写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

一喜一憂

2017年04月03日 | スポーツ・山登り・釣り・遊び

 3月31日、一日中冷たい春雨が降った日、錦帯橋の桜に開花宣言が出たということを、翌日の午後錦帯橋に出かけて標準木に咲いている桜の写真を撮っているときに聞かされた。

 20輪ばかり咲き出した花の写真を撮りながら「今日咲いたのだろうか。やっと開花宣言だね」といっているとき、同じように標準木の桜にカメラを向けているおじさんが「昨日、あの雨の中で開花宣言が出されたそうですよ」と教えてくれた。いよいよ、春本番となリ、なんだか慌ただしくなってきた。

 慌ただしいといえば、時を同じくしてプロ野球も開幕した。われらが広島カープは、マツダスタジアムに阪神を迎えて、ペナントレース全143試合分の1の試合が始まった。雨が降る寒い中にもかかわらず満員の観客の前で、先発のジョンソンがめった打ちに遭い、あえなく開幕試合は負けてしまった。

 翌日と翌々日の試合は、持ち前の広島打線は実力を発揮するとともに、イケメン投手・九里亜蓮が期待通り好投するなどで2連勝し、まずは昨年優勝の面目躍如であった。今年は黒田の抜けた穴は誰が埋めるのかと思ったが、生きのいい若手が台頭し始め、期待に応えてくれそうな予感がしている。

 これから半年余り、今年も広島カープの勝敗に一喜一憂しながら過ごすことになりそうだが、昨年のように高い勝率ではいくまい。勝って喜び負けて悔しがる。持てる感情をあらわに出すことが健康のもとだと思いながら、今年も広島カープの応援が忙しい。