井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

首相が休暇取っちゃいけませんか

2013年08月11日 | 歴史・政治

安倍首相が、豪雨で犠牲者の出る中、笑顔でゴルフに興じたというので、
民主党の幹事長に叩かれている。
まあ気分は判らぬでもないけれど、そこまで目くじら立てることだろうか?
総理の仕事は、皇族とは異なって国民の不幸に寄り添い「慎みの日」を
設けることではない。
内政、経済、外交が本分であり、それらを効率的にこなすには、
時折のレジャーも休暇も必要だろう。言わずもがな激務である。
こういう局面で、自宅にじっとしていれば叩かれはしないだろうが、
外にも出られないのでは気分転換にもならない。
大局的な視点で、総理の休暇やレジャーは許容してもいいと思う。

災害も規模の問題だと思う。災害を区別するわけでもないが、要するに
総理が陣頭指揮に立たねばならぬようなケースでない限り、
大いにむしろ休んで英気を養い、休みが明けたら大いに本分に邁進していただきたい、
と私などは思うのだが、いかがだろう。

皇族の中にも、最近慎みの日にも、全く慎まない方たちがいるようだが、
こちらはまずい。皇族はそれが「本分」「お仕事」なのだから。

 

 

 

 


5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (くおん)
2013-08-12 07:44:23
全く同感です!
首相就任以来、どれほどの激務をこなされてきたか。
野田元首相が負け惜しみで、国会で指摘してたじゃないですか。「就任後、安倍首相のその精力的な活動に驚くばかり」とかなんとか。

10日ほどお休みになる(それでも間で公務があるようですが)と知って、私は心底、安心しましたが。
民主が自らを反省することなく、何をもっともらしいことを言おうが、おまえが言うなよ、と、ますます人心は離れるばかりです。

お慎みの日、なんですか?それ、の世界でしょうね、今年もあの方々にとって。
昨日のそこまで言って委員会で、相も変わらず、竹田氏があの方の素晴らしさは宮内庁HPのお言葉を見ればわかる、どれほど常に国民の事を案じているか、わかるから、直接見なさい、と語ってましたが、周りはドン引きでした。田嶋女史のみ熱く同感してました。
そんなのとっくに皆、見てますって(笑)
文書なんか誰が考えてるか証明の仕様がありませんが、行動と生のお言葉は、いろいろ証明してしまうものですよね。
返信する
慎むことの意味 (井沢満)
2013-08-12 11:53:04
くおんさん

秋篠宮内親王殿下は、終戦の日(だったかな)など
公務でお出かけ最中でもお一人に
なられた時、黙祷されているやに
漏れ聞きます。

なぜ慎むのか、お分かりでない方たちは
ずっと分からないのでしょう。
「合理的」なので、自分の責任でもないことで、という如き感覚でしょうか。
そう言えば慰霊にも行かれませんね。
水俣病患者さんの慰霊碑など、関係は
大いにあるかと思うのですが、ここも行かれず、献花にいらしたのは「関係のない」秋篠宮ご夫妻です。

御立場上国民の痛みを「関係ない」位置に
ご自分らを置かれるのは違うでしょう。
返信する
溜め息の夏、今年のお題は静養の「静」(歌会始) (くおん)
2013-08-13 09:26:42
「合理的」にウケました(笑)
言い得て妙でございます。

どこまでも現実主義、俗物主義、目に見える物しか信じない、ネームバリューのあるものしか安心材料とされない女性と、スピリチュアルな感覚が研ぎ澄まされ、祈りを続け、目に見えないものから守られる女性とでは、住む世界が、パラレルワールド並みに違います。永遠に二つの価値観が、交わる事はないでしょう。

今年もご静養、昨日、第一段へお出ましになられたそうで。第二段、第三段とあるやに聞きますが、なぜ、この時期をお選びになるのか。

国民は、御先祖さまの供養を兼ねて、年に一、二度しか叶わない里帰りで、交通機関がどこも大変な状況にあるこの時期、大規模に足止めをなさる。
天皇陛下万歳と国を守るため、多くの民が散った戦いが終わりを迎えたこの時期、療養中の妃殿下を連れて、わざわざ静養へと移動なさる。
国民感情を逆撫でするのがそんなに楽しいのか、と思わずにいられません。
他に可能な日があの方々にはたくさんあるのですから。

内親王は曾祖父様、昭和天皇のお墓参りも一度もされてませんが。。。

本来なされるべき慰霊も、水俣は、心をお寄せになられるのは、いつも秋篠宮殿下のほうですね。先日の国際親善の旅を終えられてのご感想でも、水俣についてお触れになって。。
他所へいらしても、国のことを思う、忘れてはならない方々に想いを馳せる、これが「心を寄せる」ということです。
宮内庁HPを見なさい、という竹田氏は、わざと仰ってるのか?国際親善のご感想一つとっても、その差は歴然ですが。

国の歴史に大きく刻まれる悲しい事象に対し、もう済んだこと、自分には関係ないこと、とお見受けするそのご姿勢は、いかがなものでしょうね。

心静かに過ごしたいこの時期に、どうしても気が乱れます。修行が足りませんが、主人の里の護国神社みたま祭りへ参ります。
先生は、ご執筆、一つ終えられたとか。まだまだ酷暑ですが、ご体調を整え、鋭気を養って下さいませ。
返信する
はじめまして (カズン)
2013-08-13 14:59:50
いつも多方面の的を得たこちらのブログ毎日楽しみに拝見させて頂いております。

総理の息抜き休暇も突発であれ前からの調整であれ必要だと思います。目くじらよりもエンジョイして下さいの気持ちです。

それよりも休養中に静養と精力的に動かれるご婦人にこそ違和感を感じます。

笑顔で手を振る病気の嫁と挨拶出来ないふて腐れの娘と幸せを演じてる一家の方こそ

自宅でお休み頂きたいです…
返信する
摂理 (井沢満)
2013-08-13 18:19:27
くおんさん

そうですねえ、国民の大多数がこの時期しか、休暇が取れず、郷里の家族と会うにもこの時期に混んでいることを承知で大移動するのですよね。
わずか3,4日間など、ずらせるお立場ですよね・・・。国民のことを思うならば。

カズンさん

「お慎み」は皇族のもので、総理のものではありませんね。皇族にすら慎まない人たちがいるというのに、総理がなんで慎まないことを非難されるのか。それも小さなとは言わないが、全国規模サイズの災害でもないのに。

安倍さんが偽善者なら、しおらしくポーズだけでも取るでしょうが、そんなエセ誠実な総理なら、要りませんね。
返信する