前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

少年ジャンプの思い出、富山の政務活動費不正に思う

2016年09月18日 | Weblog
 少年ジャンプの「こち亀」が終了するというので大きなニュースにもなっている。私も議員になる前は喫茶店・食堂などで食事の際によく読んでいた。(議員になってからは体裁を気にして新聞に・・・・)
 中学高校時代は、ジャンプ、サンデー、マガジンなどよく読んだ。
 新人漫画の募集も載っていたが、こちらはまったくダメ。ジャンプに作文募集が載ったことがあり、こちらに応募した。
 学校から帰ると、母が「シャンプーがきた」と大声をあげたが意味がわからない。応募した作文が入賞して、賞品の自転車が少年ジャンプから届いていた。
 その前だったか、集落で火事があった。
母から「正雄、その自転車は火事で家を失くした○○ちゃんにあげなさい」と言われた。
意味がわからず、僕はすぐ返事をせずにいると
母は「○○ちゃんは家も自転車も失くしたんだから。正雄は2台もいらないでしょう」とたたみかけてきた。
 あとから考えればへんな「理屈」ではあるが、その時は「たしかに2台あってもな。困っているならあげてもいいか」と単純に考え了解した。
 清貧で正直、困っている人がいたら助け合う。という雰囲気の家であったし、集落であったように思う。
 いま、これを書いたのは、富山市議会、富山県議会の政務活動費が連日、全国マスコミでも報道され、連日のように議員辞職者がでている。不正の雪崩がおこったかのようだ。
 議員個人の誤りではなく、自民会派や民進会派が組織的に政務活動費を詐取していた点が、例の兵庫県の県議のケースよりも悪質だし、議会としての責任がつよく問われることになる。
 税金である政務活動費を詐取することは「犯罪」とわかっていながら、やめられない、「みんなで渡れば怖くない」、とまらない状態だったのだろう。
 誘惑というものがある。
富山でも、政務活動費不正で「私腹を肥やす」ことに誘惑された議員がつぎつぎ飲み込まれていった。
 私も、ある業者に支払いにいったら、「領収書の金額はいくらにしておきますか」と聞かれ、一瞬意味がわからなかったが、すぐ、「支払いの金額で」と答えたことがある。
 富山では領収書金額の水増しや偽造などで不正に得た多額の政務活動費を飲食費や選挙費用に使ったという。
 彼らに投票した多くは清貧で正直な市民たちだろう。そういう人たちの1票を裏切った。多くの清貧で正直な市民を欺き、「私腹を肥やした」罪は重い。ぞ。

広域原子力防災訓練を検証。大島堅一教授講演会「電力自由化と原発」

2016年09月18日 | 福井県政
 昨日は先におこなわれた広域の原子力防災訓練について検証する会議が敦賀市で開かれ参加しました。
藤野衆議院議員、倉林参議院議員はじめ京都と福井の地方議員が参加しました。
 具体的な避難体制、ヨウ素剤の配布、要支援者避難など訓練に参加した議員や住民団体からこもごも問題点が指摘されました。
ますます再稼働なんて論外です!




  ひきつづき、敦賀市で福井県出身の大島堅一立命館大学教授による「電力自由化と原発」講演会が住民運動嶺南センターの主催で開かれ参加しました。また、嶺南センターの総会も開催され、私も運動を振り返りながらご挨拶しました。

大島教授は、電力自由化の課題として、「送電網の運用が公平・中立か」「料金を通じて公平・中立を保ち、競争がおこなわれるか」を指摘しました。つまり従来の電力事業者が有利になる仕掛けではだめだ、ということです。
 また、日本では原発などこれまでの発電を優先する「先着優先」があり、再生可能エネルギーに出力抑制が強いられるなどの問題があり、これが再生可能エネルギーの普及の妨げとなっている、と批判しました。
 再生可能エネルギーは、太陽光・風力・地熱など燃料費が不要であり発電施設を建設したら停めたらもったいないし、使えば料金引き下げにつながり経済的、だと強調。
 原子力を保護したうえでの電力自由化は、リスクやコストが国民にどんどん転嫁される、ときびしく批判しました。会場からは質問が相次ぎました。

 学習会・総会には、私が嶺南地区で活動していた時に、敦賀原発増設を問う直接請求運動を中心になって取り組まれた、坪田先生や河内元敦賀市議もお元気に参加されていました。