岩窟竜王/新居浜祭り

 言って良いことと悪いことがありますの ©鬼塚夏美

今年は2018

2018-12-02 | レヴュー2018
東町
一昨年の失態をも恐れずに〆をつけていたのは勇敢である。蛮勇だったかもしれないが立派だ。
(幸運にも?)実地で効力を発揮するには至らなかったが、これは妙手! と唸ったのが、担き棒の根元で芯棒と脇棒を繋いでメガネ型に結わえたロープ細工である。

棒を折られそうになった局面で前方にずらして防ぐ算段だったのだろう、その時が来るまでは根元に留め置ける可動式なのには驚く。予備の意味だろうか三組もあって、じつによく練られている。折れ棒対策としては2017年の中須賀のように無闇に太くするのは直接的で効果もあろうが、こちらの方がずっと洗練されていて良い、スタイリッシュだ。西町が付けていた(外したけど)黒い鉄製の横棒と比較すると、さらにその良さが際立つ。
これは今後(まずは東方の)デフォルトになるのではないか。

西原
重旗の竿が妙な具合にマイナーチェンジされている……、詳しくは稿を改めて。
ミュージ内および境内から出る際のことだが、一瞬放り投げ体勢に入ったものの叶わなかった。あと一歩半だったので惜しい。先代では出来ていた時もあったのだが、さらに重くなったH1代では難題なのか。
小競り合いが済んだのなら、房をさっさと吊るすべきだ。帰る時間になっても房がないとは……、何やってんだか。

大江
昭和の一時期、一部媒体でミスター(大江)太鼓台とされた人物が先日亡くなったようだ。わたしが若かった頃、「こちら側」から見ると棒上にはいつもその勇姿があって、彼こそがきっと(倒すべき)ラスボス、みたいに認識していたものだった。異常なほどの長い間、指揮者(団長?)をしていたな。棒から降りてからも、指揮相談役などという意味がありそうな、なさそうな肩書を経て自治会長まで務めておられたと思う。ひとつの時代のピリオッドのような気はする。

西町/狼
おそらく----だが。次に何かあるときに----だが。後ろ側の横棒も金属(棒かパイプ)によって補強されることになるだろう。それをやっておけば結束を切られても棒が落ちることはないわけだ。そうした時にほぼまちがいなく----黒く塗られることになる。身体がますます黒くなるね。

西町/羊
16の昭和通りで、スポンサーの垂れ幕を着けた昭和後期スタイルで運航していて懐かしさを憶えた。四面びっしり垂れ幕で覆われて幕がほとんど見えない姿からは、どこか祭りを取り違えているような感を受けるだろう。しかし道路に面して垂れ幕を掲げれていればよしとする心根は、よせてくれた厚意を軽く扱い過ぎている、とも言えないか。あれは終わる平成時代へ、西町ならではの惜別だったのかもしれない。

庄内
去年から重旗が替わっている(向かって右側の。紋が文字に変わっている)のだが、これが新規なのかがわからない。なんだか字の筆遣いが滑らかになったように見えるし、地の色が青すぎるような気もする。左右二枚とも替わっているのかもしれない。
この重旗の地色(アクアマリンかな、それとも花浅葱色かな)が、あまり他所で使われてなくて面白い。うまく生かすべきだろう。庄内のセカンド持ち色にしたらよいのではなかろうか。手旗とかどうかな。金栄が赤漆を塗ったみたいに、高欄をこの色に塗ったりしたら(奇矯とも思われそうだし)かなり綺麗だろう、難しそうだが……。

推定8000人
登り道~昭和通りの「鉢合わせ」での観衆が8000人と推定されている。なにもわたしがカウンターをかちかちと押して積算したわけではない。地方紙の「太鼓祭り取材班」による概算だ。なぁに、ほんの小学生程度の数式から導き出されている。
('16の船御幸観客)-('18の船御幸観客)=(昭和通に流れたと思われる人数)≒(観戦客)
 15000 - 7000 = 8000 ≒ 8000 ということらしい。なんとも適当なもんですな。
わたしの目分量な見積もりだと6000~7000というところだな。根拠はたいしたものじゃないが、両国国技館は満員だと10000人強になるのでそれが目安。因みに去年の海岸通りは4000人弱かと見ている。

