山裾の蕎麦畑には芭蕉の句「蕎麦はまだ花でもてなす山路かな」。
山を出て、庚申塚を左に折れるところから、大妻籠。
大きな旅籠が数件あり、泊り客の姿も見えます。
山女の養殖、米の天日干し、
ひろげられた山栗などをめずらしく見ました。
そして、妻籠。
外国人も含めて、観光客がぞろぞろと多いです。
寺下の町並み、18世紀の木賃宿上嵯峨屋。
金木犀が花盛りの枡形跡。
観光案内所、妻籠宿本陣など素晴らしい景観の写真を撮りながら、
駐車場まで走ります。
お店をのぞく暇がなかったので、駐車場の直前の「ゑびや」という
旧仮名づかいの心をくすぐられる茶房で家族のために
「栗きんとん」と「栗きんとん羊羹」を買いました。
中津川の名店「松葉」から仕入れられたものだそうです。
このあと、お土産物屋さんに寄るからいいやと思ったのが間違いで、
「木曾路館」では温泉で烏の行水をしたのみで、
帰りの双葉SAでもお土産を買う時間はなく、ああ、ごめんなさい。
(´;ω;`)←おもに職場の人にあやまっています。
温泉はアルカリ単純泉、つるつるしていて気持ちよく、
露天の眺めがよかったです。
いただいた完歩証明書。\(´;ω;`)/
バスでは寝るつもりが、あまりに雲がドラマティックで美しく、
見惚れました。
バス旅でいつも驚嘆するのは、添乗員さんの定めた時間の5分前には
必ず全員揃っているというツアーメンバーの優秀さ。
添乗員さんの時間と人を読む力も素晴らしいが、
でこぼこの山道を越え、観光の誘惑を振り切り、
定刻に一つの地点に数十人が集まるのだ、ああ、素晴らしい。
私にはとてもあたりまえのこととは思えない。
私がよく行くお手軽バスツアー、やたらと買い物ばかりさせられるのが
嫌だったのですが、今回のように移動距離が長いハイキングだと、
不愉快を我慢しなくてよくて快適でした。
しかも、私にはいつも食事の量が多すぎるのですが、
お弁当だと量がちょうどよく。
さらに、最後、定刻7時半ぴったりに帰り着く、ドライバーのプロ魂を見ました。
ああ、楽しかった♪
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