ねこのおなかの日記帳

日々の記録です。

『灰色のピーターパン』

2006-08-03 | 読書
『灰色のピーターパン(池袋ウエストゲートパークⅥ)』
   (石田衣良 著)

先日職場の若くすてきな女性陣とお茶をしたとき、
石田氏について大変失礼な発言をしたわたしですが、
読んでしまいました。IWGPシリーズ6冊目。
だって父が黙ってわたしのパソコンの前に置いていったってことは、
「君、コレ読むだろう?」ってことだから、
やっぱり読まないとと思って…(いいわけ)
面白かったです(ぼそっ)

相変わらずスピード感があって、ぐいぐい読ませる、
エンターテインメント小説でした。
ライトノベルといわれるやつよりはずっと重くしっかりしたものですが、
ちょうど今友だちから借りた、もっと重めの歴史小説を読んでいるところなので、
ちょっと浮気したら楽しかったって言うか
(最低の男だne☆ いや、男じゃないけど)。

物語的には少年の出てくる2編がいいかもしれないけど、
わたしは最後の「フェニックス計画」の話が気になりました。
まず、音大生の姉妹が出てくるんですが、
その妹のほうが「小学校の女音楽教師」というイメージらしいんですが、
なんで登場するたびに、
必ず紺色のフレアスカートに白ブラウスなのか
おまけにストレートの黒髪に白いリボンって、
そんなファッションの女子大生、いないよー!?
ついでに言いますが昨今の小学校音楽担当者は
ジーンズに汗かいて必死で仕事してますし、
ピアノもまともに弾けず苦しんでいる者もいるのよ(誰のことだ)
…気になったのは、それだけじゃなくて、
音大姉妹の姉のほうの人生についてなんですが。

そして相変わらず物語を味付けするクラシック曲の数々。
知らない曲が多かったです(^∇^;)
真島誠は相変わらずチャイコフスキーよりストラヴィンスキーが好きのようでした。
それにしてもロシア音楽好きな真島君でした。
出てきたバイオリンコンチェルトも全部ロシアだったよ!?
(しかもお気に入りがショスタコーヴィッチ…)
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