16万8000人
江口の御花口上の人が数えた一宮ミュージ観客数。168000人に席料3000円を掛けて5億円超。こんな売上げがあるのでは止められないはずだ。

Personal
星野仙一(ありがとう。あなたのおかげで2003はハッピーだった)と輪島大士(彼より立派な土俵入りは見たことがない。北の湖との名勝負に感謝する)にR.I.P.を。
今年見た映画は『ボヘミアン・ラプソディ』一本だけだが、傑作。
今年の漢字は「咲」。
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やりましたねぇ、東町

2018-11-01 | レヴュー2018
Q:しかしですね、なんでこうも一方的な展開になるんだか。
A:工場前で優勢、大江浜ではきわめて優勢でしたね、東町。
Q:退かない東町を見たのはいつ以来なんでしょうか。
A:わたしですら思い出せません。オールドタイマーは勝/負の結果よりもああいう姿に感慨を受けたことでしょう。後退を見続けさせられてきたファンには殊更だったかと。
Q:一昨年あった江口入りの一悶着もありませんでした。
A:西町が自重したんでしょうか、あの時点ですでに東町の気配を察していたわけもないのですがね。工場前に入る前に西原と順番を替えてきた時には、またなにかやらかすのかと思いました。
Q:特になんでもありませんでしたね。
A:西原の都合というか要請だったようです。
Q:東町は船に乗る気はあったんでしょうか。船御幸後に中須賀浜で下りてから何か始めた方が、よりコンプリートな意趣返しになったと思います。
A:ええ、そうですね。それにあそこで二輪履いたりしなくても一宮境内でも圧倒の光景になったことでしょうに、勿体なかったんじゃないでしょうか。
Q:そうかぁ、境内で一本や二本折って勝ち鬨でよかったんじゃないかということですね。
A:失礼ながら西原ですら可能だったことです、今年の東西の勢いの差のままにともに境内へ入っていたら----。ねぇ、想像できるでしょう?
Q:はい。しかし結果は平和運行に非ずと見做されました。西町はともかく、東町は来年いや再来年も出られないかもです。
A:工場前から大江浜まであんなに優勢だったんです。担き棒を折るまでもなく、クルマを着けるまでもなかったようなもんですが。
Q:西町は感じていたのではないでしょうか。少なくとも今年は、歯が立たない、適わないかも、と。
A:後付けですが、大江浜で西町を追い出した際に更に追い詰めていたらよかった。大江橋くらいまで進撃すれば、西町はさらなる後退を余儀なくされたと思われます。ややもすると午後は運行せずに戦線撤退もありえました。それで2018は東町の復活大勝利とじゅうぶん自負できたでしょうに。
Q:十二分にしたかったんでしょうか。よくても一年を犠牲にするのに。
A:大きな借りだったですからね。返せる時に返そう、と。
Q:判定勝ちじゃなくてKOを狙ったんですよね。結果的にコテンパンにできましたが、やはり二輪戦は不確定要素が増えますから避けてもよかったとも考えます。
A:今はまだ余韻もあるましょうから時間をとって冷静に考えてほしいのです。東町に対してですが、勝利の差し上げの時にそれほど拍手を得られなかったでしょう? 2014年の夜は大喝采だったのを憶えています。暴虐を受けた側であってもです、そのまま返しては賞賛を受けにくいんですね。
Q:いくらなんでも暴虐の応酬はここまでになるんじゃないですか。
A:その根拠は----ありませんよね。でもそうなって欲しいです。次はきれいなケンカを、と望んでもそれはどだい無理な注文です。やるとなったらまともには終わらないし歯止めもないのは、もうわかりきってしまったんです。
Q:毒をもって毒を制す、が効力を有するのは「特異点<シンギュラリティ>」までってなことですよね。
A:積年のバイオレンスに対抗すべく東町がさらなるバイオレンスで今年を制しましたが、次回の西町がお相撲さんを部屋単位で連れてきたりしたらどうします? もうこの辺で。次に顔が遭ったら平和が望まれますし、その方向を模索するべきでしょう。
Q:ところで先生、妙なことをされておられましたね。西町の棒にかけられたロープを引っ張っていたのを見ましたが。中須賀が東町に加勢した、って先生のことだったんですか?
A:違いますよ。あるロープの南端が既に担き夫ゾーンを離れ観客の手にゆだねられていたんです。中年女性や小中学生がいい気になって引っ張っていたのでその逆方向に引いて相殺していたんですよ。彼女らと綱引きをしておっただけなんです。
Q:先生。「いい気になって」だなんて。
A:や、これは失礼、スリップ・オブ・ザ・タン。あの時点では折れるのは時間の問題と感じておりましたが、目前で折れては不快ですから。
Q:じゃあ、そういうことにしておきましょう。まとめてください。
A:禍福はあざなえる縄のごとし。されど縄にも端があるらむ。
Q:出来損ないの故事成語か和歌もどき、なんですかそれ(笑)。
A:人間万事塞翁が馬、馬の耳にもいつか届けむ。
Q:この辺りで、失礼します……。
A:自浄作用を期待していましたが、待てど暮らせどそんなものは発動しないこともわかりました。人柱が埋まる前に、何らかのアクションを起こす時が来ています。
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やっちゃったね、東町

