懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 背負い籠

2015年05月07日 | 懐かしい物
撮影場所 広島県油木町

腐葉土を運搬していた女性がいたので撮影させてもらう。
こんな背負い籠は木の枝を組み合わせ紐で自分で籠にしたのであろう。

腐葉土置き場から籠に腐葉土を入れ畑まで何往復も運んでいた。
冬に落葉を掻き集めて積みあげているようだ。
落葉が分解するには窒素が必要で化成肥料や鶏糞、牛糞一緒に混ぜ込むと分解が早い。
畑は腐葉土や有機肥料を入れないと土が硬くなる。
落葉をそのまま畑に入れるとコガネムシの幼虫が繁殖して植物の根や作物を食べるので
腐らせて堆肥になったものがよい。
考えて見れば作物の葉や軸、実や芋に大量の肥料分が必要である。作物を作った後は土から肥料分が失わるので還元してやる必要がある。

明治神宮100年という番組を見た。明治神宮は荒地に人工林であれだけの森を作った。
日本の原始の森を150年掛けて作る構想だった。一切人が手を加えず立ち入りも禁止されてきた。参道に落ちた落葉は掃き集め森に散布する。当初の構想を忠実に守っている。
伊勢神宮も世界遺産級であるが宮内庁が登録を拒否するであろう。





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