井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

伝統、その嘘と真。 日韓。

2015年07月22日 | 日記

東スポウェブ 「和紙韓国発祥」の噴飯
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/331188/

 

ユネスコから手漉きの和紙の技術を、無形遺産登録するよう勧告を日本が受けたことが気に食わぬとして、韓国側激怒の記事です。

軍艦島登録の際の、韓国側の妨害工作と同じパターンですね。

この時は幸い、これといった捏造をくっつけられず、「細川紙(ほそ かわし)」(小川町・東秩父村)と本美濃紙(ほんみのし)(岐阜県)と併せ、 「和紙:日本の 手漉和紙技術」として、ユネスコ無形文化遺産への登録されましたが・・・・

 

越前和紙 : 福田忠雄 (福井県指定無形文化財)

韓国は、「日本」刀から「和」牛まで、韓国発祥を言い立てるところなので
「和」紙も韓国発祥だと言われても、今更驚きはしませんし、何でもかんでも
日本発祥にしたいわけでもないのですが、文化成立の歴史に嘘をからめることは、創りだし編み出し伝承してきた先人たちへの侮辱であると思うので、
言わせて頂きます。

紙の成立は、このように「その使い方」とワンセットで検証されるべきで、とにかくウチが発祥だと言ったら発祥なんだ、と声の大きさで勝負するようなことは、やめて頂きたいと思うのですね。

どこが発なのか、それは二の次でもよいのですがたとえば「紙」を論じるならその紙を用いて、いかにその文化伝承が行われてきたか、併せて考えてみるべきでしょう。

日本は他国文化を素直に取り入れ、それを「頂いた」とすることに
なんのためらいもありません。そして、頂いた文化を自分のものとして
昇華、やがて日本独自の技術を編み出して来ました。

「墨流し」はすでに平安の頃にはあったそうなので、和紙の成立はその前から
あった、ということですね。

 墨流し染め

http://www.lightinghouse.co.jp/edogawa/

文字通り、墨の流れ具合広がり具合で一点ものの世界です。

 

手漉き和紙の世界

http://blog.livedoor.jp/airrealhigh/archives/55616295.html 

 

 


2 コメント

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Unknown (achabi)
2015-07-23 01:12:24
貴重なお話のアップ、いつもありがとうございます。

茶道・華道然り。
発祥と言い立て、ポットの湯を使う時点で、目が点になります。

和紙…。
日頃馴染みの無い生活をしている私でさえ、日本古来の技術や心を汚されてしまうようで、誠に不愉快な(発祥)発言です。

伝えられ続けて来た物、それらをこつこつと伝えるべく日々精進されている人々へのへの慈しみや尊敬、有り難さなど、朝鮮の人々には全く分からない事なんだと思います。

人も文化も上辺だけ…。

中には、誠に立派であると称える事の出来る朝鮮人も居るとは思いますが、その他大勢の人々は五十歩百歩なんじゃないかと。

この4年で、中国朝鮮を見るメガネは、完全に曇ってしまいました。
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追記 (achabi)
2015-07-23 01:15:14
厳しい暑さです。
人がバタバタ倒れる暑さです。

先生も、どうか御身大切になさってください。
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