2018-10-24 | レヴュー2018
Q:多くの面でデジャヴュを感じた展開でしたね。あれ、こんなことあったな、みたいな。
A:ええ、ほとんど裏返ったそれですがね。
Q:いきなりの殴り込み、蹴散らし、台場占拠、押し出しによる昭和通り大移動、戦意喪失した相手への追い討ち。こんなところですが。
A:今回やってないのは長胴割りくらいですが、鳴らなくなってしまっては同様ですねえ。結束の縄をチョッキンなんのは初見でした。
Q:長胴も割ってやれ、との声は聞こえていました。ひっくり返せとの声もあったみたいです。
A:意趣返ししたいという心理のなせるわざかもしれませんね。
Q:現場責任者はどちらもですが、押しかけた方は正指揮者も逮捕されました、こんなのもデジャヴュですね。
A:例年なら当日中に引っ張られて翌日へオーバーナイトするかどうかというスケジュールなんですが、今年は23日付けでゆっくりです。入念に捜査して遅れたんじゃなさそうですが。
Q:東町もこれで負債をきっちり一括返済しました。
A:ちょっと「過払い金」が戻ってきた、って感じです。
Q:その過払金訴訟の代理人が、弁護士ならぬ渡世人だったように見えました。
A:人を見かけで判断してはいけませんが我々は持ち得ない肌色でした。あぁいう人は統計に依ればどんどん減っているはずなので、もはや見かけるのも大変だと思うんですが、蛇の道は蛇なのか、探せば居るもんですよね。
Q:それもデジャヴュっぽいですね。弁護士の話じゃないですけど西町側は一昨年に活躍した同類人士が働いていませんでした。
A:依頼しなかったのか、居たけど仕事ができなかったのかとなると、多寡つまり不利を覚って仕事をしなくなったんでしょう。
Q:ですが、粗暴な人間の質×量が勝敗を決するとなってはどうにも気分がよくないです、暗澹とします。暗澹とするのですがそこに原因を求めてしまうのも現状追認と比べるところがありません。なんとか考えませんか。
A:鉄鎧をなくしてラッキーパンチ勝負にするとかの運任せの方がよさそうな気までしますものね。
Q:そう言えば西町の△鎧が出てなかったですね。
A:ほぼ毎年、なにかしらの新兵器を見せてくれるんですがね、東町など恐るるに足らずと慢心していたのでしょうか。付いていたとして効果が出る場面がありませんでしたけども。
Q:あれよあれよと思う間に全裸になってしまいました。
A:全部脱いだ方は負ける、ってジンクスがありますが、ジンクスはジンクスでしたね。
Q:特殊横棒も外したし、なにか変でした。
A:外すよう要求されたとか聞きますが、聞き入れるんですから変どころか妙ですよ。
Q:変則睨み合いの時に、やる/やらないの交渉があったみたいです。
A:ドーム横から自治会館前まで引っ込んだ時点で、やる気が摩滅していたのかもしれません。解体すら選択肢にあってほぼバラす一歩前だったようでもありました。
Q:バラしても人間だけで攻めるがそれでもいいならどうぞ、みたいな脅しも受けて仕方なくリングに上げられたと聞きます。
A:脅しも交渉の一つですし、この時期のこの地域には普及しているものです、ネゴシエーションではありますが、どうなんでしょうね。カネを持ってくるか、指を詰めるか、どちらか選べみたいな酷い話ですよ、やれやれ。
Q:そんなのもこれまでの意趣返しとの見方もあります。
A:それも含めて裏返しのデジャヴュなのかもしれません。
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様々な今年

