ノイバラ山荘

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映画「アラジン」から「シンク・オア・スイム」まで

2019-07-23 23:11:51 | 映画
みなさま、こんにちは(*'ω'*)

この2か月の間に映画5本を見ました。


ディズニー映画「アラジン」
1992年アニメーション作品の実写化。
ほぼアニメーションと同じストーリーと聞いていましたが、
ややっ、ジャスミンが国王になりたいとなっ!!
時代の流れなんでしょうね。
王子さまを待ち望むプリンセスから、
ついに国王となるプリンセスまで。
80年の時の流れは少女のあこがれのプリンセスを
作り変えてしまったのでした。


アラジンとジャスミン。


ランプの魔人、ジーニー。ウィル・スミスが演じています。
魔法のじゅうたんに乗って飛び回るシーンは
スピーディでスリリングでした。
時々「うん? インド?」という場面もあり、
もともとファンタジーの世界なので、フュージョンokなのでしょう。

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府中で月イチ歌舞伎の「鷺娘 / 日高川入相花王」を見ました。
玉三郎を見たいと思っていましたが、
ようやく6月になって行くことができました。
私が行った日は解説付きで、ラッキー。
「日高川・・」の方は特に
人形浄瑠璃を模しているということ、
聞かなければわからなかったと思う・・(・ω・;A


「鷺娘」美しゅうございました。
舞台中央、彼がひとり衣装を脱いで変化していくだけで
ストーリーがわかってしまいます。
よくできているな~、と感心。


「日高川入相花王」清姫が蛇になって川を渡る場面ですね。
映画は見やすかったです。
歌舞伎座では全体を中央から見るいい席には座れないです~。

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「アマンダと僕」
フランス映画。
夏のパリ。突然の悲劇で姉を失った青年と、
母を亡くした少女が、悲しみを乗り越えるまでを描く。


新しい「家族」が淡々と描かれていて、心にしみました。

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「マーウェン」

1ヶ月前、近場に映画館ができて、初めて行ってみました。
デパートの8階、こじんまりしていて、割と地味な作品をやっています。
椅子がデラックスで大変気に入りましたので、2作、午前午後に見ました。

あまり期待していなかった「マーウェン」、意外な面白さです。
フィギュアがリアルに動き回る画面に引き付けられました。
最後、マークが自ら作り出したフィギュアの架空の世界に癒されて
勇気をもって新たな一歩を踏み出したところで泣いてしまいました。

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「シンク・オア・スイム」

男性のシンクロだというので、コメディかと思ったら、
それぞれの男たちがかかえる事情が結構シリアスでした。
世界選手権に向けてハードトレーニングが始まったので
多少は体型が変わるのかと思ったら、
ずっとおじさん体型なのでした・・(・ω・;A
う~む、あの体型でメダルはとれないだろう、ふつう・・。
しかし、ファンタジーなんだよな、と納得して
しみじみとした結末に満足しました。


母、グループホームへ

2019-07-18 14:29:19 | 日常
みなさま、こんにちは(*'ω'*)

ついにブログトップに広告がでてしまうようになり、
むむ、そうか、ついに60日やすんでしまったか・・(・ω・;A

怒涛の2ヵ月間でした。

5月の末、3月に見学した母のグループホームより
空きが出たと連絡があり、それからが猛烈な忙しさ。

さまざまな手続き、面接、
買い物、引越し屋さんの手配と荷造り、
紹介状と薬のために6つの病院をハシゴして、
6月の中旬に母を入所させたときには
へとへとでした。

頼まれたものや足りない家具をもって、
2度ほど通いましたが、それ以来、
「空の巣症候群」状態です。

朝になるとこれまでのように母の部屋などを見回って
「ああ、もう必要ないのだ」と、
しかし、日に何度もろうろしてしまいます。
庭も必要ないのに見回ったりしているうちに、
泣けてきます。

そのほかは何もする気力がおこらず、
夜もよく眠れなくなって、「これはいけない」と調べてみると、
介護のあとにも「空の巣症候群」はおこるそうで、
母の命をあずからなくなって楽になったはずなのに、
精神的に苦しいのはこのせいだったのか、
と納得しました。

母とは46年間一緒に暮らしました。
何度も何度も、母が認知症になってからのことを反芻し、
かかりつけ医に「もう限界でしょう、グループホームを探しなさい」と
言われたことを思い出し、グループホームをいくつも見学したこと、
引越し前後のごたごたを思い出し、
こうするより他にはなかったのだと
自分を納得させています。

子を失って体調不良が続く中で、
よくやったではないかと自分を納得させるのです。

しかし、そうして自分を納得させても
子と母が相次いでこの家を去ったことは
悲しみでしかありません。

がらんとした家は本当に「空の巣」です。
夫が仕事に行っている間は不安でたまらなくて、
なるべく外出しますが、家にいるときには
アルコールの力を借りて楽になります。

といっても、ビール一缶ほどの量で気分がよくなるので、
日によってワインやハイボール、いろいろと楽しんでいます。

体調不良が始まってから1年半ですが、崖をよじ登るように
少しずつ少しずつできることを増やしてきました。
それが1年前にもどってしまった感じです。

入所から1ヶ月たちましたが、
グループホームの方がよくみて下さるので、
母はすっかりなじんでいるようです。

「帰りたい」とホームシックになる方もいらっしゃる、
あるいは週に一度は連れて帰っている方も、
と聞いていたので、拍子抜けしてしまいました。

近くの保育園の子たちが遊びに来たり、
スタッフの方に買い物やお散歩に連れていっていただいて、
食事も作っていただけるし(配膳のみ)、
洗濯もほとんどやっていただき(畳むだけ)
ほかのこともできることはやらせるようにしていただいています。

みんなと一緒にいたいときはリビングで過ごし、
疲れた時は個室で過ごし、新聞を読んだり、お昼寝しているようです。
団体生活ではありますが、窓からは公園の大木が見えますし、
外出は自由なので、気が楽なのだと思います。

もう少し元気になったら、また顔を見にいこうかな。
スタッフの方には「なるべく来てあげると、忘れられないですよ~」と
言われるのですが、母が私を忘れる日は必ず来るわけで、
それが早いか遅いかの違いです。

忘れる、というのは、本人にとってストレスを減らすことでもあるので、
忘れることが母にとって楽になることならば、
忘れられるのもまたいいことかと思いました。