前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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国政・福井県政の問題浮き彫り・・・福井地方自治研究集会

2010年05月24日 | Weblog
    福井も雨。田植えのあとの雨は田んぼにはいいでしょうね。
さて、昨日は久しぶりに開催された第八回福井地方自治研究集会に参加しました。
午前中は、金沢大学の井上英夫教授の「生きる・暮らす権利と国の責務を考えるーーーー平和的生存権と社会保障・社会福祉の権利」と題した記念講演。午後は、2会場に分かれて分散会が開かれました。

    井上先生は、福祉の商品化を批判し、介護保険制度も廃止すべき、と訴えました。憲法25条の意味と構造の解説で、「権利と義務の切断」にふれ、社会保障・社会福祉の権利は、国民の一方的権利・国の一方的義務だ、と強調されました。
介護保険については、民間企業にまかせた問題がある、として北欧などのように「固有のニーズ」にもとづくサービス提供が大事であり、この方が労力・財政の節約になる、と述べました。
・・・・・いつもながら、刺激的なエネルギッシュな講演でした。


    午後は、分散会。わたしは、北陸新幹線、高校再編、公共事業の分散会に参加しました。
新幹線問題では、県などが説明しているような時間短縮にはならず料金も高くなる可能性があること、他県の在来線第三セクターでも大変な状況が生まれていること、新幹線福井駅は厳密にいえば都市計画法上問題があること、などだしあわれました。私も、関西とむすぶ特急の利便性低下の危険について発言しました。

高校再編問題では、福井は1校あたりの生徒数が北陸3県のなかで一番多く、再編の必要性に乏しいこと、このまますすめば奥越の状況はますます危機的になること、再編対象の問題点が現場の中学校にも知らされていないこと、などが報告されました。

建設産業・公共事業の問題では、いまだに選挙区別に事業資料が作成され、現場では「民主党になって自民党よりひどくなった」などの声がでていること、県内公共事業をみても新規の道路建設は減っていないが維持管理費用が急減していること、砂防ダムも土砂が堆積し危険性が増大していること、などが出し合われました。


    本当に、国政も、県政も問題だらけです。なんとしても、住民本位での打開を、と思いますね。



    夜は、西村きみ子市議や後援会のみなさんとともに地域訪問。民主党政権にたいするつよい批判の声とともに、力づよい激励をいただきました。ありがとうございました。



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