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死の接近

老年になると気になるのは「死」である。キケローはいう。

「わしらの年齢を最も苦しめ不安なものにしているように見える第四の理由が残っている。死の接近だ。(中略)死というものは、もし魂をすっかり消滅させるものならば無視してよいし、魂が永遠にあり続ける所へと導いてくれるものならば、待ち望みさえすべきだ。第三の道は見つけようがないのだ」(p.63-64)

とてもシンプルな考え方である。

このような考え方で生きていきたい、と思った。

出所:キケロー(中務哲郎訳)『老年について』岩波文庫
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