ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

紫蘇の穂

2010-09-26 11:11:59 | 自然
すっかり秋らしくなりました。
気持ちのよい晴天です。

遅い朝食を食べていると、母が庭から穂紫蘇を摘んできました。

目が覚めるようです。


もってきた母の掌にも小さな花がこぼれ残り、
お皿に載せたらほろほろとまたこぼれます。

なんだか見ていたら涙が出てきました。

***


秋の青空。
空気が澄んで、お散歩すると気持ちがいいです。


職場の庭にキノコが生えています。
なんだろ?

 
秋の影。


あっ、コウヤボウキ?!


こんな花なんだー。


可憐な花なんですね。

数字との格闘が一段落したら、
また高尾のお山に秋の花を探しに行ってみたいです。





数字

2010-09-23 09:09:26 | 日常
雷が鳴っています。
雨で涼しい朝です。

みなさまお変わりありませんか。
ノイバラは数字と格闘する毎日です。

会計報告の数字との格闘がまだ終わっていないところへ、
先週からさらにわが家の土地の境界問題が勃発し、
「数字」という具体的なものと関わる毎日です。

(・ω・;A  もっとも不得意分野での戦いです。

会計報告は時間をかけて丁寧にやれば、
絶対に合うと思うのですが、
境界問題はそういうわけにもいかないので、
毎日、家で情報収集→作戦会議→根回しを繰り返しています。

古い土地なので、法務局にも測量図がなく公図のみ、
しかも元国有地で現在市の管轄の土地まで
関わってくるということなので、
素人には何がなんだかさっぱりわかりません。

とにかく、うちが土地売買で正式に登記して、
近年、測量までしていただいた土地の一部が
突然「元国有地で、それを買っちゃったんだもんね。
お宅の塀の内側までうちの土地なんだから境界に杭を打たせなさい」
と、向こうだけでなく、市役所の境界画定の係の人までやってきて
おっしゃるので、最初は何のことやら・・(´;ω;`)

それってうちが不法に長年おたくの土地を使っていたってことなの?!
と、初日は茫然としました。

どこに相談したらいいのかわかりませんので、
議員さんにまで泣きついてみましたが、
結局プロのことはプロに任せるのが一番ということになりました。

こちらの測量士さんは
土地売買時の測量図、近年の測量図を比べ、
当時と変わりない塀の様子をご覧になって、
こちらに落ち度はないとおっしゃるので、
測量士さん(両方とも土地家屋調査士でもあります)同士で
話し合っていただくことに・・。

何しろ、相手は、営業所がつぶれてしまったので
売りたがっている某大手企業です。
闘うにも体力が違いすぎー。

話し合いの結果、どうなるのかわかりませんが、
他人事のような顔をして、江戸時代の古地図までもってきて
立ち会っていた市役所の方、市のなすべきは、現在の市民の生活、
しかも長年住んでいる住民の生活を守ることではないのですか?

いきなりのことに訳もわからずうろうろして、
どういうことなのか聞こうとしてもさっさと帰ってしまわれて・・。
民事不介入にしても、いきなり踏み込まれて戸惑っている
こちらの疑問に対して十分に説明してくださらなかったことに、
ものすごい不信感をもっています。

下世話ないい方をすれば、企業と「グル」になっていたとしか
私には考えられません。
少なくとも、私の立場からするとそう見えます。

このブログでは、他人さまの悪口は書くまい、
読んだ方が不快に思うであろうことは書くまいと気をつけてきましたが、
今日は禁を破りました。
市役所の関係の方は不快に思われるでしょうが、
私はわたしの立場でしかものを言うことができません。
私の家族の生活を守るためのことしか言えません。

プロの方が素人の無知につけこむような(情報を知らせない)やり方は許せません。
素人がいくら勉強してもプロの知識にかなうはずがありません。

名義人ではありますが、老齢で事態が飲みこめていない母が
言われるままに立ち会い、市役所の方がいらっしゃるのだからと疑いもなく
もし署名捺印していたら、どうなっていたのか、ぞっとします。

