はるみのひとり言

気ままなお散歩と猫と美味しいもん

マダム・マロリーと魔法のスパイス

2014-11-13 | こんな映画観たよ



映画館で観ました。

インドのムンバイでレストランを営むカダム家。
次男のハッサンは料理人の母親譲りの味覚の持ち主。
レストランは繁盛していましたが、ある晩政治絡みの暴動に巻き込まれ店は全焼。
母親まで失ってしまいます。
失意の父は子供たちを連れヨーロッパに移住を決め、ひょんなことから南フランスの小さな町でインド料理店を開くことになるのですが・・・。

チラシの印象からてっきりマロリーさんが魔法のスパイスで美味しいお料理を作り出すみたいなお話なのかと思っていたんですが、主役は間違いなくハッサンですよね。
その辺はアレアレ~だったんですがとってもハートフルで終始笑顔になりっぱなしでした。

南フランスにやって来てインド料理店を始めたカダム一家。
その向かいにあるのがマロリーさんが経営するフランス料理店。
なんとか営業妨害してやろうとするマロリーさんに抵抗するカダム一家。
ハッサンの父ちゃんとマロリーさんの掛け合いが面白い。
マロリーさんてなんていけずな人って思っちゃうんだけど、それは旦那さんから受け継いだ味を店を守るためで。
ある出来事で心底悪い人ではないことが分かるんだけど。雨の中落書きを消すマロリーさんが可愛かったです。

ハッサンが腕を見込まれてマロリーさんの店で修行することになるんだけど、このきっかけになるオムレツ作りのシーンが良くって。
出来上がったオムレツを食したマロリーさんの背中の演技がすごく印象的。
そうそう、ハッサンが持ってきた鳩料理のソースを食べたシーンも。
この表情と背中でものすごく美味しいんだってことが伝わります。そして食べたくなります。

ハッサンが母親から受け継いだ味と教えは貴重ですね。
食材を丁寧に扱い心のこもった料理。成功しても忘れない。
ハッサンの決断が良かったね。あのお店は星に関係なく愛されるお店になるでしょね。

ハッサンと彼女のラブもいいけど、やっぱり父ちゃんとマロリーさんのラブが気になってしょうがなかったわ。あの2人素敵だった。
魔法のスパイスってマロリーさんだったのかな?

南フランスの風景も素敵だったし、出て来るお料理が美味しそうでお腹が空きます。
冒頭からあのウニのスープがめちゃくちゃ美味しそうだった。

幸せ気分になれる作品でした


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