日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「今日から、新学期。さて、二年生は、みんな、やって来るかな…」

2014-04-14 08:21:26 | 日本語の授業
 曇り。少し、寒い。来る時に、雨がパラパラと降っていました。

 4月も中旬に入ったというのに、「涼しい」と言うよりも、寒いのです。そういえば、かなり暖かいなと思っていても、来たばかりのベトナムの学生が、寒いと言って厚着をしていたことがありましたっけ。日本人の若者が長袖のシャッツ一枚で、フラフラ歩いていそうな真昼に。

 ちょうど、そんな感じなのです。もう4月ですから、もう少し暖かくてもよさそうなものなのに、今日はちと寒い。花冷え…は、過ぎたのでしょうね。桜も、「ソメイヨシノ」は、「蕊桜」姿も終わって、今は若葉を楽しんでも良さそうな具合なんですもの。

 今年は、桜が、パッと咲いて、パッと散ってしまいました。…しかしながら、それも、もしかしたら、桜に対する思いが、自分の中で、だんだんと重くなり、それが「心残り」という形になっているだけなのかもしれませんが。

 さて、学校です。

 今日から新学期。

 日曜日に、スリランカからの最後の二人が成田に到着し、あとはパキスタンの一人を待つばかりとなりました。

 「インド」にしても、「バングラデシュ」にしても、日本でビザが下りているというのに、向こうの国の方で揉めて、許可が下りない、あるいは、なかなか下ろしてくれないということが少なくないのです。

 「パキスタン」も、そうなのかもしれません。在日の兄弟もいて、しっかりとした後ろ盾があるというのに。私たちの方(日本人)からすれば、何が何だかわからないのですが、とはいえ、向こうの人たちからすると、「きっとこうだ。こうにちがいない」と思えるところもあるようなのです。

 こうなりますと、日本人の手には負えません。日本のビザが下りないというのであれば、(入管に)聞きに行ったり、それなりの手段を講ずる(説明の文書を出す。必要な書類を出す等)こともできるそうなのですが…、あちらではね。何が常識なのかもわかりませんし、何が問題になっているのかも判りませんし…。こちらでは手の打ちようもないのです、お気の毒なのですが。

 で、昨日着いた学生のことなのですが。

 ぎりぎりに間に合ったスリランカの学生は、今日、学校に手続きのために来る事になっています…。でも、来るでしょうかね、定刻に。どうも、スリランカの学生も、「あっ。あれしなくちゃ」とか、「急がなくちゃ、間に合わない」とかいった、いわゆる「焦る習慣」が、ない人たちが多いようですから。ましてや、来日したばかりです。どうしようかなと、のんびりしている間に、日が暮れて、今日が終わったなんてことにもなりかねません。

 とはいえ、この学校の学生が、迎えに行き、きっと「日本は、こうなんだよ」と話してくれているでしょうから、最初の頃のスリランカの学生に比べれば、もう少し早く、時間の観念が身につくかもしれません。

 さて、3月の末から、4月の新学期が始まるまで、新しい学生のことばかり書いてきたような気がするのですが、二年生は、どうでしょう。新しい人たちは、一時と言えば、一時に来る人が大半でしょうが、二年生は、まだ安見の習慣が抜けきっていない人も少なくないでしょう。それどころか、休みの間に、以前学んだ頃がきれいに消えてしまっている人だっているでしょう。

 今日から2週間ほどが大変です。きっと教室で厭になるくらい「…だって、忘れました」という言葉を聞くことになるでしょうから…。

日々是好日
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