岩窟竜王/新居浜祭り

 言って良いことと悪いことがありますの ©鬼塚夏美

見積、施工、請求、支払

2014-01-19 | 〆と幕とをピックアップしよか!
太陽光発電を行なおうと考えた。安くはないものだから数社に見積もりを頼まねばならんわな。
講釈をするつもりはないが太陽光発電は発電量が10kwを超えるか超えないかで事情が大きく異なってきてウチの物件はその10kwを超えることができるかどうかぎりぎりの条件であった。あるメーカーのパネルならうまく載るけれど他のメーカーパネルなら仕様が悪くて載らない。ある施工業者は10kwを超える発電ができるパネル枚数は乗せきれないと言い、違う業者は工夫すればなんとか乗せることができると言った。さらに違う業者に至っては見積もりを頼むと見に来たはいいが何が不都合だったのかその後ナシのつぶてだったりする場合もあった。
よろしい。それではとにかく乗せられると見積もる業者に頼むことになり、次はパネルメーカーの選択となる。パナソニックや東芝の国産メーカーは優秀で高効率らしいがやはり高価い。聞いたことのない中国のメーカーは安いが、性能は値段の差異ほどには劣らないということだ。耐久性は変わらずであるらしいが、メーカー保証に問題が生じるかもしれずと聞いた。かといって国産にこだわる必要も理由もわたしにはない、考慮することなく中国産パネルの設置に決めた。
さあ次は納期だ。消費税率が上がる4月までに工事が終わって請求が来ないとまずい理由がある、3%も余計に払う羽目になるのはじつに無駄金でばからしい。だから3月末までに完了できるところでないといけない。工事が立て込んでいて間に合うかどうかぎりぎりだと言う業者と今すぐ発注してくれたら大丈夫という業者がいて、これだと選ぶところのない話、こうして先日後者に発注とあいなった。
これで4月には四電から売電料金をいただくことができる、見積どおりに8年程度で元が取れてそれ以降はウハウハ丸儲けになるといいけれど、それは今の時点ではけっこう遠い話。

沢津が鴻上だってね、それなりの紆余曲折があってのことでしょ。高木の傑作西町S2代〆をうまくモデファイしてみせた鴻上は同じく高木の沢津の〆もうまく扱うんじゃないかな。上幕高欄幕はちょっと不安になりもしようが西町製作時よりもう10年近くたっている、腕を上げてない、とは決められないだろう?

<2014/03/11 加筆>
沢津は梶内だってね。H1代西原のように先代の雰囲気がほとんど香らない出来になるような気がするんだが、沢津のS1代→S2代の変遷とかを見るとその手のコダワリはそもそもないのかもしれないな。
昭和の名人、近一師ならば従前の雰囲気を残しつつも紛れもない梶内作品、という逸品をコシラエタものだが(例:中須賀S2〆山端S2〆)、今の時代にそれまで望んじゃあいかんのだろう。とにかく金燐にしなかったのは大いに評価できる、あけすけに言うと食傷しているんだ。何年かかるかわからないけど愉しみに待ちましょう。

<2014/03/31 加筆>
梶内の沢津なんだけど、絵にもなってないうちからバカ裁定だとの酷評が聞こえるね。現役の縫師としての梶内に対してじつに気の毒に思うよ。これが名のない(それこそ西町以前の鴻上だとか西原以前の高橋とか)縫師に対してのことならば、ここまで悪し様に言われまいと思うのでね。不幸(?)なことに大看板を背負っているものだからよくて当然、わるけりゃ三銭に言われてしまうわけだ、グッジョブとされるハードルがやたらと高いんだから、同情するよ。
だからわたしぐらいはそのハードルを下げてあげたいんだよ、近一師なんかと比しては可哀想でしょう。

<2014/04/20 加筆>
ちらちら見るに、〆は不得手かもしれぬと思える梶内。今更だが鴻上でもよかったんじゃないかな、鴻上の屋根には不安がある……だろうが、〆は梶内よりよいかもしれない、手本があればさらによくなりそう。だから〆は彼にさせる。
そうしながら上幕高欄幕は梶内、とすればいいではないか、構図に竜頭は使わずに。今は流行らないけれど鴻上+梶内のハイブリッドでやるのだね。
昭和中期のハイブリッドのデメリットのひとつである統一感の欠落は工程管理によってかなり解消できるはず、厳密に同一の糸を使うことだ。ここを留意すればなかなか悪くないものが想像できる、妄想ゲームしてみてほしい。
そして最大のメリットはこれだな、納期が半分に短縮される!
コメント (6)
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