チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

春のコート

2024年03月26日 05時09分29秒 | 身の回りのもの

大雨、12度、97%、雷

 三月の半ばを過ぎると道行く人が軽装になります。風も吹けば気温も上がらない日でも重い上着を着ている人を見かけません。お若い方ばかりではなく、私年配の方も颯爽と春物の上着をお召しです。この私まだ厚手のコートを着ていたいと思います。たった2日でしたが香港に帰っていたのでしみじみ寒いと感じます。でも、周りがみなさん薄手の物を着ているので私もやっと春のコートを出して来ました。

  20年以上前の「エルメス」のシルクのコートです。なんでもないデザインはいつまで経っても着ることが出来ます。軽い上にシルクなのでシワができません。幾度もトランクに詰めて旅行に持って行きました。ヨーロッパでの早朝の飛行機の乗り換えの時など重宝したコートです。

 もう一つは「マルニ」のトレンチコート。これも10年以上前のものです。今のデザイナーではなく初代のデザイナーの「マルニ」が好きです。トレンチコートはこの「マルニ」の前に「エルメス」のものを持っていました。正統派トレンチコートでした。肩のストラップ、背中は雨除けに二枚重ね、ゆっくりした身幅。いい品でしたが重いコートでした。小柄な私は着ているだけで疲れました。自分には不似合いと判断して若い友人に譲りました。その後、見つけたのが「マルニ」のトレンチコートです。

 肩ストラップはありませんが、大きなベルト、背中の雨除けの二枚重ねはトレンチコートそのものです。一番小さなサイズですので身幅が私にぴったりです。「エルメス」のトレンチコートで懲りている私でしたが「これ!」と決めた理由は実は襟の形です。 フラットカラーではありません。優しいカーブの襟が二枚重なるようなこの襟が決め手でした。こんな襟を作っていたのが初代のデザイナーです。この襟には仕掛けがあります。襟ぐりにぐるりと回った紐を襟の下でボタンで留めます。 するとこんな表情のある襟が出来上がります。紐の端が襟から出ているのが嫌なのですが。コットン素材ですが細身なので軽いのがありがたいコートです。

 季節の服を出してくるとボタンやほつれをチェックします。どれも古い服です。この2着のコート、思わぬ類似性を見つけました。黒のコートは一番上に2つボタンがあるだけのコートです。風除けをしたい時は細い共布のベルトを回します。 一番上の小さなボタンは紐状のストラップに留める仕組みで、襟元が閉まります。この2着ともに襟下のストラップで襟を締める仕組みでした。10年以上経って発見した共通性、こういうのが私の好みなんだと改めて教えられました。

 ここ数日、雨が続いています。お家でズボラな服装でもお散歩の時、このどちらかを羽織るとすっかり隠されて重宝です。コートの下には厚いダウンのベストを着込んでいます。コート一枚で出かけるにはまだ私には早過ぎるようです。

 


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