猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

城四まつりの注連縄の縄張りをした日は、富岡産の新ショウガを漬け込んで、キキと人生について話ししてました

2016-10-03 06:09:18 | あんじゃあない毎日

群馬県富岡市産の新ショウガです。群馬でもショウガはあちこちで栽培されてますけど、それなりの量生産して私たちのところへ届けてくれているのは富岡の生産者だけのようです。毎年この時期になると漬けています。これで4kgです。昨日の午後、原稿書きに行き詰って気分転換のために遊んでもらっていました。

 これで一株です。一番大きな塊、約800gありました。バラバラにして、皮をこそげて、適当な大きさに切って、酢漬けにします。使う合わせ酢は、煮切った酒:食酢:梅酢=1:1.5:1ほどの割合にしています。これに砂糖を少し加えて味を調えています。塩は梅酢に含まれている分(約8%)で十分です。もちろん自家製の梅漬けから採ったものを使っています。

 漬け込みはポリ袋を使います。一袋400gほど、冷蔵庫保存します。2週間ほどで食べられるようになります。わが家の消費量は年間で約1㎏、残りはお友だちなんかに分ける分です。

 これは去年漬け込んだものです。今でもまだ食べています。1年経ってもおいしくいただけます。ただし、空気に触れないようにして、冷蔵庫で保存しているからです。

 

 昨日の朝の6時前です。明るくはなってましたが、まだ防犯灯が点いてました。8日からはじまる城四まつりのために町内の道に注連縄を張り巡らす作業の手伝いに出ました。

 まだ自動車があまり走っていない道でロープを運んでます。張り巡らす場所にロープを延ばしておいて行く係りの人です。私はその後ろから脚立を担いでついて行きます。道に置かれたロープを電柱やなんかを利用して張って行く係りなんです。実は、張る仕事の主力は4台のトラックなんです。トラックの荷台に乗って張って行くと効率が良いですから…

  上電横丁の飲み屋街、早朝ですからやってる店はありません。広告塔のポールを利用して張らせてもらいました。この縄に、7日の早朝、白い和紙を切った紙埀(シデ)を取り付けてまつりを迎えるんです。
注連縄針の作業は自治会の役員と青年会員でやります。でもね、婦人会や老人会の皆さんも出て、山車が通る道にある植え込みなんかの草とりや清掃をしてくれています。結局総出なんです。

 縄張りが終わると、青年会の皆さんは庫から山車を曳き出して公民館脇の広場へ移動させて点検と掃除をしてました。
実はね、この山車、今年大修繕をしたんです。台輪(だいわ)と呼ばれるトラックで言えばシャーシーの部分を新しくしました。それと山(やま)と呼ばれる上の構造物の塗装をし直して、彫刻も新しいのを加えました。囃子台も新調したのかな…、とにかく大がかりなメンテナンスをしたんです。

  うちの山車の台輪は木製ではありません。鉄製です。でも自動車のシャーシーの転用ではなく、オーダーメイドなんです。城東町4丁目の先代の自治会長の黛さんは機械系の鉄工所を経営してるんです。自らも技術者なんです。それで、この台輪の設計・製造は黛鉄工所なんです。こういうのってすごく珍しいはずです。
右の写真はブレーキなんですけど、見ただけで珍しさを理解いただけると思います。車輪の形に成形された鉄板にゴムを貼りつけたものを人力でタイヤに押し付ける造りなんです。返しは二つのスプリングです。

これは去年の祭りでの山車の運行の様子です。新装なった山車が、今年も四丁目の路地をめぐります。もう次の土曜日からですね…

注連縄張りの作業を終えて家に戻ると、伯母さんとユキ子さんは東京のお稽古場へ出かけるところでした。水曜日まで、東京でお仕事のようです。

 

 キキはベットで長くなって寝てました。気持ちよさそう。
私は、調べものが溜まっていたのと、頼まれていた原稿書きがあったんで、家で仕事をしてました。
午後三時近く、ほぼめどがついたのですが、気にくわないところもあって、気分転換に新ショウガを買い出しに出かけました。

  実った稲がきれいです。桂萱小学校の校庭では桂萱地区の運動会をしてました。稲刈りが始まる前に運動会するみたいです。
新ショウガは上泉町の食の駅で手に入れることができました。それで、家に戻って漬け込んでいたんです。

 

 夜、どこかに食事に出ようかなとも思ったのですが、止めて家で晩酌してました。漬物4種と冷ややっこ、酒は山形の出羽桜の大吟醸『酔芙蓉』です。
〆はざるそば、桐生(新里)の中車の赤城高原山麓蕎麦を使いました。

 あとは、キキとよもやま話です。ここんとこキキはよく食べてくれてます。涼しくなってきたせいかな、昨夜もドライフーズのお代りが欲しいっていつもよか少したくさん食べてました。
話しの中身ですか、それはさ、人間の年寄りと年寄り猫の話です。生き急がないこと、死に急がないことが大事だよって。キキのもそうだけど、私の人生もまた、これから先おしまいに近づくほど、自分の意志から離れて行くのだと感じています。それが良いとか悪いとかでなく、そうなんだよってだけのことみたいです。だから、急ぐことは何もないんです。あるがままを受け入れて、できることして生きてこうねって、お話ししてたんですよ。

 

 

 時々登場いたします若柳糸駒ことユキ子です。直派若柳流の師範をしておりまして、前橋の『美登利会』に参加しております。
73回目を迎えました今春の美登利会の舞台の様子はコチラです
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

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