前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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自治体学校2日目。池田町の笑顔と熱意に感動しました

2010年08月02日 | Weblog
      昨日もひきつづき自治体学校。移動分科会で足羽川ダムが計画されている池田町に。ダムの話ではなく、「池田町で学ぶ 地域循環型農業」がテーマです。
40名ちかい参加者がバスに乗りこみ、池田町に。途中、案内役の福井県庁職員で獣医師の坂井さんから予定していた牛糞もつかった堆肥製造処理施設の見学が口蹄疫の関係で中止になったことの説明とともに、口蹄疫についてのミニ講義。つづいて美山町付近では、わたしから6年前の福井豪雨災害と足羽川ダム計画についてのミニ講義をおこないました。

     池田町では、稲荷の文化交流会館で池田町役場・総務政策課参事の溝口氏、農林公社の下村氏から説明をうけました。溝口氏は京大を卒業後、農水省に入省。研修で池田町に滞在し、それが縁で農水省を辞めて池田町職員になったという「情熱家」。お二人とも生き生きと楽しそうに説明されたのが印象的でした。

あまった野菜の直売からはじまった「こっぽい屋」がいまでは年間1億数千万円を売り上げ、地域の「おばちゃん」たちの年間ひとり平均数十万円の収入となっていること。その背景には、町内の100人のNPOによる週3回の生ごみ回収と堆肥化をおこない、化学肥料をつかわない有機農業に徹底し、農家ごとに認証していること、など「安全、安心な農産物」の売り、があります。
 「肥料製造に下水汚泥を使ってくれ、との要望もあるが、あやしいものは使わない」とおっしゃっていました。

お米も1俵21000円で完全年末払いでとりくんでいること、余った野菜を昨年から漬物として販売するなど取り組みを広げています。
 アンテナショップの「こっぽい屋」へ出荷するための生産者団体には160人が参加していること、平均年齢は70から80歳、とのことです。


     昼食は上荒谷地区の加工場施設で。地元の婦人のみなさんの手作り弁当です。おいしいごはんに、地元産の野菜料理、地元の鮎、しし肉などを堪能しました。おいしかった!
昼食後、お話をお聞きしました。「みりん、酒などは使わず、砂糖、醤油だけで味付けをするため、苦労がある」「やっと10年目。なかなか儲からないねー」「福井市のこっぽい屋へ月1回試食販売をしている」とのこと。おばちゃんたちの笑顔がきれいでしたね。

      
     一行は帰りに福井市の「こっぽい屋」へ。みなさん思い思いのお買い物。わたしも、つられて野菜や漬物、お菓子を買いました。うまかったわの!