2018-10-21 | レヴュー2018
本町
ここに手拭いが二本ある。一年限りだった2017版(画像下、おそらく既製品)と、これから末永く使われたい2018改訂版(画像上、当然に注文品)
銘を入れないのはひょっとしたら口屋由来の伝統だろうか。それともさらに遡って昔の西町(ただの豆絞り)へのオマージュか。

昨年と比べて、貫きや手旗の色が暗くなった。2017がプラチナの明度だとすれば2018がシルバーのそれくらいに違うだろうか。〆や幕が新しくなくて輝きを欠いているのだから、布くらいは明るくした方がいいのじゃないかな。登場前に持ち色を銀鼠色や鈍色にしてはどう? などと書いたのは、間違いなくわたし自身だが。
次の目標は房をなんとかして八重菊結びにすることだろう。そうしないと西方としての十分条件を欠く。

金栄
房が新しくなったというのでどうかと思ったら、雰囲気は変わらないまま、薄赤色が朱色へと色濃くなったようである。旧房はどうしたのか。普遍性のあるものではないだけに売却が少々心配になるが、案外と潤沢な資金をお持ちなのだね。高欄も赤漆(だよね?)で豪華になっているし。

一宮ミュージ
驚くことに客席が8割方埋まっていた。これではまだ絶賛継続してしまうんだろうか。
どんな客層でどこまで事前理解やらがあるのか不明だが、主役級(顔という意味であって担ぎのそれではない)がぼろぼろ欠けていることは……。
最強タッグ決定リーグ戦のチケットを買ってハンセンもブロディも(あるいはブッチャーとシークが)居なかったら、それはねぇ。

久保田
他所のアクシデントな結果によってだが、来年出場への道筋が照らされたのではなかろうか、少しだけ明るく。
普通に出て来さえすれば問題なさそうな気がするな。今年乱れ飛んだ担き棒のせいで、みんな久保田の件はさらりと忘れたことだろう、うまくやろう。

船御幸
乗船および下船に一切、手を出さなかった。あぁまで閑散とした船御幸は初めて見た。

西町
平形入りの際、御花やぐらから最大限に遠ざかって受け取りを拒否したどころか、存在を無視したらしい。こういう子供っぽいというか大人げないところは----、西町のいいところ。好きだな。本町も、嫌そうに受け取ってお愛想は一切返さなかったとのこと。
西礼会だか青年団仕様の手拭い(担き夫仕様に追加文字があるもの)を巻いている人を見た。欲しい。

時間進行
8台。重ねていうが8台の境内入りであったけれど、完了したのは17時。
全部揃ったところを見たい----という声はよく聞くし肯定もできるが、13台もあったら何時になるのやら?

中須賀
あーぁ、トラック出ていたのか。どうか、今年で見納めになりますように。
ところで。ひとりやふたりは居るのが、タイコは出てないのにハッピないしジャージ着てる奴である。今年は二名を確認できた。一人は名の知れた人だったので説明を省くが、もう一人は年端もいかない中学生だったのは色々と凄い、鉢巻きも着用していて恐れ入谷の鬼子母神。将来が心配というか……。いやここは将来を期待して名前を挙げて激励しておこう、エル君、頼んだぞ。
中二病は誰しも罹患する流行性の疾病だが、それをうまく昇華して中二魂へと転嫁できる個体がたまさか出現する。きわめて稀な例だが成人の頃に強靱な精神を持つ、らしい。

