懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,219 滋賀県愛荘町の民家

2015年06月08日 | 日本茅葺紀行
滋賀県の茅葺きなど情報は余り持つ合わせていない。
あるとすればマキノ町の在原集落と永源寺町くらいのものだった。あとは新幹線の上から発見した民家や高速道路の上から発見した民家を後に訪ね歩いた。
滋賀県ならば高速を使えば麻早くでて夜遅く帰ればれば日帰りでも出来る距離だ。
しかし、定年後に自分一人で行って撮影が出来れば滋賀県をすべて回る事など訳なかった。
現在は家内に運転してもらい介助してもらいの旅なので牛歩のスピードである。
これが老いる事でもある。私の年齢の人ならばまだ元気であり老いるの言葉に怒り出す物もいる。

そんなことでぼちぼちと滋賀県の茅葺き民家を旅行のついでに撮影に行った。
この家は高速道路から見えた。
屋根にアワビの貝を乗せている。近畿の海のない地域でアワビを屋根に乗せる習慣がある。
あれはカラス除けか魔よけかアワビが食べられるという家の見栄がよくわからない。
アワビは穴が三つ開いているので針金を通し固定するのが便利である。
しかし台風が通過して風速40メートル以上だとちぎれて飛ばされるという。
昔、鳥小屋にイタチ除けにアワビを吊るしていた。キラキラ光るので動物がきらうのか
しかし、これが絶大な効果があるとは聞いていない。猫除けのペットボトルや案山子程度のものではないか

滋賀県の茅葺き民家は壁板にベンガラを塗る家が多い。京都北部でも見られる。