近年、リフォームなどにしても
必ず同居の若い世代の確認が必要になっていますけれど、
大切な土地に関して、そのような制度がないのは不可解です。

祖母の織物

2010-09-14 10:04:05 | 工芸
先日、体験したシェニール織が
縁かがりをされて出来上がってきたので、
母に見せたら、
祖母も織物をしていたという
話をはじめました。

母方の祖母はずっと私が赤ちゃんのときから
同居していました。
27歳で夫を亡くし、以来女手ひとつで母を育てた祖母です。

田舎の大家族ですから、
義弟が跡をとった家ではいろいろと
気苦労が絶えなかったようですが、
幼少の母を置いていくのはかわいそうと、
再婚の話には耳を貸さなかったそうです。

明治生まれの大柄で朗らかな祖母は
故郷熊本から大阪で所帯を持った母に呼ばれて
一緒に暮らすようになったのです。

同居したときには、若い時の農家の嫁としての
重労働がたたって、寝たり起きたり状態だったのですが、
祖母が庭の花を育てたり、布団の打ち直しをしたり、
反物の洗い張りをしたりするのは見ていました。

さらに、熊本では織物をしていたという話、
今日初めて聞きました。

家長は公務員系の仕事をしていたらしいので、
農業は女性の仕事。
農業の傍ら養蚕をしていたというのは、
聞いたことがあります。

そこでできた繭は売っていたのですが、
家族用の織物を作る分は残し、
糸を作り、機を織り、反物を染め、
着物に仕立てていたらしいのです。

稲作は秋まで忙しいはずですから、
冬の農閑期の仕事だったのでしょうか。

忙しい家事の合間の仕事ですから、
一日に織れる量はそんなになかったと思います。

近所の久留米織りの名手に習い、
矢絣なども上手に織っていたし、
染めも型紙を買ってきて自分でしていたそうです。

近隣で織物が盛んだったわけではなくて、
の中ではその名手と祖母だけが織っていたようです。

何から何まで!
生活を紡ぎだす手であったのだなあと思います。


タンスの底から出てきたのは、祖母が織って
大阪で染屋さんに染めてもらったという着物。


これは母用にしては地味すぎるような・・(・ω・;A

でも見てください!

袖の内側と背中は朱色の裏地です。


さらに歩くと見える裾の部分にこのおしゃれ!


これは母が18歳ころ着ていたという長襦袢。
派手です・・(・ω・;A


この褄の部分の仕立てが難しいのだそうです。
赤い部分を「すうっと中に入れるのが難しい」

表はものすごく地味、見えないところで派手にしたのですね。
これは全部祖母が決めた色柄ということです。
一枚の布、一枚の着物がいろいろと語ってくれました。



39年前の辞書

2010-09-12 10:13:01 | 短歌
まだまだ残暑厳しい昨夜は東京歌会。
題「葉」。

まだ大会の準備で行ったり来たりしている路上で
「もう出した?」と言われなければ
すっかり締め切りを忘れていました。
あわてて帰りの電車で考えたのもなつかしい思い出。

「お友達の」結婚式で欠席のY良さんに代わって
F島さんの司会です。
あっ、あれは・・マンハッタナ―ズの猫の扇子をお使いです。
さすが「猫のF島」と呼ばれているだけあります。
二丁目の縁側のお稲荷さんに似た猫は有名です。

この日の歌にも『二丁目通信』の歌があり、
巧者H松さんの歌と判明して、場内爆笑。

二次会はいつもの「赤ひょうたん」。
ここで歌会のときに目をつけていた、
H松先輩の国語辞典の写真を撮らせていただきます。




・・・この年季の入り方は半端ではありません。

開いて、ぼろぼろになって別のところにはさまれていた
奥付を見ますと1971年刊行です。
高校生の時から使われている辞書だそうです。

今は電子辞書が便利で、もう私は使っていませんが、
まだ使っている方がいらしゃるとは・・。
これだけ愛された辞書は本望でしょう。


これはO田さんの涙をすいとったハンカチ。
何で泣いていらしたかというと、
二次会の最中にO野さんの新歌集を読みながら
感極まったらしいのです。
いや、こんな酒宴の最中に歌集を読んで泣けるってすごいです・・
しかもO野さんの歌集は泣かせるための歌集ではないです・・。
仲間の情熱に胸が熱くなられたのでしょうか。

