晴、19度、86%
久しぶりに和菓子を作りました。ずいぶん長いことあんこを作っていなかったように思います。おはぎはお饅頭屋さんの和菓子です。もち米を蒸してあんこで包むだけの簡単さです。もちろん秋彼岸ですから、秋の七草「萩」に見立てて粒あんにしました。大きなぼた餅も好きですが、小ぶりの二口おはぎです。
父の出兵中、祖母がおはぎをお重箱にいっぱい作って面会日に届けたのだそうです。祖母の見ている前でお重のおはぎがなくなってしまった、というほどのおはぎ好きな父でした。まずはお仏壇に。生きていれば96歳でしょうか、この年代の方は男性ですら、おはぎが好きな方が多いように思います。同じ年の亡くなった義父もおそらくおはぎが好きだったと思います。二軒分のおはぎです。主人の実家にも届けます。
春彼岸には、お墓掃除もおはぎの準備もできるほど私に余裕がありませんでした。秋彼岸の入りの日、二軒のお墓掃除に行きました。私の実家のお墓は街の中、主人の実家のお墓は山の中腹にあります。お墓掃除を終えて、お花を供えて。お中日の昨日はおはぎを作って。やっと暦に則った生活ができるようになりました。大きな引越し、モモさんを亡くしたこと、ひとつひとつ乗り越えて私が元気でいられることを先祖に感謝します。みんなが見守ってくれています。
一晩置くと硬くなってしまうおはぎでしたが、昨日はもち米を2度蒸しました。先ほど一つ口に放り込みましたが、柔らかです。一手間かけただけで、日持ちのよいおはぎができました。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、急に涼しさを増して来ました。今日の朝ごはん、おはぎです。