『私がクマにキレた理由』(原題:The Nanny Diaries)
監督:シャリ・スプリンガー・バーマン,ロバート・プルチーニ
出演:スカーレット・ヨハンソン,ローラ・リニー,アリシア・キーズ,
クリス・エヴァンス,ドナ・マーフィ,ポール・ジアマッティ他
原題は“The Nanny Diaries”、
ナニー、つまり、住み込みのベビーシッターの日記です。
原作の邦題は『ティファニーで子育てを』なのだそうな。
大学で経営学を専攻し、優秀な成績で卒業したアニー。
女手ひとつで彼女を育て上げた看護師の母は、
娘がマンハッタンの大手金融機関に勤めるものと信じて疑わない。
しかし、就職希望先で「あなたはどういう人ですか」と面接官に問われ、
アニーはまったく答えることができなかった。
セントラルパークのベンチに腰かけてぼんやりしていると、
ひとりでふらふら歩く幼い坊やの背後に
セグウェイ(立ち乗り電動二輪車)が迫っているのを目撃。
轢かれる寸前に助ける。
慌てて走ってきた坊やの母親は、見るからにセレブな女性。
アニーの名前をナニーと聞き違え、
ちょうどナニーが辞めたところなので雇いたいと言う。
母に嘘をつくのは心苦しいが、
仕事が決まらないまま家にいるのも気詰まりだ。
就職先が無事決まったということにして家を出ると、
アニーは高級アパートメントに住み込みでベビーシッターを務めることに。
高給で楽勝な仕事と思いきや、
天使のような笑顔からは想像もつかない坊やの悪ガキぶり。
息子の面倒はアニーに丸投げでわがまま極まりない母親、
仕事仕事と言ってはいるが、実際は秘書といちゃついている父親。
お金だけは有り余っているこの家族に振り回されるアニー。
上階にはハーバードのイケメンが住んでいるのに、
ナニーにデートは御法度で、恋も自由にできません。
母の期待に応えたいと、経営学を専攻していましたが、
アニーが本当に学びたかったのは人類学。
『ナイトミュージアム』(2006)の舞台にもなった、
自然史博物館が彼女のもっとも落ち着ける場所です。
そこで、彼女が出逢う人たちは、博物館のキャプションさながらに
映画を観ている私たちに表示される愉快な試み。
まるで、子守り版『プラダを着た悪魔』(2006)で、
あるシーンで読まれている本がその『プラダを着た悪魔』だったのがご愛嬌。
スカーレット・ヨハンソンが露出度の低い服を着て七転八倒する姿に
なんだか共感が生まれて応援したくなるコメディでした。
監督:シャリ・スプリンガー・バーマン,ロバート・プルチーニ
出演:スカーレット・ヨハンソン,ローラ・リニー,アリシア・キーズ,
クリス・エヴァンス,ドナ・マーフィ,ポール・ジアマッティ他
原題は“The Nanny Diaries”、
ナニー、つまり、住み込みのベビーシッターの日記です。
原作の邦題は『ティファニーで子育てを』なのだそうな。
大学で経営学を専攻し、優秀な成績で卒業したアニー。
女手ひとつで彼女を育て上げた看護師の母は、
娘がマンハッタンの大手金融機関に勤めるものと信じて疑わない。
しかし、就職希望先で「あなたはどういう人ですか」と面接官に問われ、
アニーはまったく答えることができなかった。
セントラルパークのベンチに腰かけてぼんやりしていると、
ひとりでふらふら歩く幼い坊やの背後に
セグウェイ(立ち乗り電動二輪車)が迫っているのを目撃。
轢かれる寸前に助ける。
慌てて走ってきた坊やの母親は、見るからにセレブな女性。
アニーの名前をナニーと聞き違え、
ちょうどナニーが辞めたところなので雇いたいと言う。
母に嘘をつくのは心苦しいが、
仕事が決まらないまま家にいるのも気詰まりだ。
就職先が無事決まったということにして家を出ると、
アニーは高級アパートメントに住み込みでベビーシッターを務めることに。
高給で楽勝な仕事と思いきや、
天使のような笑顔からは想像もつかない坊やの悪ガキぶり。
息子の面倒はアニーに丸投げでわがまま極まりない母親、
仕事仕事と言ってはいるが、実際は秘書といちゃついている父親。
お金だけは有り余っているこの家族に振り回されるアニー。
上階にはハーバードのイケメンが住んでいるのに、
ナニーにデートは御法度で、恋も自由にできません。
母の期待に応えたいと、経営学を専攻していましたが、
アニーが本当に学びたかったのは人類学。
『ナイトミュージアム』(2006)の舞台にもなった、
自然史博物館が彼女のもっとも落ち着ける場所です。
そこで、彼女が出逢う人たちは、博物館のキャプションさながらに
映画を観ている私たちに表示される愉快な試み。
まるで、子守り版『プラダを着た悪魔』(2006)で、
あるシーンで読まれている本がその『プラダを着た悪魔』だったのがご愛嬌。
スカーレット・ヨハンソンが露出度の低い服を着て七転八倒する姿に
なんだか共感が生まれて応援したくなるコメディでした。