先生はおみえにならずさびしかったけれど、
お隣のすすめ上手なH松先輩のビール攻勢で
かなり飲み、まだ腑抜け状態が続いています・・。
いつものことですが、頭が全く働きません。


・・さてと、地中海でプレゼントされた新しい船に乗ってくるか(´・ω・`)

生けるものは総て鳴く

2010-09-11 11:47:24 | 自然
相変わらずお暑いですが、
秋の気配はそこここに。
みなさま、いかがお過ごしですか。

ノイバラの職場は山の中なので、
まわりに温泉がたくさんあります。

久しぶりに余裕ができたので、
いってみようかという気持ちになりました。

以前もご紹介しましたが、
ノイバラのお気に入りは
スパつきの温泉「秋山温泉」です。
水着を着て入れる温水プールが
屋内と屋外にあって、香りのサウナもあります。
もちろん普通の温泉、露天風呂もあります。

まずは、屋外のプールにぽかんと浮かんで、
夕暮れの空が夜空となるまで
刻々と移り変わるのを
見ているのが好きなのです。
夕焼け雲が輝き、
お月さまが山の端から出てきて、
星をひとつずつ数えているうちに、
あっという間に時間は経ちます。

山の中なので鳥やトンボが飛んでいます。
プールサイトでカエルや虫が鳴くのを聴きながら、
水につつまれていると、ほんとうに幸せです。

夏は混むけれど、今の季節は
5時から9時のナイトタイムは空いていて、
しかもワンコイン(500円)なのです。

春から忙しくて、来る余裕がなかったけれど、
また週に1度のスパ通いを再開しました。

プールの後は温泉で温まります。
露天風呂は虫の音がすごい。

ほかに誰もいません。

のんびりしていると、
先日読んだばかりの歌を思い出しました。

・生けるものは総て鳴くなり
   澄みとほる時間の瀧を秋と呼ぶなり

             本田一弘『眉月集』

泉原隆志コンサート--汐留は潮の香り

2010-09-07 08:57:57 | 音楽

昨夜は7時から汐留の浜離宮朝日ホール、
「泉原(いずはら)隆志 ヴァイオリン・リサイタル」に
行ってまいりました。


泉原さんは30代半ば、
歌の先輩のお知り合いのご子息いう、
ほとんど他人の関係ですが、
6年前、ハンブルグ留学直前のコンサートにも
お招きいただき、その少年のようなたたずまいに
心酔してしまったのでした。
「ゲゲゲの女房」の向井理さんに似ていらっしやいませんか?

現在は京都市交響楽団のコンサートマスターとして活躍なさっていて、
すっかり逞しく成長され、さらに
磨き上げられた演奏を聴くことができました。

音楽にはうといノイバラですが、
すみずみまで神経の行き届いた
素晴らしい演奏だったと思います。

私はオーケストラよりも単独の楽器演奏が好きなので、
静かに、豊かに、また強く奏でられる金色の音色に
集中することができました。

ピアノ伴奏は鈴木慎崇(よしたか)さん。

    ***プログラム***

・オペラ「金鶏」による演奏会用幻想曲
(リムスキー・コルサコフ作曲、E.ジンバリスト編曲)

・ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
(ブラームス)

・詩曲 作品25 (ショーソン)

・ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
(R・シュトラウス)

アンコール曲は2曲。
・チャルダッシュ(モンティ)、
・アヴェ・マリア(グノ―)

******

朝日ホールは朝日新聞社のビルの中にあります。
ホールは音響がとてもよいように思いました。
汐留駅から浜離宮方面に少し歩きます。

     *****

さて、欲張りノイバラがコンサートだけで
終わるはずがありません。
早めに家を出て、周辺をお散歩することにしました。

楽しみにしていたハンス・コパーの展覧会は
前日で終わってしまい、残念な思いをしましたが、
汐留といえば、日本テレビではありませんか!

