日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

アルバイト探しは、随分楽になりました。

2017-05-25 09:38:57 | 日本語学校
雨。

昨夜から降っていたようです。今朝、窓を開けると、ベランダが濡れていました。それからしばらく止んでいたのですが、また降り出しました。小降りになったのを見すまして出てきたのですが、着くと、今度はザァッと来ました。そしてまた止んで…。今日は一日中、こんな感じなのでしょう。明日はどうかしら。

学校に「晴れ男」がいるので、多分、大丈夫…かな。確かに彼が来てから「課外活動日」は、雨に襲われていません。「雨」の予定だった日も、ズリズリとずって行き、いつの間にか曇りになっていたり…。と言うわけで、お天気はそれほど心配していないのですが…。もちろん、雨の横浜もきれいでしょうし、晴れの横浜もまたよし…で、好いのですけれども。

さて、学校です。

アルバイトの件なのですが、来日してすぐの4月生のクラスでは、すぐアルバイトが見つかった人もいれば、まだまだという人もいます。昨日、「クロネコヤマト」の方が二人、アルバイト募集に来られました。南船橋駅から歩いて15分ほどの所にあるそうで、ちょっと大変かなと思いながら、説明を聞いていたのです。が、今、「4月生クラス」に一人、ここでお世話になっている学生がいるので、彼に「どうだ」と聞いてみると「大丈夫」という返事。

それで置いてもらったアルバイト募集の紙を学生達に見せてみました。わからないことがあったら、T君に聞くように言って。見ていた一人がパチリと写真を撮りはじめると、釣られてほかの人もパチリ、パチリ。便利ですね。きっとそれを友人に見せ相談するつもりなのでしょう。

と、またアルバイトの紹介をしたいという電話。アパートで出されたゴミを片づける仕事らしい。「簡単だから外国人でも出来るだろう、好きなときに行ってやるだけだから。週に1時間か2時間だけだし」とのこと。まず、この「ゴミの分別」というのが、外国人にとってどんなに大変なことなのかがあまりよくおわかりになっていない。「教える」と言うけれども、教えてもきちんとできない人が多いということもおわかりになっていない。

いくら、無理でしょうと言っても、なかなか電話を切ってくれません。同じことを繰り返すばかり。おそらく本当にお困りなのでしょう。それに、「留学生は金に困っているから助かるはずだ。双方共にウィンウィンで、嬉しいはずだ」と思い込まれているようで、なかなかこちらの話を聞いてくれません。納得できないので、電話も切ってくれません。

きっとゴミの散らかりに困り、そういえば留学生がいた。彼らを使えばいいとなったのでしょう。好きな時間で週に1、2時間ほど、小遣い稼ぎになるから喜ぶはずだと思われたのでしょうが、私たちから見れば、きっと問題が起こる…。外国人に慣れていない人たちが外国人を雇えば、イライラが募り、きつい口調で文句を言い始める…のは目に見えています。

そういうことが、嫌になるくらいありましたから。

で、将来的にずっと雇ってくれそうな所には、こちらが出向いて、彼らのことを説明し(「日本の、こんなことがなかなか理解できない」とか、「これがだめなので容赦願いたい」とかあらかじめ言っておくのです)、向こうの方が「それでも試してみましょう」と言ってくださったら、雇ってもらう。もちろん、学生達にもきちんと言っておくのですが。

その場合、こういうアルバイトが週24時間(規則では)働かせてもらえるという場合に限っています。そうでなければ、学校は出張りません。そういう所では、うまくいけば、人が足りなくなったときに、こちらの学生をまた雇ってもらえることもあるでしょう。実際に連絡があり、毎年、切れ目無く働かせてもらえることになったお店もあります。

それでも、おそらく最初のころは店長さんも大変だったでしょう。いくら言っても、ぷいっと来なくなることだってあったでしょうし、連絡なしに休んだりすることもあったようでしたから。それに、「気遣い」が、非常に個人的なことであるにしても、国民性として、それが苦手ということだってあったでしょうから。

今、ありがたいことに、留学生たちは、それほどアルバイトに困っていません。多少我慢すれば(何せ、来日したばかりでは日本語が不自由なので、レストランやコンビニでというわけにはいきません。あちらからは「(したい人は)いないか」と電話がかかってきたり、向こうの方が出向いて説明してくださったりするのですが)、あまり遠くないところでアルバイトすることが出来ます。

こういうコンビニや工場では、外国人がたくさん働いているので、慣れているのです。上司が同国人という場合もあります。だから学生も行きやすいのです。困ったことがあったら、同国人の先輩に聞けるでしょうし。

日々是好日
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