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『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』

2015年04月01日 | 映画(な行)
『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』(原題:Night at the Museum:
Secret of the Tomb)
監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー,ロビン・ウィリアムズ,オーウェン・ウィルソン,ダン・スティーヴンス,
   ベン・キングズレー,スティーヴ・クーガン,リッキー・ジャーヴェイス他

封切り日翌々日の日曜日、どこで観ようかと画策。
字幕版より吹替版のほうが圧倒的に上映劇場と回数が多いけれど、
私の笑いのツボ、ベン・スティラーオーウェン・ウィルソン
やはり吹替ではなく本人たちの声で観たい。
109シネマズ箕面で2,000円を払ってIMAX字幕版を観ました。

ベン・スティラーの日本での認知度はこれで急上昇したであろう『ナイトミュージアム』(2006)。
その第3弾ということで、ロビン・ウィリアムズの遺作にもなりました。
エンドロールでは彼とミッキー・ルーニー(昨年4月に死去、やはりこれが遺作)に
追悼の意が表されていました。寂しいですね。

ニューヨークのアメリカ自然史博物館
夜になると展示物が息を吹き込まれて動き出すこの博物館に
夜警として勤務するラリー(ベン・スティラー)。
このたび博物館にプラネタリウムが新設されることになり、
市長やお偉いさん方が多数出席する祝賀パーティーの準備にラリーは奔走。
展示物たちの協力も得て、当日を迎える。

パーティーで披露される奇抜な催し物は展示物たちの手動によるものだが、
出席者はハイテクを駆使しているものと思い込み、その技術に大興奮。
大成功と思われたそのとき、テディ・ルーズベルトの展示物(ロビン・ウィリアムズ)が暴走。
それに引きずられるかのようにほかの展示物たちも正気を失って大騒ぎ。
どうやら展示物に命をもたらしていたエジプト王の石版(タブレット)が魔力を失いつつあるらしい。
タブレットが魔力を失ってしまえば、展示物たちは二度と動けなくなるだろう。
ラリーは展示物たちの命を救うため、事情を知っていそうな前任の老警備員に相談、
タブレットの秘密を解く鍵はロンドンの大英博物館にあると教えられる。

ラリーとその17歳の息子・ニック、展示物の中からはテディのほか、
ジェデダイア(オーウェン・ウィルソン)、オクタヴィウス(スティーヴ・クーガン)、
アッティラ、サカジャウィア、エジプト王の息子・アクメンラー、
ラリーそっくりの原始人・ラー(ベン・スティラーの1人2役)、
そして猿のデクスターがロンドンへと乗り込むことに。
館長のマクフィー博士(リッキー・ジャーヴェイス)はパーティーの失敗のせいでクビになったのだが、
それを隠して上手く言いつくろい、ラリーらの大英博物館入りの手はずを整えてくれる。

大英博物館の女性警備員・ティリー(レベル・ウィルソン)の目をかいくぐり、
ラリーがタブレットを携えて夜の館内へ忍び込むと、
まだわずかに残る魔力のせいで、大英博物館の展示物たちも動き出す。
ラリーたちはエジプト王・マレンカレ(ベン・キングズレー)のもとへと急ぎ、
タブレットの魔力を回復させる方法を尋ねるのだが……。

ショーン・レヴィ監督の作品はいつも楽しい。
ずっと夢の世界にいたかったのに、97分と短くて残念。
尺が短いせいではないのでしょうが、
もっとスケールが大きいのかと思いきや、わりとこぢんまりしています。
前半は物足りなさも感じましたが、終盤が近づくほどにテンションが上がる。

同監督の『リアル・スティール』(2011)に主演したヒュー・ジャックマン
『ATM』(2012)のアリス・イヴが本人役でゲスト出演。
こういうお楽しみもあります。

1970年代のディスコナンバー、シェリル・リンの“Got to be Real”にノリノリ、
やっぱり楽しい“ナイトミュージアム”なのでした。

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