ゆりかもめに乗ろうか、浜離宮散策にしようかも迷いましたが、
ゆりかもめは以前乗ったし、浜離宮は歩くには暑い・・(・ω・;A
汐留駅できょろきょろしたところ、ビルの足元に
不思議なモノを発見したので、
そちらへ行ってみることにしました。

宮崎駿デザインの仕掛け時計です。

3時間に1度動くらしいのですが、
残念なことにタイミングを逃し、
動くところは見られませんでした。
    


この奥に見えるのが日本テレビのグッズを販売している「日テレ屋」。


購入の「魔女の宅急便」黒猫ジジの
タオルハンカチとストラップ。


新橋の停車場跡。テレビでは見たことがありますが・・。

早めの晩御飯。
汐留シティセンター「PRONTO IL BAR」 で

夏野菜のスパゲティ \700
タコ、オクラ、大根おろし入りポン酢味の冷製パスタ。
なかなかはっきりした味でおいしいのです。

向かいのリブロで塩野七生『絵で見る十字軍物語』購入。
そうこうするうちに、さきほどのPRONTOが夜の部に変身、

アルコールOKになったので、 ビールとおつまみセット \630
『絵で見る十字軍物語』は
十字軍遠征の場面を描いたギュスターブ・ドレの絵、
小口木版画で刷られたものに塩野七生が解説を加えています。
地図つきなのでわかりやすい。
楽しい本を読みながらビールを飲むという至福の時間です・・。

15世紀大航海時代が始まるまでの
11世紀からのキリスト教vsイスラム教の戦いです。

オンラインゲームで大航海時代の地中海をうろちよろしながら
交易したり冒険したり、美術品の収集をしたり、
甲冑兜で武装して戦ったりしているのです。
武器は長剣と爆薬など、戦う女、ノイバラです(笑)
地中海沿岸の地図は、おおっ、わが庭というくらい親しいのです。

さんざんカイロ付近で海賊に略奪されているので、
本の詳細な地図を見ながら、
「うーん、このデルタ地帯はヨーロッパの人にはきついよなー」
「そうかー、このあとオスマン・トルコの勢力が強くなったのかー」
などとひとりごちたのでした。


外に出ると、風が強い。
潮の香りがしました。

森の秋

2010-09-03 19:28:49 | 日常
夕暮れには秋の気配の風が吹くようになり、
体が楽になり、ぼーっとしています。


カラスウリの花がこんなところに!


先日、池袋で購入の豆皿。
クジラの画が珍しくてかわいいでしょ❤
長崎県佐世保の三川内(みかわち)焼です。

三川内焼は、唐子絵が有名で、
江戸時代、平戸藩御用窯の指定絵柄とされていたそうです。
松の下で遊ぶ子供の絵柄は「献上唐子」と呼ばれ
他で使うことは許されず、朝廷・幕府・諸大名・一般武士と
献上先によって唐子の人数が違っていたそうです。

人間の画は不得意のノイバラにはクジラさんの方が・・。

んふ。

んふふふ。

*****


忙しかった数カ月の反動で、
もう何をする気力もないのですが、
ぼつぼつと先日の大会で購入した歌集を読んでいます。
いずれもわが結社の中堅の
地味ではありますが、力のこもった歌集です。

岩井謙一さん第三歌集『隻眼』(砂子屋書房)
本田一弘さん第二歌集『眉月集』(青磁社)

