■NHK・・・福井市総合防災訓練
福井地震や福井豪雨を教訓に市民の防災意識を高め、災害が起きたときに迅速な対応につなげようという防災訓練が24日、福井市で行われました。
この訓練は、昭和23年の福井地震や平成16年の福井豪雨が発生したこの時期に合わせて福井市が毎年行っているもので、市内44の地区からおよそ4万2000人の住民が参加しました。
訓練は、嶺北地域を震源とする震度7の地震が発生したという想定で行われ、メイン会場となった福井市の湊小学校には、公園などの一時避難所から避難した1900人が校庭に集まりました。
会場では地震で火災が発生したことを想定して、女性2人が交代でバケツで水をかける初期消火の方法を学びました。
また、東日本大震災では、避難所での生活が長期間にわたったことから住民自らがテントを設営し、その中に段ボールの間仕切りや簡易トイレを設置する訓練も行われました。
訓練に参加した女性は、「大変、勉強になったので今後もこうした訓練に参加し、日ごろから防災の意識を高めていきたいです」と話していました。
福井市中消防署の小林治彦主任は、「東日本大震災のような大規模な災害が起きた場合は、地元の住民が自助、共助の意識をもって避難や救助にあたってほしい」と話していました。・・・・・・・
私も地元の湊小学校で開催された大規模な訓練に東村市長とともに参加しました。
地区のみなさんの消防ポンプ操法や、バケツリレー、国土交通省のヘリとの中継システム、最近の水道管、防災ヘリでの救助訓練などをみせていただきました。
消防の方の説明では「阪神大震災の時にはバケツリレーで延焼を防いだ地域がある。バケツリレーも重要」とお聞きしました。
よく「訓練を超えることはできない」と言われますが、地域の防災力を強化することは、減災の大きな力になることを痛感しました。一方、「自助、共助、公助」と、行政の役割を自助などと同列に位置づけるかのようなフレーズが最近つかわれますが、予算措置をして住民を守る仕事がベースにならなくてはなりません。
県としても、地域防災力強化を支援する取り組みが求められます。
★
原発反対福井県民会議の小木曽事務局長が亡くなられた。私も一時期、県民会議でごいっしょさせていただきましたし、かつての20万を超えるもんじゅや増設反対署名行動の「県民署名草の根連帯」でもよく議論させていただきました。
昨年、原発問題住民運動福井県連絡会が中心となって開催した集会にも素晴らしい挨拶をいただき、従来の「垣根」を超えた運動への決意をみせていただきました。
いま、原発問題で国民的大運動がおこり、原子力政策転換のつばぜりあいの時に、小木曽さんを失ったことは残念でなりませんし、ご本人も無念でしょう。
笑顔の素敵なチャーミングな方でもありました。ご冥福をお祈りします。
告別式は近親者のみでおこない、7月に「偲ぶ会」が計画されるとお聞きしました。
以下、記事。
■読売・・・「原子力発電に反対する福井県民会議」事務局長の小木曽美和子(おぎそ・みわこ)さんが24日、卵巣がんで死去した。
76歳だった。告別式は近親者のみで行う。喪主は夫、瀧俊幸氏。
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉設置許可の無効確認を求めた訴訟で原告団事務局長を務め、1985年9月に福井地裁に提訴。2003年1月に名古屋高裁金沢支部で勝訴したが、05年5月に最高裁で逆転敗訴した。
福島第一原発事故以降も、講演で全国各地を回り、関西電力大飯原発(同県おおい町)の再稼働にも反対していた。
福井地震や福井豪雨を教訓に市民の防災意識を高め、災害が起きたときに迅速な対応につなげようという防災訓練が24日、福井市で行われました。
この訓練は、昭和23年の福井地震や平成16年の福井豪雨が発生したこの時期に合わせて福井市が毎年行っているもので、市内44の地区からおよそ4万2000人の住民が参加しました。
訓練は、嶺北地域を震源とする震度7の地震が発生したという想定で行われ、メイン会場となった福井市の湊小学校には、公園などの一時避難所から避難した1900人が校庭に集まりました。
会場では地震で火災が発生したことを想定して、女性2人が交代でバケツで水をかける初期消火の方法を学びました。
また、東日本大震災では、避難所での生活が長期間にわたったことから住民自らがテントを設営し、その中に段ボールの間仕切りや簡易トイレを設置する訓練も行われました。
訓練に参加した女性は、「大変、勉強になったので今後もこうした訓練に参加し、日ごろから防災の意識を高めていきたいです」と話していました。
福井市中消防署の小林治彦主任は、「東日本大震災のような大規模な災害が起きた場合は、地元の住民が自助、共助の意識をもって避難や救助にあたってほしい」と話していました。・・・・・・・
私も地元の湊小学校で開催された大規模な訓練に東村市長とともに参加しました。
地区のみなさんの消防ポンプ操法や、バケツリレー、国土交通省のヘリとの中継システム、最近の水道管、防災ヘリでの救助訓練などをみせていただきました。
消防の方の説明では「阪神大震災の時にはバケツリレーで延焼を防いだ地域がある。バケツリレーも重要」とお聞きしました。
よく「訓練を超えることはできない」と言われますが、地域の防災力を強化することは、減災の大きな力になることを痛感しました。一方、「自助、共助、公助」と、行政の役割を自助などと同列に位置づけるかのようなフレーズが最近つかわれますが、予算措置をして住民を守る仕事がベースにならなくてはなりません。
県としても、地域防災力強化を支援する取り組みが求められます。
★
原発反対福井県民会議の小木曽事務局長が亡くなられた。私も一時期、県民会議でごいっしょさせていただきましたし、かつての20万を超えるもんじゅや増設反対署名行動の「県民署名草の根連帯」でもよく議論させていただきました。
昨年、原発問題住民運動福井県連絡会が中心となって開催した集会にも素晴らしい挨拶をいただき、従来の「垣根」を超えた運動への決意をみせていただきました。
いま、原発問題で国民的大運動がおこり、原子力政策転換のつばぜりあいの時に、小木曽さんを失ったことは残念でなりませんし、ご本人も無念でしょう。
笑顔の素敵なチャーミングな方でもありました。ご冥福をお祈りします。
告別式は近親者のみでおこない、7月に「偲ぶ会」が計画されるとお聞きしました。
以下、記事。
■読売・・・「原子力発電に反対する福井県民会議」事務局長の小木曽美和子(おぎそ・みわこ)さんが24日、卵巣がんで死去した。
76歳だった。告別式は近親者のみで行う。喪主は夫、瀧俊幸氏。
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉設置許可の無効確認を求めた訴訟で原告団事務局長を務め、1985年9月に福井地裁に提訴。2003年1月に名古屋高裁金沢支部で勝訴したが、05年5月に最高裁で逆転敗訴した。
福島第一原発事故以降も、講演で全国各地を回り、関西電力大飯原発(同県おおい町)の再稼働にも反対していた。