一万年の縄文時代から千年の弥生時代、そして古代社会、長大な列島の中央に、縄文の文化センターがあってもおかしくはない。
それが日の本、それこそが「日の本」、西の政権は、これだけはつぶさなければならない、そこに、この国の「ねじれ」があった。
ところが政権は鎌倉に、やがてよりもどし京都の室町、そして東日本が声を上げ、名古屋が駿府が甲斐が越後が、とうとう関東平野の中央に江戸幕府の建立、そう第二の日の本・日本、こちらの方がムリがない、納得がいくだろう。
「日の本」は、古代日本のもうひとつの中心だったのではあるまいか、きれいに消えてしまった、消されてしまった。