大野道夫さんの第四歌集『夏母』(短歌研究社)も
素晴らしいのです。

*****

テンプレートを秋仕様にしてみました。
昨年も使った森のリスちゃんです❤

ではではみなさま、ごきげんよう。

全国大会--裏方体験記②

2010-09-02 09:42:45 | 短歌
さて、いよいよお待ちかね、大会当日28日の朝です。


朝、9時半にリーガロイヤルホテルに着きました。


「アメジスト」がスタッフ控室です。


これが販売したクリアファイルです。
3枚で1000円。先生直筆の早稲田の1首が使われています。
販売のチーフF島さんがかわいい招き猫をもってきてくださいました。


ここが会場ロイヤルホール前の受付。
ノイバラは当日支払いの方の対応をしました。


まだはじまる前の会場。
歌合せのためのパワーポイントの試写が行われています。

 
会場周辺の様子。


「選者と語ろう」の会場「ガーデンテラス」

選者とは、毎月送られてくる詠草を分担して
誌上に載せる歌を選んで下さっている方々です。
毎月、80名以上の会員の歌を読み、選をするのは
並大抵のことではありません。
言うまでもないことですが、ボランティアです。
これまでどれほど選に育てられてきたことか。有難いことです。

会員との交流の場として今年初めて設けられた席に
選者の方は6人参加して下さいました。
全国大会係の相棒T山さんが責任者で、好評な企画でした。


このお部屋は眺めがよくて、眼下には大隈庭園と早稲田大学が見えます。


これは先日亡くなられたばかりの竹山広さんの生原稿です。
T山さんのタイムリーな発案で、受付で披露されたものに、
足を止める方が多かったです。


先生のご挨拶に続き、
講演は早稲田大学教授内藤明さんの「早稲田の歌人だち――故郷のありど」

窪田空穂から谷岡亜紀、田口綾子まで、早稲田の歌人は多いのです。

次はいよいよ歌合せです。
司会は京都歌会のU山さん。
地方対抗ということで、
各地歌会から3人ずつの8つのチームが編成され、
トーナメント形式で戦いました。
事前に1回戦は「自然」準決勝は「町」という題が与えられ
作られた歌は各チームに配られ、
すでに攻略法は研究されつくされているはず。


舞台正面のスクリーンに歌が映し出されます。
この下に判者の先生と伊藤一彦さんが座られ
両脇に対戦するチーム3名ずつが座ります。

歌の優劣だけでなく、
選手の自チーム弁護、相手チーム攻撃の
舌戦も判定に影響します。
さらには会場の拍手も判定に影響するそうです。


舌戦の時間が超過するとこのように
副司会も務められた責任者のO田さんが
デンデン太鼓を叩いて終わらせます。

わが東京からは2チーム出場、
仲良しが3人も出ているので、応援に熱が入ります。
この時まで、どれほどの準備をしてきたか、
知っているだけに勝ってほしかったのですが、
残念なことにそれぞれ1回戦、準決勝で敗退。、

決勝戦「東北チーム」対「九州チーム」は即詠です。
先生から題「東京駅」が与えられ、
わずか10分で各チーム6首が詠まれました。

結果は俵さんを筆頭としてプロばかりの東北チームの
優勝となりましたが、九州チームの歌もなかなかのものです。
対戦する前から相手を見てひるんでしまうようでは・・
仕方がないことですけれどね。

惜しくも敗れた「中国四国」「相模」「中部」「近畿」
それぞれのチームで新人の方の溌剌とした弁護、
またベテランが攻撃で口ごもられるのも何やらかわいらしく、
とても楽しかったです。

