チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

護国神社の蚤の市

2017年05月21日 | 日々のこと

晴、19度、62%

 昨朝、いつものように大濠公園目指して走りに出ました。大濠公園の南には福岡県の護国神社の杜がこんもりと見えています。護国神社の横道を走り大濠公園に入ります。土曜日の朝、いつもなら犬のお散歩の人が歩いているばかりですが、軽トラックやライトバンがずらりと並んでいます。荷台には、鉄のフェンスや大きな箱、植物の植木鉢が見えます。道の角まで来ると、「護国神社蚤の市 搬入車はこちら」と手書きのビラが貼られていました。

 日本の蚤の市に行ったことがありません。テレビなどで見る蚤の市は、和服の古着やら骨董の類を思い出させます。予定していた来客が午後になりました、昼前、ソワソワと蚤の市に出かけてみました。気温はすでに30度近く、青空が広がっています。本殿を離れた脇の参道に蚤の市は立っていました。

 朝から気になっていた植物はサボテンや食虫草ばかりです。脇参道の端から端までそれぞれので店がテントを張っています。私の想像してような古着、屋骨董ばかりではありません。手作りのジャムや焼き物、 こちらは手作りのブラシ屋さん。洋ブラシですがいいのもが置かれています。美味しい匂いがすると思えば、 釜焼きピザやケバブのサンドイッチなどが出ています。昔ながらの焼きそばたこ焼きもありますが、しゃれた蚤の市です。お若い家族連れがいっぱい。ブラブラとお店を覗きます。 バスケット、 ラメキンの食器、 犬のスナックや服を売るお店も人気です。

 以前この家に求めたテーブルランプのところで書いた私が中学、高校と欲しかった、 バンカーズランプも売られています。手前がバンカーズランプです。食器などの紛れて置かれていたのが、 これまた中学高校と欲しかったオリベッティの赤いタイプライターです。昭和40年代の後半、この赤いタイプライターは画期的な色でした。 給食で使われたアルミの食器も山積みです。手に取っていると私の背後でお若い女性が「懐かしいねえ。」とおっしゃいます。長く使われたアルミの食器です。

 昔欲しかったものを目の当たりにして気持ちが高揚しています。人の流れの間からチラッと陳列棚に固定された黒いものが見えました。 この黒と赤のコントラスト、目が止まって動きません。紛れもなく、主人が結婚前から使っていた手回しのコーヒーミルです。懐かしい重み、鋳物ですからどっしりとしています。イギリスのスポング社が作っています。まさかこんなところで会えるとは思ってもいませんでした。おじさんにお値段を聞きます。このミルはコーヒーを受ける小皿がついているのですが、欠損したというのでお安くしてもらいました。香港まで連れて行っておきながら、香港の最後に家に移った17年目に始末したコーヒーミルと同じものです。1週間後に戻って来る主人へのプレゼントのつもりです。使わなくてもいい。今の家の台所にはこれをネジで止めつける場所があります。

 紙袋に入れられたコーヒーミルは重たいのですが、心は重さより嬉しくて軽々としています。 西洋圏の初洗礼の時のベビードレスなどを横目にそそくさと家に戻りました。

 今日は手作りの品物が中心の蚤の市が立つそうです。主人の驚く顔が楽しみです。


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