大江
大江浜で大漁旗を吊り下げるためのロープは張っていたのに、どうしたの。せっかく張ったんなら吊せばよかったのに。
こちらはハッピおよびジャージ着用者を見なかった。わたしが西原~本町の周辺をうろついているものだから、見つけられなかっただけかもしれないな。
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今年も様々

2018-10-20 | レヴュー2018
お天気
まずはこれを喜びたい。17の昼前に少し降っただけ。驚くことに18の夜から降り出して19の朝まで続いていた。なんと有り難いことか。

西原&本町の御花御礼

西原は2017と同じ、少々寂しいが毎年替えるというのも考えてみると、実はどうかしている。ただハイセンスな一葉であるとは思う。(どうやらこれはたまたま渡された昨年版のようで、ちゃんと今年度版はあったみたいだ)
本町は替えているが、あかがねMでの画像を使うのはかなり珍しいと思われる。雨合羽を着ていない、まともな画像が撮れていない理由もありそうだ、来年は初のオープンエア本町画像が使われることだろう。


カネがないので新調不可能とか言われてるくせに、安くないはずの服を何度も誂えてくるのは不可思議というか、だから貯まらないというか。
しかし良品だな、格子柄で白/黒の鯉口シャツ。胸に町の紋入りのことだが、あれは欲しくなる。来年出るとか出ないとか聞きもするけど、いったい何やらかしたの?

V8
危惧されていた鉢合わせが8年連続で発生し云々、との報道が(またかと飽きられているし、ほとほと呆れられていて、バカに付ける薬なしと思われているだろうが)されることだろう。やらな新居浜の祭りじゃない、と思っているわたしではないが批判や非難はどこ吹く風の姿勢でもある。だがしかし2019年度には、(昭和時代の某野球チームに敬意を払うわけではないが)V9は達成ならず、V8で記録途絶としたいとも願っている。ここを相撲興行でいうところの跳ね太鼓としたい。
なにしろV1の2011年とこの2018年、一致点が見受けられる。折れた棒の数は等しく5本なのだ。偶然(とこじつけ)にすぎないけれども----。
もちろん野球のVはvictoryのvであるが、こちらは、vice;悪徳、不道徳のVだとしておこう。virture;美徳、美点である可能性も否定しきれないが。

朽家
予定がなかったのかあったのか知らないが、本殿廻りはなし。工場前も入ら(れ)ずだったので不快感の上塗りはなかった。伊達巻きもわざと変な色にしていたとも思え、なにがしか彼等なりのへりくだりなのかもしれない。ひょっとして空気を読めるようになったのか? 甘く見ても早計だろうが。
それなら更に空気を読んで忖度してくれてもいいな、ついでに川西廻りもやめちゃえ。

新須賀
テンションだだ下がりで、指揮者がぐずぐず洟をすすっているような状況にもかかわらず、数名が市役所通りのゴミ拾いを勤めていたのは偉い。あんまり勤行風ではなく、道具を持って歩いているだけみたいにも見えたけれど、わたしなら「んなこと、やれる心境じゃない」となるだろう。やるだけとても偉い。こういうサクセションがあれば予後はよさそうだが。

こんな嫌味にあふれた偏屈ブログではございますが、連日3000超のPVをいただいております、時期的な要因に決まってますが、ありがたいことでございます。ここでお礼を。ダンケ。
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2018/Oct./18

2018-10-18 | レヴュー2018
全裸にした方が負けるっていうジンクスは生きてますね。


しかし、これはどうしたってキャンセルでしょうねぇ……。
義侠心みたいな加害者責任を感じてもらって東町が出しますか? 変則にらめっこの時には「解体もやむなし」案も出ていたようでしたが、実際に解体していたらやっぱりキャンセルになったんでしょう。
いや待て。こんな冗談を飛ばしているとNK太鼓台が嬉々として出てくると業腹なので止めとこ。

感想戦は後日やりますが----。
実のところ、以前よりか西町へのシンパシーを少々欠いてきているので「おまえは数年前にあんなことを書いていたが、あれはなんだったのか?」等の難詰は大目に見てくださればと存じます。人間も長く生きてたら視座も変われば変節もありますってば。
コメント (16)
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2018/Oct./17

