評価 (3点/5点満点)
著者がマッキンゼーに勤めていたとき、先輩や上司は仕事を淡々とこなしていき、定時になれば颯爽と帰っていく姿を目の当たりにしたそうです。
その秘訣は「集中モードに入るスタイルを見つけている」ことにあり、本書はその具体的な方法をお伝えします。
現代のスマホなどの使用から「そもそも長時間集中できない環境」にあり、その前提でどうやったら細切れでも集中モードを獲得できるのかを考えます。
【my pick-up】
◎ハイブリッド型の働き方に最適解を求める
ハーバード・ビジネス・スクールの新しい研究によると、ハイブリッドワークには「スイートスポット」が存在する。週に1~2日の在宅勤務は仕事の成果物の新規性と仕事に関するコミュニケーションの両方を増加させる可能性があるそうだ。その研究者によると、「ハイブリッドワークは、同僚から孤立する心配がなく、ワークライフバランスをより良くすることで、どちらとも両立させる」ことが示唆されたそうだ。
◎筋力アップは「メンタル」に効く
オフィスワーカーというのは、極端に身体を使わなくなっているものです。会社と自宅との往復以外は、ほぼデスクに座ってパソコンを見ているわけですから、脳だけ異常に疲れてしまう。これは私の仮説ですが、その結果として、心身のバランスを崩してしまうのではないでしょうか。そうであるなら、筋力をつけることで、丈夫な身体だけでなく、強靭なメンタル、折れない心を手に入れられると言えそうです。