてしまいます。
そして、この時リバーはスティービーに対する自分の気持ちを告白し、又スティービーも気持ちを伝え、
それを聞いたリバーの嬉しそうな表情が忘れられず 思わず涙、涙で美しい背景と共に心に残ります。

最後に、アディールの赤ちゃんを抱っこさせら、ぎこちなくあやしながらも微笑むリバーの表情も
忘れられず、やっと心のわだかまりから解放させられたのではないかと思わせられる良いシーンで
した。

美男美女が出る訳でも無く、絵的には地味ながら 脚本の素晴らしさ、実力派の俳優陣の演技の素晴
らしさ等で余韻の残る 静かながらジックリ見せる英国ドラマらしい作品でした。

二コラ・ウォーカーはMI-5”Spooks”以来久し振りに見たのですが、 が、今回殆ど同時期に観て
いた「埋もれる殺意~39年目の真実~」”Unforgotten” でも刑事役でチョット混乱しましたが、
相変わらず地味ながら上手い役者さんだと思わせられました。
まだまだ書き足らない点も大く、想いは多々あるのですが、書き出すといい加減長くなりそうなの
でこの辺で止めておきます。

兎に角、
比類のないクライム・ドラマとして 英国ドラマ好きにお勧めしたいドラマです。