2018-10-17 | レヴュー2018
通りかかる度に思うのだが、水樹さんにとっての聖地=新居浜において、その聖地中の聖地である生誕地(で合ってる?)である坂井町の太鼓台に激励と感謝を捧げたいというファンの心持ちが松木坂井への御花、垂れ幕などに現れているのであろう。
それはわかるし、暮らしていると聖地と持ち上げられて相当であるとは感じないが新居浜人として悪い気はしない。お礼を言いたい気持ちすらある。浄財だけではなく、松木坂井にファンが担き夫として人的貢献している話までも聞く。水樹もさぞや喜んでおられよう。

この垂れ幕、昨年まではファン有志の一本だけだったと思うが、今年からは個人名と思われるものや別子銅山部、なんてものまで増殖してきた気配があって、人気はいまだ衰えず。大したものだ。
しかし、彼女のあまりコミットしてないところでお布施合戦が繰り広げられているようでもある。そして、水樹本人が松木坂井に対して梨のつぶてなのはもの悲しい……。有形無形を問わずご本人からなにかあっても特に不都合ないだろうにと少し寂しくもある。ひょっとしたら名前が出ることを好まず、ひっそり御花でも出しているかもしれないが。

東町にかなり元気とやる気が横溢していた。動き出し始めるのも、退かないのも近年見たことがなかったが、やるじゃないか。これまでの戦績を考慮すれば「圧倒」とまで言えそうだ。
かなりご満悦の様子。この勢いは大事にしたいところだろう、18はどうでるかな?

意図したわけではなかろうが、西原が朽家を完封したのはグッドジョブだった。西原も東町同様この勢いを保持してもらいたい。18は意図して発展展開してくれ、朽家なんか境内に入れるな!


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2018/Oct./16

2018-10-16 | レヴュー2018

おやおや、16のAMからずいぶん人が多いな~と思ったら、泉川中学生が担き夫ないし担き婦になっているのだね。彼等の体操服と持ち色が馴染んでいて実によろしい。上泉ってこんな重旗で伊達巻きはこの色だったっけかなあ。


その気になれば中学生でも差し上げられるということだ、中学生男女によっても可能なミッションを男祭りなんて威張るのはやめてもいいな。


画像ではまったくわかりにくいが、かなり重の色が濃い下泉。ここまで濃いのは中須賀か金栄くらいだろう。


重旗が変わっていると思われる久保原、バランスが格段と良化したが、従前の大面積のものも捨てがたくはある。

9月上旬にあかがねからアウトをしたのだから、今日までに1ヶ月半。上幕に手を入れた徴候(屋根や炎)が見られたので、ここで完全体になるだろうと思っていたのだが……。
 文堂さんと 池 田 華 菜
勝手に期待していただけなのだが、池田にはスカされた……。こうなったら根比べだ、気長に待つ。


おやおやおや喜光地も伊達巻きが替わってるよ。白と赤を着けたことがあるからこの青色で3種類目。生地もなんか毛布みたいで変だぞ~。

当日になって夕方あたりに小雨あり、くらいかな。惜しいけど去年を考えれば大儲けとしませんか。土埃封じになってよし、としてもいいな。

夜はマルナカに行ったけれど、どこも担ぎがもうひとつだった。これじゃあイオンの方がましだったかも~と思わせてしまった船木と泉川の皆さん、明日はぜひとも頑張ってくださいませ!
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2018/Oct./00

2018-10-12 | レヴュー2018
1985年のことだったから33年前になるのか、ふぅむ。三台以上が出ない(二台ならばざらにある、よね)のはそれほど昔のことだったわけだ。あの年は江口と久保田そして大江が休んだ、今年とその2/3がダブっているのは偶然……だと思う。
これら欠損に加えてゾンビが出るやらで、例年よりも待ち遠しい感はどうしても薄い。それでも去年のような徹頭徹尾降り続ける酷い雨になったりはまずないだろうから、なんとなく安堵している。