ここで6月末に応募が締め切られて以来、
選が重ねられ絞り込まれてきた
結社賞受賞者の発表です。

東京歌会の精神科医M岡さんです。
候補にスタッフのHちゃんが残り、嬉しいです。
おめでとうございます<m(__)m>


ここでチェックイン。

Rちゃんがとってくださったスイートルーム。

今年もYちゃんと3人で泊りました。


懇親会はロイヤルホールⅡ。
司会は名司会者のK岩さん。


まずはシャンパンで乾杯です。

お料理はこんな感じ。
 
並ばないとお料理がとれない状態で、ご不便をおかけしました。


メインイベントの「東京文学散歩」。
O田さんをチーフに、わが結社の未来を背負う若手が
何カ月もかけて取材をした成果です。


Y綱さんがあやしい変装のままパソコン操作。

  
わが大会委員長のスタバの歌も。

これはのちほどホームページ上に発表されるそうですので、
楽しみになさってくださいね。

2次会は相棒のT山さんが仕切ってくださったので、
早めに失礼してお部屋で休みます。
みなさん、2次会のあとはカラオケに繰り出して
楽しまれたそうです。


29日の朝、部屋からの青空。
猛暑は続き、35℃まで上がるそうです・・。

全体歌会はあらかじめ提出された223首の歌を
評者2名×8組が分担して、全歌批評を加えていきます。
3時間かかります。

このあとは昼食を食べながら3グループに分かれて記念撮影。


昼食のお弁当。
おいしいと評判でした。

終了後、すみやかにスタッフルームの撤収が行われ、
クロネコさんで荷物2箱を送って終了。

スタッフの打ち上げとネット歌会の集まりに顔を出しました。
いや、ネット歌会は進行速度についていけず、
落ちこぼれの幽霊会員なんですが、(・ω・;A
また歌会だけでも参加したいと思っています。

長い長い、印象的な2日間でした。
また来年、北上でお目にかかりましょう。

*****

しかし、これで終わらないのです。
昨日はアメリカのA木さんを囲む
内輪の歌会に参加させていただきました。
全国大会の最中に言われて作った歌が
もうまとめられて詠草になっています。

A木さんは古くからの会員でいらっしゃいますが、
アメリカでの生活が長いので、こうして日本に帰ったときに
日本語をブラッシュアップしないと忘れてしまわれるのだそうです。

歌会のあとはメトロポリタンホテル「オ―ベスト」のランチです。

鮮魚のカルパッチョ。

ローストビーフ。

木苺のクリームブリュレ。

A木さんのお嬢さんがご結婚されたそうで、
すてきなお写真を拝見しながら、
幸福のおすそわけをしていただきました。

来年は35年ぶりに春に帰国なさって、
日本の桜を堪能なさるそうです。


全国大会--裏方体験記①

2010-09-02 00:20:34 | 短歌
8月28日、29日
長い準備期間を経て、
ようやくわが結社の
年に一度の全国大会が終わりました。

全国大会は毎年参加して、東京ではお手伝いもしましたが、
本格的に最初から最後まで関わったのは初めてです。

会場のホテルが決まるまで、また決まってから
流れに沿ってどのように細部を詰めていくか、
実行委員長のO野さんが進めていかれるのを
私は側で見ていただけですが、
とても勉強になりました。

目の前で本流から新しい流れが作られて、
枝葉のように大会を膨らませていくのを
生き生きと見ることができました。

新しい流れが作られる要所には、
しかるべき責任者を配置し、
それぞれの仕事を連絡とりながら進めていきます。
さらに必要なところでは
必ず先生の確認をとっていらっしゃいます。
いらないものを切り捨て、必要なものを調達する、
全体を見ながら細部を固めていく様子に
目を見張りました。

ノイバラは職業人として経験を積んでいないので、
その仕事を間近で見るだけで、貴重な経験でした。
会計に素人で、あわててエクセルの勉強をした私、
あちこちでご迷惑をおかけしたと思います。

ほぼ250人の方々との交流を果たし、
「歌合せ」「選者と語ろう」「ベビーシッター」
「オリジナルグッズ(クリアファイルとDマグ)開発・販売」
「『東京文学散歩』の取材、パワーポイントでの披露」
という5つの新しい企画をこなし、
東京では初めてという宿泊者の対応もした大会でした。

