すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

インターネットをホントに「個室」だと思い込んだ人騒がせな実例

2007-12-09 00:26:12 | メディア論
 玄倉川さんの最近エントリ『ケンタッキーと「ゴキブリの言葉」』でさっき知ったんだけど、インターネットを「自分の領域」だと思ってたんであろう人の事件がすごいタイミングで報道されている。

「日本ケンタッキー・フライド・チキン」(東京都渋谷区)の千葉県内の店舗でアルバイトしていた高校3年の男子生徒(17)が、インターネット上の自分の日記で「店内でゴキブリを揚げた」と虚偽の書き込みを行い、同社に謝罪していたことが6日、分かった。(中略)

 同社によると、男子生徒は5日未明、会員制コミュニティーサイト「mixi」の自身の日記に「(吉野家の豚丼の騒動が)おもしろすぎでしょ。バイトしてればそんなことやっちゃうよねー。ケン○ッキーでゴキブリ揚げてたムービー撮ればよかった」などと書き込んだ。

●Yahoo!ニュース(12/6付)『「ケンタでゴキブリ揚げた」mixiに虚偽書き込み男子が謝罪』(産経新聞)


 この人は2ちゃんねるを騒がせたあげくに、謝罪の言葉がまた絵に描いたように「こんなに騒ぎになると思わなかった」

 私が昨日のエントリ『ソーシャルブックマークは「自分の領域」なのか?』で、インターネットは「自分の領域としてふるまったほうが世の中的にはおもしろい」と書いたのは、いうまでもなく実際には人に見られる公的空間だと意識した上でという前提つきだ。

 インターネットの一般化とその個室化は、メリットがある反面、弊害としてこんなノイズも撒き散らす。けど、だからといって「インターネットは害悪だ。廃止しろ」ってことにはならない。

 あえて言おう。

 まさにその同じ昨日、ロングテールを語ったまなめさんのエントリ『それをゴミにしか見えない人、宝の山に見える人』につけた私の要約ブクマ・コメントは次の通りである。

ゴミが増えたと感じたら、それは全体から見れば「宝がそこにある」確率が高まったってことだ、てな話。ふむ。これインターネットの本質だなぁ

『松岡美樹のブックマーク / 2007年12月07日』


【関連エントリ】

『ソーシャルブックマークで忘れがちな3つのこと』
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