久保田
おそらくは、初動対応を誤ったのだ。2016の18に出ない、動かず、としてしまったのが拙かったのだろう。
別にリベンジしなくともよかったし、二輪を履いて走っていったりしなくてもよかった。被害が出たので(≒勝負はついたので)弓を向けたり刃向かったりなどありませぬ~、で大人しく運航していればよかったんじゃないか。
西原も一回くらいは寄せてきたかもしれないが、そんなのは様子見で、しつこく挑発を続けたりしなかったはずだ。(好)結果を出せた方がババを引いた方へ執着する図式はないからだし、それをやったタイコは価値がだだんと下がる。
なのに、おそらく江口の執拗な食い下がりがトラウマになっている(江口と西原では当然に立場が違うのに)のだろうが、西原が追撃戦を仕掛けてくること(それと内部の徹底抗戦派だろうな)やらを妙に恐れてしまって18を運休した。きっとここでバッド・スパイラルへ足を突っこんだのだ。判断ミスがあったと認めた方が予後がよさそうだ。
学校や職場を一度サボると、障壁が下がって容易に休んでしまうようになるもので、翌年の17も面倒が多そうだから止めとくかぁ程度に判断が軽くなっていたのかもしれない。
そうして休むかどうかの基準が一段二段下がって今年だ……。勝手な仮説だが2016の18に(困難や面倒はたっぷりあったと思うが)出しておければ、こんなテイタラクには陥っていないのではないか。
まずどこで道を誤ったのかと、失敗を正しく認識してから再出発するべきと考える。
以上----、どこから見ても結果論に過ぎないが。

と考えた末、ふたたび思考実験してみたら、なんか妙な到達点になったのが困った。
2016の工場前、史実とは逆に、棒を一本折っていたのが西原でなくて久保田の方だったらどうなった? と想像してみたところ、これでもやはり2016の18から運休が続いたと想像できてしまった。う~ん、なんだこれ。思いのほか問題が根深く、軌道修正が困難なのかもなぁ。


大江
噂通りに新調が来年ならば、長年(50年というべき? 20年とするべき?)親しんだ(??)H1代幕の見納め運航は今年だったろうに……。
頼みというとなんだが。タイコは出ずとも大江浜入りの前に御花櫓で(あるよね?)贈呈の際に〆の一対でも展示してくれないだろうかな。わたし自身でさえ「此奴<きゃつ>にはずいぶん痛めつけられたもんだったな----、うん。まぁ達者でな」と別れをしておければ、何か気分がよくなりそうだ。
その後、誰かの漁船に乗せてプチ船御幸などしてみるといいんじゃないかな。あるいは後日でいいから、あかがねMに入れて惜別のための場所と時間を設けては?

中須賀
トラックを出動させるのはやめてくれ。道路交通法に明白に、著しく抵触している。道路交通法に祭りの山車を適用するのは(条文的には問題ないんだろ、それはね)違和感がきわめて大きいが、あれはまるっきり大型車両、トラックである。運転氏はライセンスの取り消しとか怖くないのだろうか?
(現時点の暫定だが)横綱のやっていいことじゃありませんよ。

ゾンビ
10月10日、栃木県NK市を訪れて登山してきた、このハイキングでウォーミングアップを完了。

これは男体山の頂上(2484M)にある二荒山大神の像。ガレ場が延々と続く、体力勝負の山でキツかった。こちらはJRのNK駅前にあった看板。


布きれ一枚ではあるものの、リュックに入れてこんなとこまで連れて行ってやったのであるからして、恩に着てほしい。どうも嫌な感じの噂を聞いたものなのでな。16の早朝の宗像では庄内と東雲を差し置いて一番乗りという話がある。
身の程をわきまえて殊勝にしておくのをつよく勧める。はたまた、まさかまさかと思うが、工場前や一宮でトリを務めるなんて噂までもがあって……。No kidding !
コメント (12)
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何度目かの夏、二度目の土曜日

2018-08-05 | レヴュー2018
西町が出た。半裸を見せたのは好演出であろう、数年前に中須賀が見せた姿よりもずいぶん良く見えた。わたしには内幕よりも四方提灯の方が見目よいのだろう。
無骨な黒い四本柱からいわば闇方面の力強さを感じとることも可能で、他ではなかなか真似出来るものではない。黒いセクシーランジェリーのようとも、脂肪のない滑らかな黒人の裸体のようとも形容できる。他のタイコでは真似しても着こなせない姿とも思える。ただ、ああなると重受けも黒くしたいものだな。