初めてのことで準備がおいつかなかった部分もありますが、
今後、少しずつ成熟させていければいいと思います。

もっとも古い老舗の結社ではありますが、
常に新しい試みにチャレンジしているところが
ステキだと思います。

予算の関係でいたしかたなかったとはいえ、
懇親会の会場が狭かったのと、
お料理が足りなかったのが反省点ですが、
ほぼ成功といっていいのではないと思います。

全国大会の係として「会場の下調べ」
「ベビーシッター」の準備にかかわり、
会計として「支払い全般」「宿泊者の対応」
「名簿の作成・管理」を受け持ちました。
メールで関係者と連絡をとり、必要な情報を流し、
こちらのミスでご迷惑をかけた方へ
お詫びのお手紙を書きました。

当日集金したものは、黒いショルダーバッグに入れて、
肌身離さず持ち歩きました。

どうやってこんなにたくさんのことができたんだろう・・。
皆のチームワークと、会員の方々の
見えない支援のおかげだと思います・・
・・もしかしたら、目に見えない
代々の古い会員の方々もそこいらにいらして
背中を押してくださったのかもしれません。

才能と実務能力に優れた東京歌会の執行部の
チームワークで、事前の準備は万端でしたが、
突発的な出来事への対応に走り回り、
ホテルの方々の速やかな対応に
ずいぶん助けられました。

しかし!
金庫番ノイバラのお仕事は
もう一山越えねばなりません。

会場のホテルへのもっとも大きな支払いと
会計報告です。

素人の私でつとまるくらいですから、
厳しい会計監査があるわけではないのですが、
目の前の山のような領収書とレシートに、
しばし茫然としています。

自分ではしっかりしているつもりが、
集金したお金を郵貯銀行のATMに預け入れる際、
1万円ずつ折ったまま入れてしまい、
お札がずたずたになるという前代未聞の事態に。
係の方に迷惑をかけてしまいましたが、
無事入金いたしました。

でもでも経費削減につとめたおかげで
全国大会のスリム化には成功したのではないでしょうか。

    ******

大会前日、準備が終わった段階で
早稲田のトルコ料理店「SARAY」に
ご案内いただいたのも楽しい思い出です。

 
10人も入ればいっぱいになりそうな店内、壁にはトルコ国旗が。
まずはビールで乾杯です。
1人で切り盛りしているやさしい目の店主が
目の前でパフォーマンスたっぷりに注いでくれる
トルコのビールはおいしいです。

春巻きと野菜たっぷりのペースト状の前菜。

ドネルケバブをナンにはさんでいただきます。
棒に巻き付けられた肉塊から肉片を削いでいくのは、
以前テレビで見たことがあります。

Y良さんは白濁のラク(アニス酒)。
薬草アニスの成分をアルコールで抽出したもので、
水を加えると白くなります。

下戸のO田さんはチェリーヨーグルト。
初めてのザクロジュースも分けていただきましたが、おいしかったです。

山羊のチーズのピザはお舟の形です。

伸びるので有名なトルコアイス・・などなど初体験。
ノイバラはブルーベリーソース、
向こうのはチョコレートソースがけ。
激甘なので、カロリーを気にする方は食べられないでしょうが、
この世の至福です。ものすごくおいしいです。

さらに水煙草、初体験!
煙草にはいろいろな匂いがつけてあり、モモの香りを選びました。

手前のパイプをくわえてぷかぷかします。

水の中をぽこぽこと煙が通り、ニコチンが除去されるそうです。
喉が痛くならないし、いい感じ。
回し飲みで楽しめるし、40分1000円というお手軽さです。

肝心な日にカメラを忘れ携帯なので、暗い店内ぼけぼけです。
・・っていうか、酔っぱらっていたのかも・・(・ω・;A

会計報告が終了したあかつきには、
美女食いだおれ隊で内輪の打ち上げをしよう!
と今から楽しみにしています。

     *******

全国大会の係をはじめた去年から
初体験がてんこもりのノイバラです。
辛いこともありますが、できなかったことができるようになり、
知らなかったことを知ることができるのは、
何よりもうれしいことです。

明日は全国大会のご報告です。
・・といっても、出たり入ったりで、
肝心なところが抜けているのはご容赦ください。