楽しみにしていた花水木も盛りのときを終え、色あせてきた。今年は例年に比べ10日から2週間も早く開花した。一昔前は、連休の直前に満開になっていたものが。
もうひとつ、今年の花水木には特徴的なことがあった。庭に紅2本白1本の花水木があるが、紅い1本は全部のつぼみが開いた。残る紅1本と白のつぼみは半分近くがくるっと丸まった半開きの状態で、全開に至らないまま終わりそうである。
天候も申し分なかった今年の春なのに、どうしてこんなに未開花の状態で終わろうとしているのか。今や悪いことの全てが政治のせいにされているが、これはそうでもないようだ。
これと同じようなことが人間社会でも起きている。先日、2008年の生涯未婚率というものが発表された。
生涯未婚率とは「45~49歳」と「50~54歳」の未婚率の平均値から、「50歳時」の未婚率を算出したもので、50歳で未婚の人は将来的にも結婚する予定がないと考えられることからこれを生涯未婚率と定義している。
50年前には男が1.5%女が2.5%、10年前は男が9%女が5%だったものが、2008年では男16.0%女7.3%となり、男の方の伸び?が著しい。
これは現在日本が抱えている少子化問題の直接的な原因にもなっているが、結婚をしないという根本原因は果たして何なのか。結婚をしないと書いたが、結婚したくても出来ないという厳しい現実もあるのだろう。
咲くものは咲き終わろうとしている花水木の花の中で、生涯半開きのままで終わろうとしている愛くるしい形の花を眺めながら、ふと連休にも帰ってこない遠くにいる三十路で独身の息子のことが気になった。
(写真は、半開きのまま終わろうとする「花水木」)
もうひとつ、今年の花水木には特徴的なことがあった。庭に紅2本白1本の花水木があるが、紅い1本は全部のつぼみが開いた。残る紅1本と白のつぼみは半分近くがくるっと丸まった半開きの状態で、全開に至らないまま終わりそうである。
天候も申し分なかった今年の春なのに、どうしてこんなに未開花の状態で終わろうとしているのか。今や悪いことの全てが政治のせいにされているが、これはそうでもないようだ。
これと同じようなことが人間社会でも起きている。先日、2008年の生涯未婚率というものが発表された。
生涯未婚率とは「45~49歳」と「50~54歳」の未婚率の平均値から、「50歳時」の未婚率を算出したもので、50歳で未婚の人は将来的にも結婚する予定がないと考えられることからこれを生涯未婚率と定義している。
50年前には男が1.5%女が2.5%、10年前は男が9%女が5%だったものが、2008年では男16.0%女7.3%となり、男の方の伸び?が著しい。
これは現在日本が抱えている少子化問題の直接的な原因にもなっているが、結婚をしないという根本原因は果たして何なのか。結婚をしないと書いたが、結婚したくても出来ないという厳しい現実もあるのだろう。
咲くものは咲き終わろうとしている花水木の花の中で、生涯半開きのままで終わろうとしている愛くるしい形の花を眺めながら、ふと連休にも帰ってこない遠くにいる三十路で独身の息子のことが気になった。
(写真は、半開きのまま終わろうとする「花水木」)