それで、出たからには。課せられる「一回休み」の刑罰期間は8月には実質的に終了している、との解釈が可能となる。いわゆる仮出所ってものかな、昨年の松神子の例もある。
となると、来年に夏には中須賀ないし大江の出場を期待しても無理ではないというわけか。二台が出てピリピリ雰囲気から涼気を味わうのもいいが、そんなお楽しみは秋本番まで措いておくべきかな。
ならば、2019。東方にお骨折り頂きたいものだ、そろそろコールにレスポンスする時機にあるだろう。今夏2018は西町本町朽家なんていう西方サポート体制だったのだし。ただ闇雲に、出ろ、出てくれと頼んでも嫌がるのはわかる。わかるが、2019秋に新調お披露目もありそうな大江にH1代幕サヨナラ公演をしてもらうということでどうだろ? 2018に諸般の事情でできなかった見納め行脚ですぜ、嫌がったりしますまいな。まさか、これくらいの暑さで音をあげる? 昨今、40℃にならなきゃ真夏じゃないぜっ。
ついでと言うんじゃないが東町もリクエストだ、頼むよ。やはり黄と緑の並びは格別だから。近年あまり一緒には見られていないし。秋には恐ろしくてとても試せないが、大江と東町の間でビールを呑む、なんていう肝試しを夏の思い出として経験してみるのは、冥土の土産級だな。
できればその際----二台で(おそらく出ている)朽家に、膝詰めで談判し説諭、了見を聞き質してほしいものだ、太鼓台の道理と正邪を説いてもらってもいい。あぁやっぱりもう川西に歓迎されてないんだな~などと朽家が自省してくれれば、われわれにとって福音であろう。

さて、こちらは金曜日に入った告知チラシの一部分である。

このチラシに載っている牛鬼は出場しませんから悪しからず----を、知らせるのに「出場辞退!!」とは、穏当ではないと思われるが……。なにもビックリマークを重ねて強調することはなかろうに。天災の影響は誰にもわかるし、それは誰にもどこにも起こりそうなこと。級数が大き過ぎるしフォントも強すぎることで朗報の感すらある。言わば病欠なのだから、さらりと事実だけを記しておくべきだ、顔文字で言えば(T_T)なのだから。責めるのではないが、配慮するべきところだった。
まったく出たことのない(出る気配もない?)本郷の〆画像をいつまでも使い続けている事案でもわかるとおり、印刷業者側に問題があるのかもしれない。

実は、朽家を恐れていた。今年の秋は〇△太鼓台としてお目に掛かります、その節はどうぞご声援をお願いいたします----なんて厚顔なアナウンスがあったら、あの暑さの中でも寒気がしただろう。ひとまずの安心だったが、そのことが噂を否定したわけではなく、敢えて言わなかっただけなのは、そりゃあ想像できるけど。

池田は、当然の金賞というところ。余裕ある一流の担ぎを見せてもらった。

しかし、鼻面をピカピカさせる演出よりは、この人達がハッピだけを脱いで半裸で指揮した方があッと言わせたかもしれないと思う、西町の半裸よりもね。
ともかく指揮者の正装はとても偉い、Tシャツ組は見倣いましょう。

提灯(特に左側)もなかなか素敵だ。何度もしつこく頼んですまんが、秋には〆と幕を完品で見せて欲しい。

池田(華菜+三姉妹)ファンとしてはこの池田Tシャツが欲しい。誰か、もう用済みなら譲ってくださいまし。

寄せ担きを~、とは流石に危険な注文だったのだろう。現時点で、と断る必要があるのは弱りものだが「命にかかわる危険な暑さ」では仕方がない。きっと夏まつり史上最高温度であったろう。反復学習できなかった本町がやり方を忘れなければよいのだが。指揮者を見ると、手ぬぐいが黒豆しぼりから変わったようだが、一見では口屋の柄に近い……。


あかがねMはこんなお断りがあった。ピンぼけ失礼。
コメント (4)
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