前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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スマホがあなたの脳を支配する⁉️ 福井弁護士会が「AIと憲法・民主主義」をテーマに山本龍彦慶應義塾大学法科大学院教授を招いて憲法講演会。

2024年03月24日 | 福井県政

 昨日、福井弁護士会が「AIと憲法・民主主義」をテーマに山本龍彦慶應義塾大学法科大学院教授を招いて憲法講演会が開かれ参加しました。憲法関係の講演会は中高年が参加主体の場合が福井では多いのですが、若い方もたくさん参加され、100名ほどが会場とオンラインで視聴したとのことです。

 山本教授はネットでページを観れば、ターゲッティングの対象となり第三者に情報が流れ、その蓄積にもとづいてあなたに関心あるニュース、情報が提供されていく。フェイクニュースにはまり易い人、とAIが判断すれば、ピンポイントでターゲットとなっていく。投稿から「この人はうつや精神疾患の可能性の有無」についても判断し、事実上「心のなかが透視されるようになる」。そしてあなた自身がそう思っているかのように、AIによって脳が制御され、「制脳権」が奪われていく。スマホを持っている限り、外部から介入を受ける。とくにショート動画アプリは自立意志決定を奪われる仕掛けがつよく、「デジタルコカイン」「究極のスロットマシン」ともいわれている。中国では人の価値のスコアリングもおこなわれている。「仲間」との空間は「フイルターバブル」は閉鎖空間で心地良いが、排他的攻撃的になることもあり危険だ。陰謀論もそうだ。EUやアメリカなどに比べて日本は規制や個人情報を守ることが緩い。情報の自己決定権、データ保護は人権の問題としてとらえることが必要です。・・・などとお話し。

 このあと、会場からの質問への回答もふくめ、島田広弁護士とのクロストークもおこなわれました。このなかで「制脳権」について、スウエーデンでは「心理防衛」の部門がつくられていること、子どものスマホへの不安の声には、「子どもにたいするプロファイリングはEUが厳格に規制しているが日本は遅れている」と回答がありました。また、「今後はAIが法案をつくることも出てくるので、よりアルゴリズムによる支配」へのチェックの必要性が語られました。

 生活と仕事にはスマホなど欠かせなくなっており、この分野での政治の取り組み強化の必要性を痛感しました。

 

 

 

 

 昨日の新聞には、詩人のアーサー・ビナードさんがスマホは持たない、とのエッセイ。国連では「安全なAIを」の決議。の記事。

 

 

 

 

 


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