またまた、国産400ccクラスですが、
最近のコストパフォーマンスを主軸に置いた他社の400ccスポーツと比べ、
逆に、かつてのハイパフォ-マンスに重きを置いて作られたのがスズキ「GSR400」だったりします。
今じゃ400ccクラスでは珍しいアルミフレームや、ワンランク上の足回り、
スロットルコントロールにABSなど、作りも内容も大型バイク並みの仕様になっています。
デザインに関しては好き好きがありますが、
V型エンジンを搭載した「グラディウス」同様にとても優れた400ccバイクと言えるんですよね。
そのエンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量が398cc。
最高出力は61psで6速MT、フューエルインジェクションシステムとの組み合わせです。
タイヤサイズはフロント120/70ZR17M/C(58W)、リア 180/55ZR17M/C(73W)。
ガソリンタンク容量が16リットルで、平均燃費は街中走行で約20km。
1回の給油で走れる航続距離が約320kmという計算になります。
登場は2006年からで現在も販売されている現行モデルです。
「GSR400」は元々「GSX-R600」のエンジンをボアダウンしたもので、
国産では400cc最高の出力を誇っています。
2008年の新排気ガス規制を一旦はクリア出来ず、廃盤化されるのですが、
2009年に対応モデルとして復活します。
ABS付きのモデルもこの時に登場し、現在に至ってるんですよね。
「GSR400」の場合、クラスは400ccですが、内容は600ccクラスと言っても過言じゃないです。
規制を超えた61psのパワーや、180あるリアタイヤのサイズなど、
頑丈で高価なアルミフレームも含め、他では考えれない仕様ですからね。
で、新車価格は885,600円(税込)。
さすがに他社の同一クラスと比較してもお高いです。
というか、個人的には逆によく100万円以内に収めれたなぁって感じですね。
スズキは独自の世界観を持ったメーカーで、たまにおかしなことを仕出かす感もありますが、
現在の400ccクラスに関しては正解を出してると言えます。
どこか物足りなさを感じるクラスに活気を与えてくれてるからですが、
あとはもうちょい、デザインを何とかして人気車種になって欲しいものです。
頑張れ!スズキ!!!(笑)