南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

パワーはあっても重いからパワーウェイトレシオは変わらなかったりして

2017年06月21日 22時26分30秒 | daytona anima レプリカ


今日も本業が忙しかったんだがサッサと片付けてアニマレプリカを組んでいた。

今回は腰上なんだけどいつもの125ccとは少し違うから考えながらだと時間がかかり、
ヘッドのノックピンの位置が全く違うから軽く悩む。
ちなみにこのエンジンの場合だとオイルが上がって行くスタッドとその反対側にノックピンが入り普通のエンジンとは逆なんだよね。









いつものようにバルタイを出してデコンプがちゃんと動くか点検。

今回はバラす時に色々とマーキングをしておいたからあまり悩まなかったが、
前回のエンジンでは何げにバラして組む時に時間がかかったから、
初めてのエンジンや自信の無い作業の場合は写真撮ったりマジックでマーキングしておくと分かりやすい。














そんな訳で何とか完成。
このエンジンはもの凄く重いから完成したらスタンドに吊り下げたままにしておくとスタンドが痛むから早く降ろして梱包しておく。


このエンジンで今回悩んだのがミッションで、
いつものように組んでシフトを点検していたら全くギアチェンジ出来ず、
原因はベアリングが規定より少しだけ入っていなかったため、
ミッションのスラスト方向のガタが少なめになり、
シフトドラムが回転し難かったみたいだけど、
1ミリ以下のガタ不足でもギアチェンジが出来なくなっちゃうから、
ベアリングを入れる時は熱膨張を利用して入れたとしても、
レースはインストーラーで叩いて音を確認しベアリングがちゃんと入ったか確かめた方が良いかな。
こんな事のためにまたクランクケースを割る事になるから次回は気を付ける。


次のエンジンは1P56型150ccと125ccの1次側遠心クラッチエンジン。
今日カムイさんに届いたみたいだから明日取りに行って剥離から作るんだが、
今週末は雨みたいだから日曜日に作って梅雨明けまでにはエンジンを全て納めたい。

まぁあと残り5機あるんだけど…
コメント (1)
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